メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

ギリシャの田舎サラダとオリーブオイル

2017-02-02 19:03:48 | ギリシャ料理

これ、メイ家の定番サラダです。

かれこれ何十年作っていますが、全然飽きませんので

いまだに作っています。

 

なぜか手が滑って(笑)

PCの待ち受け画面にもなっています。

 

「作る」なんておこがましいものではなくて(笑)

ちょんちょんとサラダボールに入れるだけ。

 

何を?と言えば

トマトと胡瓜とフェタチーズと黒オリーブ、時々玉ねぎ。

トッピングはオレガノをパラパラと。

 

はい、これだけです。

5分もかかりません。

 

えっ、それだけ?

ドレッシングは?

 

という鋭いご質問にはこうお答えしましょう(笑)。

テーブルの上に、オリーブオイル、ワインビネガー、塩、胡椒を

置いておくだけでいいんです。

 

お皿に取り分けたMy サラダの上に

自分で味付けをするという、とっても素朴なサラダですが

まるでサラダの原点か、と思うほどにおいしいのです。

 

これが「Greek Salad」(ギリシャサラダ)

もっと正確にいえば「ホリオティキサラタ」(田舎サラダ)です。

 

気分だけは葡萄棚の下の外テーブルにいるかのように

メイおじさんとメイおばさん、いつも美味しくいただきます。

 

とにかくシンプルなサラダですから

決め手はオリーブオイルとビネガーです。

どうぞ良い「Extra Virgin Olive Oil」と「White WineVinegar」を選んでくださいね。

 

ちなみにオリーブオイルですが

メイおばさんは次のようなことに気を付けています。

とはいえ、当たるも八卦当たらぬも八卦

蓋をあけてみるまでは、どんな風味かはわかりません(涙)。

 

*一度蓋を開けたオリーブオイルはなるべく早く使い切る。(1か月以内)

*日の当たる所には置かない。

*冷蔵庫には入れない。

*蓋を開けた時に、???という匂いがした時には酸化が始まっています。

 あきらめて処分してください。酸化してしまったオイルを使うのはお勧めできません。

 

メイおばさんは新しいオイルを選ぶ時には

なるべく酸化しにくい不透明の瓶のものを選んでいます。

そして風味の違うものを3本ぐらい置いては楽しんでいます。

そして「アンチエージング」のために時々「飲んで」ます(笑)。

 

読んでくださってありがとうございました。
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ドルマデスちょっと失敗

2016-08-04 05:26:27 | ギリシャ料理
せっかくいただいた飛び切りフレッシュ
摘みたての葡萄の葉、77枚を


ようやく、、、、、
茹でました!!


実はこれまで何十年、何十回もドルマデス(葡萄の葉で巻く料理)を作ってきたというのに

実は生の葡萄の葉を使ったのは初めてのことでした。
どこにいても便利な瓶詰の葉を使ってきたのです。

いろいろ調べてみましたら
どうやら熱湯で3分というのが相場のようで
メイおばさん、きちんとタイマーを置いて
3分ずつ何回にも分けて茹でました。


一つの鍋にだいたい7~8枚ずつを
浮き上がって来る葉の上からこんな風に
インスタント重しを載せました。

iPadのタイマーが3分でピピッと鳴ったら引き上げて
同じことを繰り返します。
なんたって77枚もですからね。

ほうら見てください。
入浴前と入浴後、こんなにお色が違います(笑)。


さて77枚すべてが茹で上がり
10枚ずつジップロックに収まって
半分は冷蔵庫、半分は冷凍庫。

ここで終わるのも面白くなくて
試しに一番小さなフライパンで少しだけ作ってみることにしました。

とはいえ、なんせ予定外のこと
あるべきものがありません。

「あるべきもの」とは

玉ねぎ、米、干し葡萄、ディル、松の実、オリーブオイル、レモン

なのですが、干し葡萄と松の実の在庫が切れていました。
ならばとこの際、あるもので代用しようと
干し葡萄の代わりにデーツを刻みました。


そして玉ねぎとお米とディルだけの中身をくるんでみました。


ところが、、、、、

失敗その1
うっかり落し蓋をしなかったものですから
気付いた時にはすでに巻いた葉が緩みかけていました。


失敗その2
ほんのお試しとばかりに少ししか作りませんでしたので
鍋の中で隙間ができてしまい
形が崩れかけてしまいました。

本当はこんな風にびっしりと隙間なく埋めなければならないのに、、、、


結果、準備不足で作った「生の葡萄の葉お試し版ドルマデス」は
形はだいぶしどけなく(笑)


お味はだいぶパンチ不足(笑)。

金曜日に「葡萄園の主」にお届けする作品は
しっかり巻いて、しっかり落し蓋をして
しっかり隙間を埋めましょう。
そしてやっぱり松の実と干し葡萄を使いましょう。

葡萄の葉の中に包むおおよその目安ですが
この大皿ぐらいならば


玉ねぎ1個のみじん切り
米 1カップ
干し葡萄 2分の1カップ
ディル 大匙2杯
松の実 大匙2杯
オリーブオイル 2分の1カップ
レモン 1個
塩、胡椒、ブイヨンパウダー少々

1.フライパンにオリーブオイルを熱して玉ねぎみじん切りを透き通るまで炒めます。

2.そこへ米を入れて弱火で5分ほど。

3.次に干し葡萄、ディル、松の実を加えて、湯1カップをまわしいれて、弱火でコトコト
お米が柔らかくなるまで水気を足しながら煮込みます。
塩、胡椒、ブイヨンパウダー等で味をつけるのはこの段階で。

この中身を巻いたそばから大鍋に入れて、オリーブオイルをまわしかけ


レモンのしぼり汁をかけたなら
1カップ半のお湯を注いで
巻いた葉っぱが開いてしまわないように上からお皿で重しをします。

煮込み時間の目安は弱火で1時間ですが
水気がなくなって焦がしてしまわないように目配りしながら
湯を継ぎ足してくださいね。

ちょっと目先の変わった前菜にもメインディッシュにもなります。

葡萄の葉の瓶詰はアマゾンでも扱っていましたけれど
今は「在庫切れ」のようです。

楽天ではレバノン産の瓶詰が手に入ります。
あとは輸入品を扱う大きなスーパーでも買えるはず。

一風変わった巻き巻きをどうぞ楽しんみてくださいね。

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所変わればスパナコピタも

2016-07-26 07:07:08 | ギリシャ料理
これはワシントンDCの食卓です。
長方形のスパナコピタがのっています。


こちらは東京の食卓です。
こんな台で焼き上げた

まあるいスパナコピタがのっています。


そしてこれがつい一昨日、土曜日のシアトルの食卓です。
なんだかいつもとはだいぶ雰囲気のちがうスパナコピタがのっています(笑)。


これには深~いわけがあります。

説明(言い訳)その1は
弟子入りした可愛らしい助手にまかせてみました。
メイおばさんは口をはさむだけにして。

説明(言い訳)その2は
なぜかQFCという近所のスーパーにいつもの薄い冷凍パイ生地がありませんでした。
仕方なく買ってきたのは、いくら伸ばしてもやたら分厚いパイ生地です。

説明(言い訳)その3は
唯一の丸いパイ皿がキーライムパイが入ったままお蔵入り、いえ冷凍庫入りしていましたものですから
仕方なく正方形の耐熱容器を使いました。

そんな難問を前に
彼女(名前を仮にワッシーとしましょうか)がせっせと働きます。

ワッシーはギリシャ料理を作ってみたいという博士課程の大学院生です。
アメリカにわたって10年、ネイティブ並みの英語を話しますが
祖国は中国です。

パイシートを麺棒で延ばし
1枚下に敷いてフィリングを入れたら


もう一枚でカバーをします。


丁寧にふちを折り込むところも
余ったパイシートで桜の花を作って飾ってしまうところも
たいしたものです。


いつもに比べたらだいぶ分厚い仕上がりになりましたけれど
これはワッシーの技量外ですからね(笑)。


ところで先ほどから再三出てくる「スパナコピタ」とは
「Spinach Pie」(ほうれん草のパイ)のギリシャ名です。
フェタと呼ばれる真っ白い山羊のチーズと小口ネギ
そしてたっぷりのほうれん草で作ります。



簡単で美味しくて、家族も大好きなものですから
メイおばさん、どこにいようがせっせと作っています。
丸くなったり四角くなったりはしますけれど(笑)。

ギリシャでは「フィロ」と呼ばれる薄い薄いパイシートを
何枚も重ねて作ります。

アメリカでもスーパーによっては冷凍食品コーナーに「フィロ」を置いている所もあるのですが

あまりに薄すぎて(フィロとはそういものなんですが)
解凍する時にパリパリと崩れ、何度も痛い目にあったものですから
メイおばさん、パイシートを買ってなるべく薄く延ばして使います。

日本ではこんな輸入物のフェタチーズを買います。
けっこうなお値段ですが仕方ありません。


アメリカでは、フェタはスーパーの棚に透明のプラスチックケースに入って売られています。
クランブル(砕いた)タイプのものと、四角くお豆腐のようなタイプがあります。
どちらも目方によって値札がつけられています。
いずれにしても日本よりはずっとお安くて助かります。

ちなみに
クランブルタイプはフェタのように熱を加えるお料理に使うには便利です。
四角いタイプはこんなギリシャ風サラダに最適です。


「スパナコピタ」(フェタとほうれん草のパイ)の作り方を書いておきますね。
材料
*冷凍パイシート 2枚
*ほうれん草 1束
*フェタチーズ これ全部、あるいは200グラムぐらい
*小口ネギ 5~6本
*卵 3個
*パセリ 半房
*オリーブオイル 1カップ
*ディル、胡椒 適宜

1. ほうれん草を洗って細かく切り、大匙1杯の塩をふりかけて手で揉んで1時間ほどおきます。

2. ほうれん草の水気をよく絞り、オリーブオイル1カップ、砕いたフェタチーズ、小口ネギの輪切り、溶き卵、パセリのみじん切り、ディル少々、胡椒を加えます。

3. 耐熱皿にうすく油を塗って、延ばした冷凍のパイシートを底から側面へと敷き詰めます。

4. 敷いたシートにフォークで何か所か穴を空けておきます。

5. 2を流し込みます。

6. もう一枚のパイシートを延ばして蓋をします。卵黄をぬるときれいに仕上がります。

7. 十時に切り込みを入れ、170度のオーブンで45分焼きます。

こんな風にできればサイコーです!


冷えた白ワインと一緒に真夏の午後にいかがでしょう。

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クレタ島のオレンジと蜂蜜のお菓子

2016-02-21 15:24:32 | ギリシャ料理

「ギリシャ料理女子会」のデザートを何にしようか迷いましたけれど
久しぶりにこれにしてみました。


すりおろしたオレンジの皮と一緒に練りこんで焼いてから
オレンジの絞り汁と蜂蜜を使ったシロップに浸していただく
クレタ島の伝統的なお菓子です。

「メロマカロナ」と言います。
さだめし「蜂蜜オレンジビスケット」とでも言ったところかしら(笑)。

この「蜂蜜オレンジビスケット」
驚いたことにバターとオリーブオイルを同じ量使って練り上げます。
オリーブオイルの消費量が世界でトップクラスのクレタ島らしいお菓子です。

胡桃の触感が素敵なアクセントとなり
オレンジがほんのり香り
しっかりコーティングされた蜂蜜がいい艶を見せます。

□小麦粉 210g
□ベーキングパウダー 小匙1杯
□オレンジの皮の擦りおろし 大匙1杯
□シナモン 小匙1杯
□胡桃のみじん切り 60g(2分の1カップ)
□バター 室温に戻して60g
□グラニュー糖 4分の1カップ
□オリーブオイル 4分の1カップ
□オレンジの絞り汁 4分の1カップ

1. ボールに小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れ、オレンジの皮のすりおろし、シナモン、胡桃の半量を混ぜ合わせます。


2. 別のボールにバターと砂糖をクリーム状にして、ふんわりとさせます。私はここで電動ブレンダ―を使って楽をします。

3. ここへオリーブオイルとオレンジの絞り汁を少しずつ加えて行きます。

4. 1の小麦粉を振り入れてタネを作ります。



5. これを丸めて形を整え、油を塗った、あるいはベーキングシートを敷いた天板の上に並べます。


6. 180度のオーブンで20~25分焼きます。

さあて、ここで完了と思ったら大間違い(笑)。
この後にもう少しお仕事が残っています。
しかもこれなくしてはただの地味~なお菓子です(笑)。

ちょっと面倒に思えるかもしれませんが
シロップを作ってください。
そして焼き上がりのお菓子を熱いシロップにさっと浸してくださいな。


シロップ用
□グラニュー糖 75g
□蜂蜜 大匙2杯
□シナモン 小匙1杯
□オレンジの絞り汁 大匙2杯
□残り半分の胡桃
□水 60cc

ギリシャの友は穴のあいたスプーンや笊を使っていました。
残ったシロップはお皿に盛ったお菓子の上からまわしかけてくださいね。


オレンジを使うってなかなか地中海的、なかなかロマンチック。
できることならオーガニックのオレンジを使うといいですね。
メイおばさん、ふだん食べたり絞ったりする時は
さほど気にせずに普通のオレンジを使っていますけれど
皮を使う時にはやっぱりオーガニックにしています。

読んでくださってありがとうございました。
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丸でも四角でも美味しいスパナコピタ

2016-02-20 12:45:40 | ギリシャ料理
一昨日の、だいぶ薹が立った「ギリシャ料理女子会」で
3番目に登場したのが「スパナコピタ」
英語にすれば「Spinach Pie」
日本語にすれば「ほうれん草パイ」。


シンプルなんですけれど、美味しくて
気のせいかポパイのように力瘤(ちからこぶ)ができそうで
いつもみんなの人気者。

今日同じメンバーに会ったら

「ほら、あの何とかっていうほうれん草のパイ、わたし今晩作るつもり。」
「半分家に持って帰ったでしょう?息子が『もっと食べたいから同じ物作ってくれ!』ですって」
「私も明日作るつもりで、ほうれん草とフェタチーズ買ってあるわよ。」

というノリの良さ(笑)!!

皆さんには今日こんなレシピをお渡ししましたからね。

この通りにやってくだされば、同じ物ができますよ!


用意するものはこれだけです。

□ほうれん草 1束
□冷凍パイシート 2枚
□フェタチーズ(山羊のチーズ) 1個(200g)
□小口ねぎ 5~6本
□卵 3個
□パセリ 半房
□ディル 少々
□胡椒 少々
□オリーブオイル

メイおばさんはどこにいても年がら年中作っていますが
日本ではこんなフェタを使います。

たしか800円ぐらいだったかしら。

アメリカでは透明プラスチックのケースに入って
目方あたりで値札が付けられています。
お豆腐のような形をしたものだけでなく
崩したタイプのものもあります。
お値段は日本の半分ぐらいですから、気楽に使えます。

1. ほうれん草を洗って細かく切り、塩をふりかけて手でもんで1時間ほどおきます。

2. ほうれん草の水気をよく絞り、オリーブオイル1カップ、くだいたフェタチーズ、小口ねぎの輪切り、溶き卵、パセリのみじん切り、ディル少々、胡椒を加えます。

3. 耐熱皿にオリーブオイルを塗って、伸ばした冷凍のパイシートを底から側面へと敷きつめます。

4. 底にフォークで何箇所か穴をあけます。


5. 2を流し込んだら、表面をもう一枚の延ばしたパイシートで蓋をします。

卵黄を塗るときれいに仕上がりますよ。


6. 十字に切り込みを入れ、170度のオーブンで45分焼きます。


大丈夫、まず失敗なくできますから。
メイおばさんなんて、これまでどれだけ焼いてきたかしれませんけれど
まずうまくいくもんですよ。

などと言いながら一昨日はこんな失敗、いえ想定外のできごとが!!

パイシートを敷こうとしたら、いつもの丸いパイ皿が見つかりません。
どこをどう探しても見つかりません。
絶対どこかにあるはずなのに。

仕方がない、あきらめて生まれて初めて四角い「スパナコピタ」を焼きました(笑)。


けれども、丸かろうが、四角だろうが、たとえ三角だろうが
お味には変わりありませんものね。



でも私の丸いパイ皿さん、いったいどこへ行っちゃったのかしら。
と、ここまで書いて、はたと思い当たる節があって
冷凍庫の中を見に行ったら
やっぱりそうでした。ありました。
半分残ったキーライムパイがしっかり貼りついていましたよ(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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簡単、楽ちん、美味しくてきれいなギリシャのクッキー

2015-08-21 04:16:58 | ギリシャ料理
夏の終わりには
それまで色々な場所に散っていた人たちが
ひとり、またひとりと帰ってきます。

私たちの住むこのコンドミニアムの同じ階の住人たちも
1カップル以外は出そろった昨日
恒例の「ネイバーズディナー」がありました。

今回のホスト&ホステスはアンとジェオフ
先回はメイおじさんとメイおばさんでしたし
先々回はフランクとマーガレットでした。

こうしてそれぞれの家で持ち回りディナーをします。
だからと言ってベタベタした関係ではなく
付かず離れずのいい具合です。

何を持っていったらいいかしらと考えて
結局は平凡な路線になりました。

私たちが気に入っている赤ワインを1本と
作り慣れたクッキーです。
ワインは専用の袋にいれます。


クッキーは焼き立てをお持ちしました。
なんていったってアンの家まではものの何秒。
途中でころびもしない限りは
片手の上にお皿を載せて
もう片方の手にワインを持ったって大丈夫(笑)。

いえ、実際は夫さんがワインを持って
メイおばさんがクッキーの大皿を持ちましたけれどね。

何かというとすぐに焼いてしまうメイおばさんの十八番クッキーです。
なにしろ簡単ですし、20分で焼けちゃいますし
見た目もなかなか綺麗ですし、味もまあまあですからね。

ギリシャの「クラビエデス」という
粉砂糖をたっぷりかけたクッキーです。

今回は平たく丸くしましたけれど
三日月型にしてもいいし、こんもり型にしてもいいのです。
こんなに簡単でいいんですか?と言うほどに簡単ですし
まず失敗はしませんから
ぜひお試しになってみてください。

ダイソーあたりできれいな箱を買ってきて
中にフワフワカラーペーパーなどをしき
このクッキーを入れてから、また茶こしで粉砂糖をパラパラとふりかけたりもすれば
なかなか素敵なプレゼントになりますよ。

昨日はこんな風にリボンをおきました。
これだけでもメリハリがつきますよね。


作り方を書いておきますね。

1. バター1箱を溶かしたところに、お砂糖1カップを加えてふんわり混ぜます。

2. そこへ卵黄1個とブランディー大匙1杯を加えます。
ブランディーはなくても大丈夫。

昨日、日本にあるような小さな製菓用のブランディーをスーパー買いに行ったら、
「これしかありません。」と目の前に置かれたのがブランディーのフルボトル。
メイ家はワインやビールは飲んでも、ブランディーとウィスキーは飲みませんからね、買わずにブランディー抜きで作りましたよ。

3. 次に加えるのは小麦粉を3カップとベーキングパウダーを小匙半分。
どちらもふるいにかけてくださいね。はい、これを混ぜればタネができあがり。

4. このタネを好きな形に整えて、クッキングシートを敷いた天板の上に並べて、170度から180度で約20分。


5. 焼き上がったらまだ熱いうちに粉砂糖をまぶします。



お皿に盛り付けたらまた粉砂糖の雪を降らせるとなお綺麗!


胡桃やアーモンドを刻んで混ぜ込むのもお勧めです。
クローブをちょっとさしたりすればまたお洒落ですし
エキゾチックな香りも漂います。

メイおばさん、昨日はピーナッツを使いましたけれど、これまたなかなか正解でした。

ちなみに向こう側はパーティー用。
こちら側は夫さんのおやつ用(笑)。

Bon appétit!

読んでくださってありがとうございました。
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ズッキーニのお団子?天ぷら?

2015-07-01 08:29:27 | ギリシャ料理
二日続きのお客様ディナー
一日目が手巻き寿司と天ぷらならば二日目は?

二日目も同じメニューにするのが
食材の使い回しの点からも、下ごしらえの点からも
格段に合理的なのですけれど
世の中、なかなかそんなにうまくは行きませんよね(笑)。

「夫がメイおばさんのムサカを食べたがっている!」などと
言われれば、どうして「残念だけれど手巻き寿司と天ぷらよ。」
などと言い放つことができましょう、ねえ(笑)。

ということで二日目の日曜日はギリシャ料理です。

定番の、タラモサラタ(たらこのディップ)、ジャジキ(ヨーグルトとキュウリのディップ)、スコルザリア(ジャガイモとガーリックのディップ)に始まってメインのムサカに入る前に、初めての料理にとりくんでみました。

本日の「ギリシャ前篇」は、そんな初料理への道についてお話しします。

折しもこうしている今、ギリシャは大きな局面を迎えようとしています。
シンタグマ広場に集まる大勢の人々や、銀行の前に列を作る人たちの姿をニュースで見るたびに心が痛みます。

けれども、そんな時だからこそ
これまで何度なく作ってきた大好きなギリシャ料理を作って
お客様に美味しいと喜んでいただきたい!
なんだかそれが「頑張れ、ギリシャ!」みたいで、、、、、

さてさて、初めて作ってみたのは「コロキゾケフテデス」という
ズッキーニの天ぷらのようなもの。

「コロキゾ」の部分がズッキーニで
「ケフテデス」の部分がミートボールのようなお団子

つまり
「コロキゾケフテデス」とは、ズッキーニで作った揚げ団子
いえ、天ぷらのようなもの(笑)。

メイおばさんは同じズッキーニでも
手抜きをしてこちらの「コロキダキアティガニタ」ばかり作っていました。

ズッキーニをちょんちょん切って、塩と小麦粉を振り、オリーブオイルをしいたフライパンで焼くだけのものです。。

けれども、6月5日の「The Seattle Times」にこんなに大きく取り上げられていた
新しくできたギリシャ料理の店「OMEGA OUZERI」に魅かれて行ってみたところ、、、、、、、、


友人たちの間でも、「ねえねえ、行ってみた?『オメガウゼリ』。It’s a great place!よ。」などと大評判のレストランに行ってみたところ、、、、、、

『コロキゾケフテデス』(ズッキーニのお団子、というか天ぷら)に出会ってしまいました。スコルザリア(ジャガイモとニンニクのディップ)が添えられています。

これがとても美味しくて、それならば自分で作ってみちゃお~、と言うことになったわけ(笑)。

これが「オメガウゼリ」のズッキーニ団子


こちらが「メイおばさん」のズッキーニ団子

どう見たって天ぷらね(笑)。

見た目は超地味ですが、味はとてもgood!!です。
しかもとても簡単、とてもヘルシー!

ズッキーニを薄い拍子木切りにして、塩を振りしばらくおいて
水気を絞ったところに

砕いたフェタチーズ
ミントの葉のみじん切り
玉ねぎのみじん切り
ニンニクのみじん切り
ディルと胡椒を少々
パン粉と小麦粉を少々
とき玉子を入れてやさしくこねて、オリーブオイルで両面を焼きました。
天ぷらのようにたっぷりのオイルで揚げてもいいと思います。

ジャジキ(ヨーグルトと胡瓜とニンニクのディップ)や
スコルザリア(ジャガイモとニンニクのディップ)がとてもよく合います。

シアトルで目下人気沸騰中のギリシャレストラン「オメガウゼリ」について、そしてそのメニューとインテリアのギリシャらしからぬ(笑)センスの良さについては、また改めて書かせてくださいね。開店までの経緯がまたすごく面白いの。


最後に一言、ギリシャ頑張れ!!!

  
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「メイおばさんの宝箱」はこちらでございます。
本家、分家ともどもどうぞよろしくお願い申し上げます。
6月29日:虹を渡って向こうへと
6月28日:コケコッコーとクックアドゥールドゥ
http://blog.goo.ne.jp/aniwania
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