メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

ゲストディナーのテーブルのお花、どうする?

2016-07-18 10:19:35 | パーティー
昨夜は、初めてお迎えしたお客様方でしたのに
始まる前の緊張感もどこへやら
和気あいあいと楽しく美味しく
無事に大役を終えることができました。

何か月も前から決まっていたこのディナーイベントは
ちょっと特別なものでした。

どう特別かは次回にお話しさせていただくことにして
かなりほっとして、ウダウダの怠け者に戻ってしまったメイおばさん
今日はテーブルフラワーのことを少しばかり。

この町シアトルの、アメリカで一番古い公設市場「Pike Place Market」も
夏の活気にあふれてきました。


冬には早先のチューリップが少々と
ドライフラワーしかなかったお花屋さんも
こんなに彩りにあふれています。


この日のメイおばさんは、ゲストディナー用に二つの花束を選びました。
手前は10ドル、向こう側は5ドル。
日本では考えられない安さです。


帰ってすぐに
手前の花はすぐに花瓶にいけました。
そして暖炉の上の大きなテレビの左側という定位置に置かれました。


けれどもこちら5ドル組はしばらく仮住まい。
キッチンタオルの横に、仮の花瓶に入れられてしばらく放置されたまま。
別に色合わせをしたわけでもないのに
なんだかいやに色合いが同じです(笑)。


一晩仮住まいだった花たちは
翌日になってようやく本来の出番がやってきました。

お客様テーブルのまん真ん中、主役の座(笑)!


そのために選ばれた誇りある大輪のダリアたちです。


ただし、この座に座るためには
チョンチョンとかなり短く切られなくてはなりません。

ところで
栄えあるテーブルフラワーになるためには
高貴なる条件があります。

その1は、テーブルを囲んだ人たちの目より低くなければなりません。
ですからチョンチョンとかなり短く切られます。

その2は、香りのない花でないといけません。
どんなに素敵な香りでも、お料理の匂いの邪魔になるようではいけませんものねえ。

その3は、土のついた鉢物さんはテーブルに乗せてはいけません。

そしてもし付け加えるとすれば
やはりテーブルクロスやナプキン、お皿など
一緒にテーブルに載せられる仲間たちと
折り合いの良い色と、ほどよい存在感があることでしょうか。

というわけでこんなになりましたが
なんのことはない、日本から持ってきた漆器の菓子皿に水を張って
ただポンポンと差し込んでいるだけでございます(笑)。


剣山でもあればもう少し簡単にまとまりよくできるかもしれませんが
何しろ、あれ、小さいくせにものすごい重さ。
日本から運ぶのはあきらめました。

色合わせから外れてしまったこちらの紫の花はこんな器にいけました。


これ、シアトルの中古品のお店で偶然出会って買ったもの。
剣山付きの花器です。
たぶん中国製だと思いますけれど
ちょこっと刺すだけで形になるのでとても重宝してます。

テーブルメイキングもまたゲストディナーのお楽しみ!!

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願いいたします。