メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

アメリカのオレンジたち

2019-03-06 11:05:48 | 食材

とりわけ「オレンジの季節」「みかんの季節」というわけでもないのに

すぐそこのスーパー「Whole Foods」の果物売り場には

こんなにたくさんの「黄色」と「オレンジ色」が並んでいます。

 

しかも手前の空間のように

もうこんなに売れちゃって!!

それともここ、「デコポン」君たちの土俵なのかしら(笑)。

そう言えば、ワシントンでは「SUMOU」という名前でした。

相撲⁉️

 

カリフォルニア産のネーブルオレンジもあれば

オーガニックのタンジェリン

クレメンタイン マンダリン (蜜柑)

葉っぱがついているのもあります。

 

あらまあ、こちらは「Satsuma」ですって。

も、も、もしかして薩摩⁉️

ちなみにサツマイモはこちらでは

「Sweet Potato」(甘いお芋)です(笑)。

 

メイおばさん、薩摩でも相撲でもない

ごく普通のオレンジを買ってきて

早速、いつものように絞って

メイおじさんに100%のオレンジジュースを作りましたよ。

いつものようにお砂糖ではなく、ハチミツをちょっと加えてね。

 

長年続けているうちに

右手首のひねりにうまく力が入るようになりましたが

でもね、これってやっぱり割の合わない作業です。

こんなにたくさん絞ったって

なかなかコップいっぱいにはならないんですもん。

 

 

えっ?

コップを小さくすればいい?

な、なるほど(笑)。

でも急に小さくなったらメイおじさん

口にこそ出さねど、いったいどう思うことかしら。

 

「メイ、ケチったな。」

「メイ、サボったな。」

「メイ、僕の分を飲んだな。」

                           etc.etc. (笑)

 


メイおばさん、まさかの味噌作り

2018-03-02 01:15:40 | 食材

さてさて、これは何でしょう?

これからいったい何ができると思います?

 

大豆と米麹(こめこうじ)とお塩です。

あ、わかっちゃった?

 

そうなんです、お味噌です。

実はメイおばさん、お味噌作りの勉強に行ってきました。

なぜですって?

 

そりゃあなた

海外暮らしで自分でお味噌を作れたらどんなに便利かしら、ねえ。

 

思いのほか簡単でした。

そしてとっても楽しかった。

うん、これならメイおばさんにもできそう。

ただし根気を要しますが。

 

ざざっとご紹介しますね。

教えていただいたのは、出来上がり約800グラムで

塩分濃度12パーセントのお味噌の作り方です。

 

用意するものは、たったの3つ。

 

乾燥大豆 200g

米糀   200g

粗塩   100g

 

作り方はざっとこんな風。

 

1.鍋に大豆を入れて、たっぷりの水を注ぎ12時間以上漬けて戻します。

 

2.水がひたひたになるぐらいにして、大豆が柔らかくなるまで煮ます。

  指でつぶれるくらいまで、、、、目安は3時間ぐらいだそうです。

 

3.糀と塩をよく混ぜ合わせます。

 

4.煮えた大豆をペースト状になるまでつぶします。

 

5.ここに3の糀を加えてよく混ぜます。

 

6.丸くお団子のように丸めて容器に詰めます。

 

7.表面を平らにならし、塩をまいて蓋をして、直射日光の当たらない涼しい所に保管します。

 

あとはひたすら我慢の子(笑)。

夏に仕込めば2~3か月、冬に仕込めば4~5か月で完成だそう。

好みの味になるまで1年くらいは熟成させてよいそうですよ。

 

ねえ、案外簡単そうでしょう?

米糀さえスーツケースに入れて持っていけば

大豆と塩はアメリカにだってありますからね(笑)。

やりますよ、メイおばさん。

 

なんか子供を育てるみたいで楽しいじゃないですか。

しかも寝かせておくだけで、手のかからない子どもですからね。

 

お味噌汁はもちろんのこと

こんな風に生野菜スティックにつけて食べても最高!

 

もしろんお握りにぬっても、お焼きにも。

 

ま、ま、まさかねえ

メイおばさんが自分で作ったお味噌をアメリカに運ぶなんてねえ。

しかもアメリカでも作るなんてねえ。

 

時代は変わったものでございます。

メイおばさんも成長したものでございます(笑)。

 

教えてくださったのは竹橋の「ちよだいちば」さんです。

生産者とつながり、本当に良い物だけを消費者に届ける

素晴らしい活動をなさっています。

 

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トマトの変身

2017-12-07 23:46:40 | 食材

亡くなった父には、ひとつだけ苦手な食べ物がありました。

たまたまそれが食卓にのった時には

いつもは穏やかな父の機嫌が悪くなりました。

 

小学一年生の時の国語の宿題は

「上から読んでも下から読んでも同じ言葉を探していらっしゃい。」

メイおばさん、最初に書いたのがそれでした。

 

真夏の太陽の下、遊び疲れて帰ってきた時のおやつは

おばあちゃんが井戸水で冷やしていてくれたそれでした。

塩もマヨネーズもつけずに、そのままガブリと食べました。

 

そうです、「トマト」です。

 

メイおじさんと出会って初めて家を訪ねた時に

料理をしない、より正確にはできないメイおじさんが

一生懸命作ってくれたのが、忘れもしません

トマトをぶつ切りにしてご飯にのせただけの「トマトライス」なるものでした(笑)。

 

野菜の季節感などほとんどなくなってしまった今では

年がら年中スーパーの野菜売り場に並ぶようになって

便利にはなりましたが、ワクワク感はなくなりました。

 

真冬の今日だって、メイおばさん、こんなのを食べました。

用事があって出向いた区役所の食堂の「トマトカレー」です。

 

今年の1月には食通の友人グループが

「真冬にトマトを食べる会」を計画しました。

あいにくアメリカにいて参加できませんでしたが

後からこんな写真が届きました。

 

その頃メイおばさんは、年末の大怪我で手術をして

左腕にカチカチのギプスをはめていました。

退院後、すぐに飛んで来てキッチンに立ってくれた

中国からの大学院生が、冷凍保存ができるようにと作ってくれたのは

大量の餃子と、同じく大量のワンタンでした。

ついでに、厚揚げと白菜とトマトをちゃちゃっと炒めてくれました。

 

腕が治って料理ができるようになったメイおばさんは

日本の友から教えてもらったこれをよく作ります。

驚くほど簡単なのに、とても美味しいのです。

 

カボチャのピューレ(缶詰のパンプキンスープでOKです。)を

お皿に敷いた上に

フライパンで焼いた白身のお魚をのせて

刻んだトマトをトッピングするだけなのですが

 

黄色と白と赤の取り合わせもきれいなら

甘さと酸っぱさとお魚の相性もなかなかなのです。

 

トマトサラダは、輪切りにして玉ねぎのみじん切りをトッピングしてみたり

 

缶詰のみかんを合わせてみたりもします。

 

ギリシャの山羊のチーズ、フェタとの組み合わせは最高です。

 

シンプルなトマトパスタもよく作ります。

 

他のお野菜と炒めて、付け合せにしたりもします。

缶詰のパイナップルと合わせることもあります。

 

いつでも手に入るようになって

季節感はなくなりましたけれど

その分、一年中いつでもこんな料理を楽しめるようになりました。

 

そうそう、これは今年の春のイギリスの田舎の朝ごはん。

驚いたことにはお皿に丸ごとトマトがのってきました。

 

翌日は焼きトマトでした。

 

ああ、でもやっぱり

子供のころにおばあちゃんが井戸で冷やしていてくれていた

「かぶりつきトマト」が一番かな~(笑)。

 

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古今東西スーパーフルーツ

2017-11-28 01:38:07 | 食材

果物は数々あれど                        

たぶんこれほど歴史や文学に登場したものはないのではないかしら。

 

だってほら、旧約聖書の「アダムとイヴ」にだって出てきますし

ギリシャ神話の中にだってしばしば登場します。

 

息子が頭の上に乗せたリンゴを

みごとに矢で撃ち落としたウイリアム・テルの話などは

皆様も覚えていらっしゃることでしょう。

 

時は流れて、今ではほうらアップルレコードにアップルコンピューター。

 

かくかくしかじか

リンゴは古今東西を生き抜いてきた

スーパーフルーツ。     

 

メイおばさん、この時期に日本にいる時は

いつだってリンゴをたくさん買い込みます。

 

なぜかと言えば、お世話になった方々に「ありがとう」の

気持ちと共にお送りするからです。

 

オフィスならば大きな箱で

そうでなければ小さな箱で

今年もたくさんお届けしました。

 

お届けするばかりではいけませんから

ちゃんと自分用にも小箱を注文して

うん、うん、合格! と味を確かめるのも毎度のこと。

 

 と言ったって、いくら小箱でもこんなに大きいものですから

友人たちにこんな風にお裾分けします。

 

なにしろ存在感ある大きなリンゴですから、たった3つでも

その貫禄たるやたいしたものです(笑)。

 

今年も実にすばらしいリンゴでした。

メイおばさんの親友が学長を務めていた大学の教え子さんが

青森のリンゴ園で丁寧に育ててくださった宝物です。

 

たかがリンゴと言うなかれ。     

実はなかなか奥深い果物でございます。

リンゴ、りんご、林檎、、、、

それぞれにまた違うイメージですし。   

 

そういえば、郷ひろみさんと樹木希林さんという

異色のコンビで歌われた「林檎殺人事件」なんていう

楽しい歌もありましたね。

 

さあ、ちょっとお夜食用に皮を剥こうかしら。

 

 

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日の目を見たオールドベイ@National Harbor

2017-09-25 00:37:36 | 食材

アメリカならたぶん一家にひとつはある調味料。
どこのスーパーでも棚に並んでいる調味料。

たぶん、お母さんの、お母さんの

そのまたお母さんも使っていた調味料。


南部料理だろうが、東海岸風クラムチャウダーだろうが
西海岸風サーモンチャウダーだろうが、クラブケーキだろうが
およそ魚介類の料理には何でも役立ちます(と言われています)。

 

「Same great taste for over 70 years」

(70年以上も変わらぬグレートな味)

ですって。

 

意地悪おばさんになって言えば

「あらま、それだけ進歩してないってことね?」(笑)

 

ラベルを見れば使われているのは

CELERY SALT,  RED PEPPER,  BLACK PEPPER,  PAPRIKA

セロリソルトと赤唐辛子と胡椒とパプリカ。

 

なあんだ、それ全部うちにある!

混ぜ混ぜして作ってみようかしら

メイおばさんの自家製OLD BAY SEASONING(笑)。

 

そんなマコーミックの「OLD BAY SEASONING」に

こんな所でばったりと出会いました。

 

キッチンではなくて

レストランの外テーブルの上に堂々と置かれていたのです。

つまり日の目を見ていたのです(笑)!

 

これってこのままかけて食べろってことかしら。

マヨネーズやケチャップみたいに(笑)。

 

ワシントンDCに隣接したオールドタウンの突き当り

ポトマック川を挟んで向こう側に見える「National Harbor」です。

 

 

もちろんこちら側とあちら側をつなぐ海上道路

あ、ちがった川上道路がありますから

車やバスでも行くこともできます。

 

 

この面白い場所については

食べ物とは関係ありませんけれど

次回にでもちょっとおしゃべりさせてくださいな。

 何が面白いかって、そりゃあもう(笑)。

 
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10本いえ10耳のとうもろこし

2017-07-02 06:02:31 | 食材

「お昼過ぎから暴風雨になるらしいよ。」

そんな夫の言葉に急かされて

あわててショッピングカートを引きずって

お昼前にお夕飯の買い物に出かけました。

 

車で行って1週間分の食材を買ってくる!

ネットで注文して届けてもらう!

 

などという友人たちも多い中で

メイおばさんたるやいまだにクラシック、いえレトロ(笑)。

 

その都度、献立を考えて

その都度、ガラガラとカートをひきずって

その都度、ウロウロとスーパーを歩き回るのが好きなのです(笑)。

 

いつもの「Whole Foods」の入り口は

今日はトウモロコシの山でした。

 

まあまあ、何という大盤振る舞い、何という気前の良さ。

思わず目を疑ってしまいましたよ。

だって黄色と白の入り混じった二色のトウモロコシが

「10 for $1」!!!!!!!

 

1本1ドル?

いえいえ、10本で1ドル。

つまり1本10セント、日本円にして11円!!!

目を疑いますよね~。

それにしてはもう少し人だかりがしていたって

よさそうなもんですけれど(笑)。

 

メイおばさん、どうして見過ごすことができましょうか。

皆さんと一緒になってせっせと皮を剥き始めましたよ。

もちろんそのまま買って帰ることもできますが

なにせほら、かさばるし、家に帰ってからゴミが出るし、、、、

で皆さん、考えることは同じのようで

せっせせっせと剥いています。

 

ところが

ふくらんだカートを浮き浮きと引っ張って家に帰る途中で

ふとある現実に気づいてしまいました。

 

「とうもろこしが10本?

 メイおばさん+メイおじさん=2人

 ひとり5本!!」

 

しかたがない、茹でたり焼いたりしてせっせと食べますか。

そして、いよいよとなったらこの神器を使って

こんな風にパラパラと粒をそいで

コーンスープでも作りましょうかね。

 

サラダやパスタに使うのもいいでしょうし

この際、炊き立てのご飯に混ぜ合わせて

「バターとうもろこしライス」なんてどうでしょうかねえ。

あるいは炊飯器にお米と一緒にいれて炊いてみるとか(笑)。

たった1ドルでこんなに楽しめるなんて!!!

 

*******

すみません、翌日になって気が付きました。「10本いえ10耳」ではちょっと唐突すぎましたよね。

実は「とうもろこし」の数え方って、こちらでは、1 ear, 2 ears, 3 ears,,,,つまり「とうもろこし」ってお耳さんなんです(笑)。

 

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こうなりました、帆立貝

2017-06-24 14:51:15 | 食材

さて「市場ふらふら帆立貝」の続きですが

とにかく貫禄満々の分厚い帆立貝です。

厚すぎて火を通すのも難しそう。

 

それならば、とメイおばさん

半分の厚みになるように観音開きにしてみました。

見た目は不思議な白蝶々(笑)。

でもやっぱり帆立らしくなくて、、、

結局、単純に真ん中に包丁を入れて二枚にしました。

 

パン粉をつけてフライにしようかとも思いましたが

この堂々たるお姿をパン粉で隠してしまうのは

いかになんでも申し訳ないと

結局そのままシンプルに、バターで両面を焼くことにしましたよ。

味付けは塩と胡椒だけ。

 

けれども、いかにお味はよくとも(かもしれなくとも)

見た目がちょっと寂しいものですから

こんな風に「色物」と合わせてみました。

 

何に見える?と問われれば「もちろん人参!」

と答えたくもなりますけれど

実はこれ、さつま芋です。

 

紫色の皮を剥けば、中はこんなに黄色くて

茹でてオレンジ色になったお芋をマッシュしてみたら

こんなになりました。

 

さつま芋の甘みと色が

帆立貝のシンプルな白とよく合うではないですか(^^)。

 

ついでに旬のコーンを茹でました。

右端に見えるのはつぶれたコーンではなくチーズでです。

 

サラダは思い切りカラフルに。

レタスとトマトと胡瓜に加えて

何と缶詰のみかんをトッピングしちゃいました。

 

スープはかなり地味ですが

根気強く玉ねぎを炒めて甘みを出してから

ことこと煮込んだオニオンスープ。

定番のポーチトエッグを添えました。

 

パンは友が差し入れてくれた

おやつにもなりそうな「Trader Joe」の甘口食パン。

 

さあ、出そろいましたよ。

主役の帆立貝が一番目立ちませんけれど(笑)。

9時近くになってもまだ明るくて

困ったことになかなかお夕食気分になれません(笑)。

 

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2ドル99セントの贅沢~土植えハーブ

2017-02-11 10:30:59 | 食材

ここはメイおばさんのキッチンです。

別に観葉植物を置いているわけではありません。

れっきとした食葉植物です(笑)。

 

何かと言えばローズマリーです。

土から生えたプラスチックの容器入りのローズマリーを買って来て

かれこれ1週間たちますが、まだまだこんなに元気です。

時折水を差しています。

 

これが「この子」がいた所。

ほら左側に見えるでしょう?

 

これは上から見たバジルです。

 

横から見ればまるでブーケです。

 

ローズマリー、バジル、ミント、セージ、、、

いろいろな土植えハーブがどれもなんと2ドル99セント(336円)です。

 

あ、申し遅れましたが花屋さんではありません。

スーパーの野菜売り場です。

 

かたや向かい側の棚には、こんなパック入りのハーブが並んでいます。

もちろんローズマリーもありましたよ。

4分の1もないぐらいの量でお値段は鉢植えとほとんど変わりません。

たまたまバーゲンで1ドル89セント(213円)になっていましたが。

 

どっちの方が得かしらねえ。

観葉植物にもなってくれるハーブ

もしかしたらぐんぐん育つかもしれないハーブ

必要な時に必要な分だけチョキチョキ切って使うハーブと

 

ちょっとばかり使ったら冷蔵庫に入れて

結局はそのまま枯らしてダメにしてしまうハーブと。

 

メイおばさん、もっぱらこんな風に鋏で切っては楽しんでます。

もしかして苺?

もしかしてサクランボ?

 

いえいえ、ラディッシュを二つ割にして

単純に寿司酢と塩で漬けこんだだけの

翌日には食べられる即席ピクルスです。

 

ローズマリーの緑が加われば香りばかりでなく

見た目もよくなります。

 

どうしましょう。

キッチンの壁が2ドル99セントの「ミニハーブガーデン」になりそうな予感(笑)。

 

ところでギリシャのクレタ島にはこんな言い伝えがあります。

 

Don’t worry, my love, the world is not lost.

With the herbs of the earth all illness will be cured.

 

愛する人よ、心配しなさんな

この世にハーブがある限りどんな病気だって治るもの。

 

ちなみにローズマリーとはこんなハーブ。

ヨーロッパのどこかで買った「ハーブ辞典」から

メイおばさんの私訳でご紹介しますね。

 

「もともとは地中海が起源の常緑の潅木です。土地が豊かな場合、高さは1メートルにもなります。かわいらしい水色の花をつけます。ローズマリーの香は、感謝の祈りを神に届けるものとして、古代ギリシャでは祭壇でローズマリーが燃やされました。また、古代エジプトでは、ローズマリーの香は生者と死者の世界を結ぶものと考えられ、ファラオの墓の中にも入れられました。

覚醒剤としても優れているほか、お茶にして飲めば、喉の炎症を抑えます。また、ワインで茹でたローズマリーの葉は、捻挫や関節の痛み、傷、湿疹に効果があるとされています。古代ギリシャでは、黄疸の治療にも用いられました。また、胃痛や腹痛の際には、ローズマリーを入れて煮立てたワインを飲みました。

 肉、ソーセージ、魚介類、チーズ、フルーツ、野菜などに広く使われます。地中海のラム料理にはローズマリーが欠かせません。オリーブオイルやビネガー、ワイン、お茶の香り付けにも最適です。」

 

さあて、次はどの鉢を買ってこようかしら。

2ドル99セントのメイおばさんの贅沢です。

 

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一家にひとつ「Old Bay Seasoning」って?

2017-01-27 16:01:48 | 食材

さて「クラブケーキ」になくてはならない魔法のスパイス

「Old Bay Seasoning」(オールドベイシーズニング)とはこんなもの。

蓋をあけてみましょうか。

 

ちょっとパラパラしてみましょうか。

アメリカならたぶん一家にひとつはある調味料。
まずどこのスーパーでも手に入るお魚料理用の魔法のスパイス。

南部料理だろうが、東海岸風クラムチャウダーだろうが
西海岸風サーモンチャウダーだろうが、クラブケーキだろうが
およそ魚介類の料理には何でも役立ちます(と言われています)。

メイおばさんは、こんな海老料理にも使います

アンバービールと呼ばれる琥珀色のビールを使って煮込んだアメリカ南部の料理です。

 

缶の表に書かれているのはこんな言葉。

 「For Seafood, Poultry, Salads, Meats」

 

あらあら、魚介類専用かと思ったら

お肉にもサラダにもどうぞ、ですって。

 

確かに裏側には三つのレシピが載っていて

 

茹で海老

茹で蟹

そして、鶏肉のマリネ

 

再び表に戻れば

「Same great taste for over 70 years」と書かれています。

(70年以上も変わらぬグレートな味)

 

たくさんの量を使うわけではありませんから、一缶使い切るのはたいへんです。

メイおばさんが次に買う時には

「Same great taste for over 80 years」になってるのかしら(笑)。

 

いったい何が使われているのかと思えば、けっこうシンプル。

CELERY SALT,  RED PEPPER,  BLACK PEPPER,  PAPRIKA

セロリソルトと赤唐辛子と胡椒とパプリカ。

これぐらいなら自分で調合して作れそう(笑)。

 

さてさてそんなマコーミックの「OLD BAY SEASONING」ですが

日本でもアマゾンで買えるようですね。


170グラム缶ですから、一度買えばどんなに使っても軽く1~2年は持ちますし
きちんと密封しておけば風味もさして変わりません。


アマゾン価格は、並行輸入品が1750円で

海外直送品が1690円。

一昨年の6月に調べた時には1410円だったのに~。

アメリカのスーパーなら4~5ドルぐらいですので
メイおばさんはよく、日本の料理好きな友へのお土産にしています。


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食べ物で遊んではいけません?~サラダあれこれ

2016-07-24 07:11:45 | 食材
最近、サラダで遊んでいます。

シンプルなレタスサラダにトマトをドレッシングにしてみたり


紫キャベツとリンゴを組み合わせてみたり


その翌日には残った紫キャベツとリンゴのサラダに
大根の薄切りを合わせてまわりをレタスで囲んでみたりして

ドレッシングは味噌ベース。

こちらはパスタではありませんよ、サラダです。


大根とラディッシュと卵焼きを細切りにしました。
大根なんかただの細切りではなくて、「長~い細切り」(笑)。
そして細切りにできない枝豆を加えました。


そしてこちらがつい昨日の夕食です。
これがまあ、単なる思い付きでやってみただけなのですが
売れ行き上々の大当たり(笑)。


コーンを茹でて、ピーラーで粒を板状に削いでみました。


ほら、こんな風になりました。

これをサニーレタスの上に置いて



ドレッシングは二種類です。
左はオリーブオイルベースの何となくイタリアン。
右は味噌ベース何となくジャパニーズ。

コーンの甘さがとてもいい具合になじんでくれるのです。

手前にどっしりと存在感を発揮しているのは
初挑戦してみたフランス南西部の田舎料理
夫の大好物「カスレ」です。

カスレとは何種類かのお肉と白いんげん豆の煮込み料理。
この、けっこう面倒くさいカスレをできるだけ簡単に作ってみました。
これについてもぜひまた書かせてくださいね。

こんな風に遊んでいたら
子どもの頃の食卓のように
亡くなった母が出てきてまた怒られそう。

「メイ、食べ物で遊んではいけません!!」

いえいえ、お母さん
これは実は遊びではなくて
研究あるいは実験なのですよ(笑)。

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