メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

一杯のカプチーノから

2016-07-14 04:24:49 | 食文化
若い友とランチの後に立ち寄ったのは
一瞬イタリアにタイムスリップしてしまったのかと思うぐらいに
イタリアンなカフェ。

美しいタイルの丸テーブルはひとつずつ色合いも模様も違って


カウンターの向こうには見るからにイタリアーノなおじ様と
これまた見るからにイタリアーナなお姉さん。

口数も少なくもくもくと働いているところがまた素敵。
カウンターで注文して、カウンターで受け取ります。
お値段だって4ドルもしやしません。


カプチーノを頼んだら珍しく美味しかったものですから(笑)
「どうやってこのお店見つけたの?」と友に聞いたら

「YELPでとても評判が良かったので一度来たいと思っていたんです。」

と、さすが若い人らしい答が返ってきました。

彼女と一緒だと、どこへ行くにも後をついていけばいいのです。
だってスマホを片手に


「Let’s turn to the left at the next corner!」
(次の角を左に曲がります。)

などと教えてくれるんですから。

さて話をカフェに戻しましょう。
その名を「CAFFE SENSO UNICO」と言います。
場所はシアトルダウンタウンのオリーブ通り。


このお店の名前、どんな意味なのかしらと翻訳機能を使ってみたら
「感覚だけ」「独特の感覚」などと出てきましたよ(笑)。

うん、うん、なるほど。
イタリアでならともかく、アメリカのシアトルではちょっと独特な雰囲気かもしれませんもの。

友は大きな重いマグカップにたっぷり注がれたコーヒー
メイおばさんはカプチーノ。
アメリカでは珍しくコクがあります。

そのコクを口に含むごとに

いろいろな思い出のシーンが映像と一緒に頭の中に浮かびます。

ミラノで借りていた家から、歩いてワンブロックのカフェのカプチーノ。
よく夫と散歩に出かけました。


香港の「COVA CAFÉ」のカプチーノ。


そして渋谷のレストランカフェのカプチーノ。


そしてそして
これが東京の我が家で時々気が向くと作るカプチーノ。


温めたミルクをこれでホイップします。


一杯のカプチーノからも思い出が広がり
一杯のカプチーノから世界が広がります。

読んでくださってありがとうございました。
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