メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

昔懐かしナポリタン

2015-09-30 14:03:48 | 食文化
「ナポリタンスパゲッティー」って
どうしてこんなに懐かしいのでしょうかねえ。
子どもの頃は母の作ってくれるナポリタンが大好きでした。

時々むしょうに食べたくなって
ちゃちゃっと作りたくなるもののひとつです。
とっても簡単ですし。

面白いのは
この懐かしのスパゲッティ―
実は日本が発祥の地。
横浜のホテルニューグランドで始まったのですって。

80年代には一度メニューから消えたものの
また91年に復活したそうで
今でも週末には1日100食が出る大人気の「日本食」(笑)。
そんなことをある会で聞きました。

どうりでナポリできょろきょろと探しても
見つからなかったはずですよ(笑)。

横浜ニューグランドのナポリタンはいただいたことがありませんが
郷愁のナポリタンは決してアルデンテなどではなく
う~ん、どちらかと言えば
ケチャップがからんだクタクタのおウドン。
そこがまたおいしいのですが(笑)。

そんな「ナポリタン」をトルコのアンカラで見つけたんです!
場所はアンカラで一番賑やかな一角の「若者に人気のあるレストラン」。
たしかに若い人たちでいっぱいでした。


テーブルはこんなですし


ウェイターのお兄さんはやたら流暢なアメリカンイングリッシュを話します。

テーブルの上には
まあ珍しいことに、ケチャップとマヨネーズ。


興味津々でメニューを広げたらあったんです。
まさかの「Napolitan」が!

でも、運ばれてきたのは、、、、、、

懐かしのナポリタンとは似ても似つかぬものでした。
ケチャップも絡まっていませんし
トップが溶けたチーズで覆われています。


だめ、だめ、だめ。
ナポリタンはやっぱり
玉ねぎとハムとケチャップと粉チーズでなければねえ。

ちなみに
日本で「ナポリタン」と呼ばれるようになったのは
トマトの産地ナポリからの発想だそうです。

どうしてアンカラのレストランに「Napolitan」があるのかしら?
日本からのブランド輸出(笑)?
それともトルコの人たちも同じことを思いついたのかしら。
トマト→ナポリって。

ちょっとこんがらがってきましたよ。
とはいえノスタルジー満載のナポリタンです。

9月の最後の日になりました。
どうぞ良い一日を!


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ワカモレのライブショー

2015-09-27 23:50:33 | グルメ
コストコでたくさん買ってきた物の中には
こんな冷凍のアボカドもあります。


半分に切って、皮も種も取り除かれていますので
解凍さえすれば、ワカモレだってすぐにできます。


賞味期限は来年の12月。
便利ですよねえ。

ワカモレと言えば
ワシントンDCの真ん中に、ちょっと面白いメキシカンレストランがあるんです。

ここのワカモレは大人気。
だって、注文をすると目の前で作ってくれるんですもの。
まるでショータイム(笑)!

ワゴンの上には石の器とアボカドとライムとチーズ

さあ始まりますよ。

アボカドを目の前でむいて切って石の器に入れて
ライムを絞って


トントンと叩いてつぶして


チーズを入れてよく混ぜます。


これがこのままテーブルに置かれます。


店内はまるでメキシカンらしくありません。
こんな蝶々が飛んでいます。


そしてカウンターの向こう側には
せっせと働くこんな美少女がいるのです。


「Oyamel」です。


401 7th St NW, Washington, DC 20004

さてメイおばさん、この冷凍アボカドで何を作ろうかしら。
クリームチーズと合わせた冷たいスープ?
マカダミアナッツと一緒にハワイアンディップ?
そしてもちろんワ・カ・モ・レ!!


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娘の鯖サンドそして、、、、

2015-09-24 23:57:32 | びっくり!
トルコの本家本元サバサンド、いえ「鯖サンド」と
中央高速の談合坂パーキングエリアででの「鯖サンド」
そんなことをおしゃべりしたのが
9月初めの日のことでした。

その1週間後に娘の家を訪ねたら
「ママ、お昼食べていかない?」

なにが出てくるのかと思ったら
俎板の上で焼いた塩鯖を切り始めた娘。


正方形の食パンをトーストして
バターを塗って、レタスをたっぷり


その上に焼いた鯖をのせて
マヨネーズベースのソースをかけました。

最後にパンをかぶせて二つに切って


「はい!鯖サンド。
 たぶんママが好きじゃないかと思って、、、」


う~ん、怪しい。
これまで鯖サンドのことなんて話したことないのに、、、、

以来黒い疑惑が、、、、(笑)。
もしかして、もしかしたらメイおばさんのこのブログ
読んでいたのかしら。
いえ、まさか、、、、
家族も知らないブログのはずなのに、、、、、
単なる偶然ですよね(冷や汗)。

いずれにしても、ドッグ型のパンではなくて
食パンを使った変形鯖サンドもなかなかおいしくて


「残り物だけれど、、、」と言いながら
温めなおしてくれたネパール風お豆のスープもとてもおいしくて


一緒に車で買い物に出かけて
二人でたくさん食材を買って
戻ってきたら

「ママ、どうせだからゆっくりして夕飯も食べていかない?」

何を作るのかと思いきや
小松菜を茹でて


大葉でくるんだ鶏ひき肉を焼いて


茄子と油揚げの味噌汁と


マグロと胡麻ペーストの和え物が、、、、、、


若いのにまあ、なんと渋いことでしょう(笑)。
おいしくいただきましたよ。
ありがとう。

「ねえねえ、それどうやって作るの?」

と、いつの間にやら娘に教えてもらうようになりました。
母の退化か、娘の進歩か
どちらににしても嬉しいことです。


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友のバースデーランチは「パリの朝市」

2015-09-23 23:52:45 | レストラン

仕事を辞めたら
余生のうちの2年ぐらいをパリで暮らすのが夢だと言う友は
アメリカ留学を経た後で
日本の大学でフランス文学を専攻しました。

初めて会ったのは
大学を卒業して社会人となった職場でのことでした。
以来何十年たったでしょう。

もう一人の良き友との三人組で
結婚やら、出産やら、海外暮らしやら
親の介護や見送りなどを通り抜けながら
会えば一緒に笑ったり泣いたりしては
付かず離れずの距離で
思い出を積み重ね
ここまで一緒に歩いて来ました。

今日、そんな友の誕生日を祝ったのは
友の夢に近づくような名前のレストラン
「パリの朝市」です。


特にパリの雰囲気でもなく
とりわけフランス料理というのでもなく
料理のお値段も、ワインのお値段も高めなのですが
この際、名前と謳い文句を最優先したのです(笑)。

「銀座4丁目で創業35周年。パリの街角にあるような暖かな雰囲気のお店です。」

3800円のランチコースは
とてもとても美しく盛り付けられていますけれど
アメリカ帰りのメイおばさんからしたら
「えっ、こんなに少し? こんなに小さいの?」

もっともそれがパリのエスプリなのかもしれませんが
アメリカ人が見たら、メインディッシュさえも
一口オードブルに見えるかもしれません(笑)。

それでも学ぶことはたくさんありました。
たとえば器の選び方、料理の盛り付け方、、、、、

白い陶器の大きな丸いお皿の上に星形の紙レース
その上にガラスの小鉢がのせられて
中味は、天使の海老とえのきだけ、しめじ、ズッキーニとグリーンアスパラ
そして飾りにイタリアンパセリ


大きなお皿の上には黄パプリカのソース。
その上に真鯛とトマトと茄子が重ねられています。
どんな色よりも白いお皿が似合います。


真ん中にくぼみのある白い大皿にはステーキですけれど
アメリカのステーキを見慣れた目には
驚きの小ささです。
けれども大きな器に小さな中味、というのもまたお洒落だと思うことにしましょうか(笑)。


デザートはこの中から3つを選びます。


メイおばさんのお皿には、抹茶のシフォンケーキと
バナナとパッションフルーツのムースと
桃のコンポート。


別の組み合わせを選んだお誕生日友の
バースデープレートはこちらです。


お誕生日って
祝うも祝われるも
いくつになったって嬉しいもの。

さあて、次は誰のお誕生日かな?


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バーミックスタイプで簡単スムージー

2015-09-22 22:01:51 | びっくり!
3食をきちんと食べなければいけません!
と言う人たちもいれば
一日一食が理想です!
という人たちもいて
とかく古今東西いろいろです。

○○ダイエットと称するものだって
いったいどれだけ流行りすたりがあったでしょう。

メイおばさんは思います。
もちろん質の良い物を偏りなく食べるのが理想ですけれど
「○○しなければいけない!」
「○○を食べなければいけない!」
などとストイックに律するのではなく

自分のからだの声を聞きながら
食べたい時に食べたい物をほどほどに食べればいいのかな
人それぞれに適した食習慣というのがあって
それで快適、それで健康なら
それでいいのかな、などと思っています。

たとえばメイ家ですが
頑固者のメイおじさんはどう言おうが「Going my way」
朝はコーヒーしか飲みません。
しっかり食べるのはお夕飯だけ。
それなのに病気ひとつしません。

けれども、やっぱり心配ですから
お昼ご飯の代わりにフルーツや野菜をたくさん使って
スムージーを作って飲んでもらうのが習慣になりました。

決まった組み合わせは特にありませんが
少なくとも数種類は使うようにしています。
蜂蜜を加えることもあります。


ワシントンのキッチンでは
スムージー専用にこんな『Nutri Bullet』なる優れものを使っています。


けれどもシアトルと東京では
こんなバーミックスタイプで簡単に作っています。


本物のバーミックスはお高いのですが
バーミックス「タイプ」でしたら
お安く買えるものがたくさんあります。

東京で使っているものはブラウンのバーミックスタイプ。
アマゾンで買いました。

しかもこの「バーミックスタイプ」たるや
ポタージュタイプのスープを作る時には
煮込んだ野菜の鍋の中で動かすだけ。


とても重宝しています。
洗うのも超簡単です。

ガスパチョだってあっと言う間。
まさに一家に一台、「バーミックスタイプ!」です(笑)。


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パセリ、セージ、ローズマリー&タイム

2015-09-21 23:23:03 | レシピ
Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme,
Remember me to one who lives there,
For she once was a true love of mine.

(スカボロー市場に行くんだって?
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこに住むある人によろしく言ってくれ
彼女は私の恋人だったのだから。)

もしもこの英語を読んで
ア~イム ゴーイン スカーボーフェア
と自然にメロディーがついてしまうあなたは
そう、私と同じ時期に青春時代を送った方でしょうか(笑)。

サイモン&ガーファンクルの男性二人組が歌うこの歌は
元々は古いイギリスのバラード。
単純な歌詞と二人の澄んだ声、それがギターの爪弾きに乗って
何ともいえぬ哀愁を漂わせます。

1967年に封切られた切ない名画「The Graduate」(卒業)の中で流れたこともあり
深く私たちの記憶に残ることになりました。

趣味のひとつが料理かな?というメイおばさんは
どこにいても相変わらずせっせと献立を考えては
せっせと作り、せっせと楽しく食べています。

お客様が来る日などは
朝から一日中、キッチンで鼻歌混じりで働いています。

シアトルでのある日のこと、、、、、

気づいたらなぜか歌っていたんですよね。
「ア~イム ゴーイン スカーボーフェア
 パーセリ、セージ,アン ローズマリ タイ、、、、、、、」


だって目の前には
パセリと(と言ってもイタリアンパセリですが)


セージと


ローズマリーと


タイム


偶然に、ほんと、偶然に並んでました。
そりゃ鼻歌のひとつも歌いたくもなりますよね(笑)。

それで何を作ったのかですって?
はい、これです。
中世イタリアのレシピによるドレッシングの作り置き。

<1カップ分>
□イタリアンパセリ 細かく刻んで大匙3杯
□セージ 細かく刻んで小さじ1杯
□ローズマリー 細かく刻んで小さじ1杯
□タイム 細かく刻んで小さじ1杯
□オリーブオイル 4分の3カップ
□ワインビネガー 4分の1カップ
□塩、黒胡椒適宜

これらを全部混ぜ合わせるだけ。


レオナルド・ダ・ヴィンチが大好きなドレッシングだったんですって。

ということで、このハーブたっぷりのドレッシングは
我が家では「ダ・ヴィンチドレッシング」と呼んでいます。

セージとローズマリーの代わりにスペアミントを使うレシピもあります。
メイ家は気が向くとこのドレッシングをたくさん作っては
色々なサラダや料理に使っています。

そのたびにな~んとなくルネサンス気分になるのですから
単純なものですよね、まったく(笑)。

  
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あっちもこっちも「TERIYAKI」!!

2015-09-20 23:46:55 | 食文化
「照り焼き」と聞いてすぐに思い浮かぶのは何でしょう。
メイおばさんはやっぱりブリかしら。
要するに、醤油と日本酒と砂糖をあわせたり、
醤油と味醂をあわせたタレを使った日本料理(のはず)。

その「照り焼き」が「TERIYAKI」となって
今や世界のあちこちで見られるようになりました。
気楽に入れるカジュアルなレストランや
ショッピングモールのフードコートでも
定番人気メニューです。

シアトルの大学通りにだって、こんな看板がたくさん!


ハンバーガーと照り焼きが並んでいたり


「TERIYAKI」プラス「ICHIRO」という二つの人気者が組み合わさった店もありますよ(笑)。



なにせイチローさんと来たら元シアトル・マリナーズ
シアトルのヒーローでしたものね。

スーパーではこんな海苔がありました。

「照り焼き海苔」って日本にもあったかしら。

とりわけ日本人留学生が多いわけでもないのに
大学通りにはこんな日本語の看板だって堂々と掲げられているのです。


ところで、こちらも日本語から英語になったもの。
UDONと


SAMURAIです。


看板を眺めだけで楽しくなります(笑)。

   
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オリーブオイルとの出会い~モリアエレア

2015-09-19 23:52:16 | オリーブオイル
実はメイおばさんたら
オリーブオイルフリークで(笑)
我が家では揚げ物でも炒め物でも
全部オリーブオイルを使っています。

バター大好きな夫さんを少しずつ
オリーブオイル派に「改良」したりもしています(笑)。

ところが、このオリーブオイルたるやなかなかの曲者で
実に奥が深いのです。

しかもすぐにご機嫌を損じて
ちょっと放っておこうものならストライキを起こし
香りも放棄してしまうし
場合によっては「酸化」というとんでもない変化を起こします。

難しいのは、味見をして買うことができないこと。
瓶の具合や、ラベルを読んで「勘」で行くしかないのです。

そしてなかなか手ごわいことには
値段が張るからと言って、良いオリーブオイルとは限らないことです。
お安い価格のものだって、これは!と言うものに出会うことがあります。

ですからメイおばさんは
初めてのブランドはなるべく小瓶のものを買います。
そして「うん、これは!」と納得したら大瓶にします。

と言ったって、小瓶と大瓶の両方があるとも限りませんから
なかなか難しいのです。

良い悪いよりはもっと感覚的に、好きか嫌いかでいいのですが
好きなオイルを見つけてたくさん買い込んだとしても
いったん蓋を開ければどんどんと劣化していきます。

今回もそうでした。
アメリカ暮らしの直前まで使っていた2種類のオイルは
暗い所に置いておいたにもかかわらず
酸化こそしていませんでしたが、帰って来たら全く香りが飛んでいました。
もったいないと思いながらも潔く捨てました。

いわば趣味、いえ道楽のようなもので
いろいろなオリーブオイルを試していますけれど
最近ちょっとした出会いがありました。

アメリカに行く直前に
三越伊勢丹のカタログの裏表紙の広告に魅かれて
注文してみたのです。


それが昨日のこの写真にも姿を見せていた
ギリシャのオリーブオイル「モリア エレア」でした。


直観は見事に当たって
この、ギリシャにしては珍しく(失礼!)センスのよいボトルの中のオイルは
白いラベルの「マナキ」種も、青いラベルの「コロネイキ」種も
うっとりするほどの香りと味でした。


とはいえ、そのままアメリカに運ぶのはいかに何でも重くて無理ですから
こんなプラスチックの容器に入れて持って行きましたよ。


こんな風にオリーブオイルのことについて書いていたら
何ページにもなってしまいそうですので
また少しずつ小出しにしていきますけれど
今日はこれだけ最後にお伝えしてお開き。

冷蔵庫には入れないでくださいね。
日の当たらない所に置いてくださいね。
いったん蓋を開けたらなるべく早く使い切ってくださいね。
目安は一か月かしら。
メイおばさん家は、1週間も持ちませんけどね(笑)。
       

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フェタとトマト~クレタ島のダコスです

2015-09-18 23:24:56 | レシピ

昨日ご紹介したのは
ギリシャの山羊のチーズ、フェタと春巻きの皮を使った
超簡単な一口チーズおつまみ。

今日ご紹介するのは
同じ日の同じテーブルにのせた
やはりフェタチーズを使った
これまた、もっと簡単なおつまみです。

ギリシャはクレタ島の代表的なカナッペ「ダコス」です。
イタリアのブルスケッタに良く似ていますが
パンではなく、カチカチのラスクを使います。

そのカチカチ加減と言ったら半端じゃありません(笑)。
クレタ島ではどこの家庭でも食糧棚にあると言われる
固いこげ茶色のラスクがあります。

どのくらいカチカチかと言えば
とてもじゃありませんが歯が立ちません。

じゃあどうやって食べるのかですって?
そう思いますよねえ(笑)。

はい、水を含ませてから布巾にくるんで水気を切るんです。
いっときクレタ島の田舎にホームステイをしていたことがあって
その時におばあちゃんから教えてもらいました。

簡単でとても美味しいのですが
(フェタさえ苦手でなければね)

困ったことに
カチカチラスクなんて日本でもアメリカでも手に入りません。

いつもあきらめては
なるべくそれらしいクラッカーやパンを使ってきましたけれど
先日、こんなものを「成城石井」で見つけました。


ちょっと大きいかなと思ったのですけれど
ためしに買ってみましたよ。

こんな大きさのシャキシャキ軽いラスクが13枚入っています。

オランダ製ですって。
こんなことが書いてありました。

「ラウンドラスクプレーン
 サクサクとした軽い食感でシンプルなのに美味しい丸型ラスク。
 クリームチーズやハムなどをトッピングしてオードブルとしてもおいしく召し上がれます。」

今まで色々試した中では一番良かったように思います。
もちろん水を含ませて柔らかくする必要などありませんから
このまま使えます。

これは裏側。

こちらは表側。


レシピと言うほどのものでもないのですけれど、、、、、、

1. トマト1個とフェタチーズ1切れを細かく刻んでラスクの上にのせて、オレガノをパラパラ。

2.オリーブオイルをまわしかけましょう。

お好みで玉ねぎのみじん切りを散らしてもいいのですけれど
散らさなくたってシンプルで十分美味しい「ダコス」です。

メイおばさん、この日はこんな風に1の段階でテーブルに運んで


2はテーブルの上でご自分でやっていただきました。
「最後の一仕上げはご自分でどうぞ」
というのもまたちょっとした参加型の喜び。


そうそう、この写真のオリーブオイルですが
最近の大ヒット、感激的な出会いでした。
これについてはまた明日にでもね。

       
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たった3ステップのチーズパイ

2015-09-17 19:09:38 | レシピ
お客様を3人お迎えすることになって
しかも、話のテーマはオリーブオイル
しかも、3人のうちおひとりはギリシャの方。

「お昼をすませて行きますから」と、お約束は午後の2時。

それでもやっぱり何かを作りたいのがメイおばさん。
けれども、こんな時
もしも手の込んだ物にしたら、かえって気を使わせてしまいます。

う~ん、簡単で、おいしくて、さりげなく
オリーブオイルをたっぷり使って
できればギリシャのものがいい、、、、

の条件をクリアしたひとつが
ギリシャのティロピタ(チーズパイ)をイメージして
手でつまんでパリパリと食べられるもの。

フェタチーズ(ギリシャの山羊のチーズ)のパイです。
パイと言ってもたいそうなものではなく
春巻きの皮を使います。

10枚入り春巻きの皮を半分に切って


片面にオリーブオイルをぬって
こんな風に中味を置いて
三角、三角に折って行きます。

オリーブオイルをぬっていますから
三角形の辺も角もぴったりくっついてくれます。

これを200度のオーブンできつね色になるまで15分ほど焼くだけで


ギリシャ人のお客様も大喜びしてくれた
「ティロピタキア」(ミニチーズパイ)のできあがり。


熱々パリパリを食べましょうね!!


本当はね
「フィロ」と呼ばれる薄い薄い皮を何重にも重ねて作るのですけれど

その昔、「フィロ」を作るのはギリシャ女性の「たしなみ」だったのですけれど

今や本場ギリシャばかりでなく
アメリカのスーパーですら冷凍の「フィロ」が手に入るようになりました。

でもメイおばさん、日本では春巻きの皮を使います。
そして、フェタチーズのツンとした匂いと味を少しばかりマイルドにするために
粉チーズやシュレッドされたピザ用チーズも一緒に使います。

春巻きの皮は10枚入り。
二つに切れば20枚。

ということは20のチーズパイができたはずなんですが、、、、、
メイおばさんは遠慮して2つしか食べなかったはずなんですが、、、、、

どうしてかしら。
お皿の上にはひとつも残っていませんでした。

料理人にとってはとっても嬉しいミステリーです(笑)。

20個分の材料
□春巻きの皮 1パック
□フェタチーズ(ギリシャの山羊のチーズ) 1パック(200gぐらい)
□粉チーズまたはシュレッドチーズ 2分の1カップ
□玉子 2個
□パセリのみじん切り 少々
□オリーブオイル

1. フェタチーズを砕いて


粉チーズ(シュレッドチーズ)、溶き玉子とパセリと一緒に混ぜ合わせておきます。


2. 正方形の春巻きの皮を縦半分に切って、表面にオリーブオイルを塗り、角に1を大匙1杯ほどのせて、三角形に折り返していきます。

3. 200度のオーブンできつね色になるまで焼く15分焼きましょう。

あとの3品についてはまた順次。


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