メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

いかにもアメリカな手抜き玉子料理

2018-10-30 11:34:40 | びっくり!

アメリカ暮らしの間に見つけたこんなもの。

 

いったい何だと思います?

「JUST CRACK AN EGG」

「ADD A FRESH EGG!」

 

どうやら玉子一つで何かができるようですよ。

こんなことが書いてあります。

 

「ソーセージ、マイルドチェダーチーズ、ジャガイモ、玉ねぎ

 緑と赤のピーマンが入っています。あとは玉子1個を加えて

  電子レンジで1分!で出来上がり。」

 

メイおばさん、おもしろ半分やってみましたら

 

あっという間にこんなものができました。

 

ちょこっと小腹が空いたけれど、お菓子じゃないものがいいなあ、、、

なんて時にはバッチリかもしれません。

だってけっこう美味しかったし、空腹は抑えられたし。

^_^

 

お試しで合格しましたので

少しまとめて買って来ましょうかしらね。

そしてメイおじさんに見つからないようにどこかに隠しておこうかしらね。

だって、もしも見つかったら

次の二つのうちのどちらかになるでしょうからねえ(笑)。

 

「メイったら手抜きしてこんな『ジャンク』を一人で食べてる!」

「メイったら自分に内緒でこんな『美味しそうなもの』を一人で食べてる!」

 

食べ終わってから調べて見たら、ネットでの評判も上々でした。

「究極の炒り卵セット」だとか「すぐにできる夢のような朝食」だとか、、、

いかにもアメリカ人らしいでしょ?(笑)

 

でもここでメイおばさん、しばし考えました。

「も、もしかしてこれを便利だ! 美味しい!と思うということは

 メイおばさんが知らない間にアメリカナイズされているということ?」

 

結論はまだ出ていません。

答えを出すためにはもう少し買ってきて、毎日食べて見なければ(笑)。


Enjoy Halloween! その2

2018-10-27 23:07:00 | アメリカ

「この時期のドラッグストアのカード棚ですとか

 メイおじさんとマイおばさんの行きつけのパブや

 スーパーのの入り口の野菜売り場の様子はまた次回にね。」

 

などと言っていながら、ごめんなさい。

ちょっとバタバタ取り込んで

「次回」がこんなに遅れてしまって

肝心の「ハロウィン」がもう目と鼻の先!

 

お料理とも食文化とも関係ないのですけれど

「かぼちゃ」から始まったハロウィン話(ばなし)を続けます。

 

町を歩けば、いつもの店のウィンドーが

こんな風に変わっていたり

 

道に面した家の入り口にカボチャが置かれていたり

 

庭からドッキリ、白い両手が生えていたり

 

ごく普通のお宅の前にこんな置き物!

 

ドラッグストアの中に入れば

いつものカード売り場にはハロウィンカードがずら〜りと並び

^_^

 

歩き疲れてパブに入れば

カウンターにはカボチャがゴロゴロ

いつものペールエール(ビール)を

カボチャと向かい合って飲んでしまったり

 

小腹が空いたのでケイジャン料理の店に入って

ロックフィッシュのリゾットなどを頼んでみれば

ここにもこんなお顔の大きなカボチャさんがいて、、、

 

い、いえ、いたはずなのに写真が見つからない(涙)!

と、とにかくあっちもこっちもカボチャ、カボチャ、カボチャさん!

^_^ 

 

ところで、「ケイジャン料理」とは

アメリカ南部、ルイジアナ州ミシシッピ川周辺の料理です。

ほら、お米を使った「ジャンバラヤ」だとか

こってりしたとろみのスープ「ガンボ」だとか、、、

 

そんなハロウィンまであと3日

ハロウィンが終われば新しい月になり

新しい年に近づいて行きます。

どうしよう、どうしよう、と

ちょっと、いえ、かなり焦っているメイおばさんです。

  


この際、Enjoy Halloween! その1

2018-10-24 23:07:30 | びっくり!

今やすっかり日本語として定着した「ハロウィン」ですが

これ、カボチャや、お化けや、コスプレのお祭りではありません(笑)。

メイおばさんがウンチクを語るまでもなく

 

「ハロウィンは毎年10月31日に行われる古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事」 

  (ウィキペディアより)

 

なものですから

どうも彼らには摩訶不思議に思えるようで

メイおばさん、よく聞かれますよ。

 

「ねえねえメイ、ハロウィンって日本ではお祭りらしいね。

 仮装して練り歩いたり、パーティーしたりするんですって?」

 

「ねえメイ、日本て『Buddhism』(仏教)とか

『Shintoism』(神道)とかだと思ってたけれど

 どうしてハロウィンがお祭りになるの?」

 

これって、毎年メイおばさんを困らせる質問です。

まあ、宗教とは離れたところで一つの文化となっているようなことを

なんとか話してはいるのですけれど(笑)、、、、

 

こちら本場のアメリカでは

今年のハロウィン感はこの程度です。

いちおう「オールドタウン」と呼ばれる

アメリカ創立史に名を残すエリアでは

こんな風に玄関前を飾っている家々もありますし

ウインドーをハロウィン仕様にしている店もないわけではありません。

 

あらまあ、ちょっと長くなりすぎましたから

この時期のドラッグストアのカード棚ですとか

メイおじさんとメイおばさんの行きつけのパブや

スーパーの入り口の野菜売り場の様子はまた次回にね。

 

などと言いながら

パブの様子をちょっとだけお届けしちゃいます^_^、。

 


一緒に食べるという恵み

2018-10-15 04:35:57 | 友人

長い歴史を思い起こせば

ジュリーとマイクは、多分メイおばさんのアメリカ史の

かなり初期から顔を出すカップル。

 

本当に人が良くて

二人とも旅と料理が大好きで

知性も好奇心も素晴らしい

メイおじさんとメイおばさんの大切な旧友です。

 

私たちがイタリアに住んでいた時には

遠路はるばるアメリカから訪ねてきてくれて

それはそれは楽しい北イタリアの長旅を一緒にしたものでした。

 

私たちの親友には、実はもう一組、

イギリス人美女とアメリカ人ハンサムのぶっ飛んだカップルがいて

私たちなど足元にも及ばない大規模な移動暮らしを続けています。

 

この三組は、縁あって昔からの親友です。

なかなか全員が同じ時期に同じ場所にいることもないのですが

昨夜はニ組が同じ車に乗って高速を走ってもう一組の家を訪ね

 

6人で大きな食卓を囲んでジュディーの手料理を楽しみました。

 

なんて幸せな時間だったでしょう!

いろいろな国、いろいろな場所で暮らす

もう若くもない私たち6人が次に一つ所に集うのは

いったいいつ、何処ででしょうか。

 

次にまた同じテーブルを囲むのは

いったいいつのことでしょうか。

そんなことを思うたびに

きっと、昨日の食卓が目の前に浮かぶことでしょう。

きっと、賑やかな笑い声が耳に届くことでしょう。

 

美味しいものを大好きな人と食べることの幸せ。

笑いと優しさと愛おしさと感謝。

これもまた人生の大きな恵みです。

 

さあ、そろそろ腰を上げて

夕飯の買い出しに出かけなければ、、、、

今晩はメイおじさんと二人っきりですが

なんたって「人生の恵み」ですからねえ

面倒くさいなんて言ったらバチが当たります(笑)。


二人で持ち寄り合作ディナー

2018-10-13 06:13:07 | 家族

何を思ったか昨日のメイおじさん

大雨の夕方に

「メイ、ちょっと郵便局に行ってくるから。」

 

まあ、なにもこんな雨の中、行かなくたって

明日の朝でいいじゃない、、、などと言ったところで

聞くようなメイおじさんではありません。

行くと言ったら行くのです(笑)。

 

しばらくして、いつもの「タダイマ〜!」と言う声が。

はい、メイ家では、出かける時は「イッテキマ〜ス!」

帰った時には「タダイマ〜!」と言う日本語が使われています。

 

もちろん「イッテラッシャ〜イ!」「オカエリナサ〜イ!」が受け言葉。

こんなニュアンス、英語ではちょっと無理(笑)

第一、英語にはそんな言葉自体がありません。

 

さて、「タダイマ〜!」と

雨の中、なにやら抱えて帰ってきたメイおじさん。

 

「この雨じゃスーパーに買い出しに行くのも大変だろうから

 夕飯になりそうなものを買ってきたよ!」

 

もちろんこんな難しい日本語は無理ですから英語でですが

日本語だろうが英語だろうが、嬉しいじゃありませんか、その思いやり。

いったい何を買ってきてくれたのかと思えば、、、、、

 

こんなプラスチックの容器に入った焼きそばとご飯

 

そして分厚いサンドイッチ。

なかなかシュールな組み合わせですが(笑)。

 

これにメイおばさんが冷蔵庫の中の残り物を

ちょっとばかりいじってお仲間に加えたのは

 トントン切ったキュウリを浮き実にしたトマトスープ。

 

コーンのお山の上に、と言うか、コーンの器の中に

茹でたジャガイモとハムのポテトサラダを入れた

土壇場創作料理。

 

そして、これまた残り物コーンと残り物ブロッコリーの

自分でもよくわからない、でもそれなりに美味しかった

不思議な一皿。

 

でもね、メイおじさんが雨の中、買ってきてくれた焼きそばは

お祭りの屋台を思い出すような懐かしい味で

メイおばさんはとっても嬉しかった。

 

土壇場の手抜きにしては

心がポッと暖かくなるようなお夕飯でした。

たまにはいいね、こんなのも(笑)。

 

ビールはボストン(アメリカ)の「Samuel Adams」の

10月バージョン「October Fest  」

 

ワインはスペインです。

 

 

ワインの向こうに倒れそうに立っているのは

これまたメイおじさんが買ってきてくれたポテチです。

ワインのお供にとでも思ったのかしら(笑)。

 

合作の嬉しいお夕飯となりました。

 


WHOLE FOODS〜メイおばさんが通う場所

2018-10-08 21:11:05 | ライフスタイル

ここアメリカの首都ワシントン暮らしで

メイおばさんがほぼ毎日のように

ガラガラ引きずっているのが、この抹茶色のカートです。

 

 

もう10年も前にご近所の行きつけのスーパー

「Whole Foods」で購入したものなのですが

とうとう、ずるずると袋の部分が下がって来て

引いて歩けば地面をこするようになってしまいました(笑)。

 

いよいよ買い換えの時期かな?と思っていたら

なんと、見るに見かねた「Whole Foods」の店員さんが

「ちょっと失礼!」と、慣れた手付きで直してくれたではありませんか!

 

これ、カート自体は軽いし

かなりたくさん詰め込めるし

前にも後ろにも両脇にもポケットがついているし

紐をキュッと締めて蓋をかぶせれば中身も見えないし

ガラガラと後ろ手に引きずっていても安心な優れもの。

 

いったい、これまで何度同じことを聞かれたことでしょう。

昨日もレジを出たところで、初老のご婦人が近づいて来て

 

「Excuse me.

 そのカート、どこでお買いになったの?」

 

表にはしっかり「WHOLE FOODS MARKET」と書かれている

実に使い勝手の良いカートなのですが

もうこの店では売られていません。

もしかしたら今では希少価値なのかも(笑)?

 

さて、この「WHOLE FOODS」というスーパーマーケット

なかなかクリエイティブで

メイおばさんが久しぶりに行くと

必ずどこかが新しくなっています。

 

とりわけ、天下のアマゾンが昨年巨額で買収してからというもの

アマゾンで注文した品をこのスーパーで受け取れる

「無人アマゾンロッカー」ができたり

 

いつの間にやら道路に面したガラス張りの一角がカフェになっていたり

しかもそのカフェが道端にまで広がって

中で買った食べ物を、中テーブルばかりか

外テーブルでも食べられるようになっていたり、、、、

 

ところで「天下のアマゾン」の本社があるのは、どこだと思います?

 

実は、ここアメリカの首都、ワシントンでもなければ

大都会ニューヨークでもなく

な、なんと、アメリカ大陸をずずっ〜と西に横切った

太平洋に面したメイおばさんのもう一つの根城

「SEATTLE」(シアトル)なんです。

 

メイおばさんの家の

東から西までをぐるりと囲む窓の向こうに見えるのは

海と湖と、摩天楼そびえるシアトルの町

カナダとの国境の山々の尾根

雪をかぶったレイニア山

そして、、、、、

茶色いアマゾンの本社です。

 

そんなご縁もあって

ここワシントンでは長年「WHOLE FOODS 通い」を楽しんでいるのですが

あらまあ、まあまあ、嬉しいことには

シアトルの我が家から歩いてほんの2〜3分の所にも

なんと、大きな大きな「WHOLE FOODS」の建築が始まりました。

 

次にシアトルに帰った時には

いつもの「QFC」だけでなく「WHOLE FOODS」にも

カートをガラガラ引きずって行けるなんて

まあ、なんてラッキーなことでしょう!!

 

ところでこの「WHOLE FOODS」ですが

5月に行ったロンドンでも出会ってしまいました。

なんとロンドンにも9店舗あるそうな。

そのうち日本でも出会ったりして、、、


朝日のあたる家の一週間メニュー

2018-10-06 21:02:38 | ライフスタイル

シアトルから、ここワシントンへと持ってきた

色々な書類の中から、こんな小さな紙片が出て来ました。

大きさ、いえ小ささがわかるように

CDのそばに置いてみますね。

 

二つ折りにした部分を開いてみれば

あらまあ、なんと、シアトルのとある場所の

とある週のメニューでした。

 

「とある」「とある」と勿体をつけてないでお知らせすれば(笑)

「Horizon House」というメイおばさんの家からも近い

シニアハウス、昔の響きのよくない言葉で言えば「老人ホーム」

の、週間メニュー表です。

 

この「Horizon House」という名前を見るたびに

メイおばさん、心がズキンとして

知らず知らずのうちにあの哀切を帯びた歌が頭の中をよぎります。

 

ご存知でしょうか、と言っても

「知ってますとも!」と答えてくださる方は

メイおばさんと同じようなお年頃の方でしょう(笑)。

 

今から50年以上も前

「The Animals」(アニマルズ)というイギリスのバンドがカバーするや

全英、全米チャートの一位に登った古い歌

「The House of the Rising Sun」(朝日のあたる家)です。

 

その歌詞の解釈については多々弁論がありましたが

とにかく歌詞を読んでも、歌を聞いても気分が暗くなる歌でした。

とはいえ「名曲」でした。

 

あらまあ、だいぶ話が逸れましたけれど

そうそう、シアトルのシニアハウス「Horizen House」の

メニューの話でしたね(笑)。

 

このシニアハウスはかなりの高額で知られた所。

入居できる人たちは限られています。

 

小さな図書館はあるし、ジャグジーもあるし

映画室もあるし、菜園もあるし

個室はまるで高級ホテルのようだし、、、

 

そんなシニアハウスの6月17日から23日までの

週間メニューがなぜかたまたま

メイおばさんの手元にあるのですが

こんな所からもアメリカ食文化がわかります。

もっと正確に言えば「アメリカの高級老人ホーム」の

食文化がわかります。

 

「時間: 11時〜15時

 ただし、土曜・日曜の週末は12時〜13時半

 

 日曜日** 七面鳥のロースト、グレービーとつぶしたサツマイモ付き

       ブロッコリーのロースト

 月曜日** パスタ・プリマベーラ、サラダ付き

 火曜日** 五種類のスパイスを使ったハニーチキン

       ブラウンライス、青梗菜の胡麻和え

 水曜日** 七面鳥のチリコンカーン、トウモロコシのマフィン付き

 木曜日** ハンバーガー、ポテトサラダ

 金曜日** BLTサンドイッチ、ポテトチップとサラダ付き

 土曜日** パルメザンチーズとほうれん草のケーキ

       トマトとバジルのオルゾ、サラダ付き

 

いいなあ、毎日がレストランで、、、

などと呟きながらもメイおばさん、やっぱり思うのでした。

 

「今のところはいいわ〜。

 メニューを考えて、買い出しに行って、キッチンに立って

 テーブルセッティングをして

 『お夕飯ですよ〜っ!』とメイおじさんの書斎の前で叫ぶのも

 そりゃ面倒と言えば面倒だけれど

 まあ、それなりにけっこう楽しいもの。

 自分が作った料理を食べてくれる誰かがいるというのは

 実はとても幸せなことだものね〜。」

 


突然の帆立貝

2018-10-04 03:24:14 | レシピ

これ、昨晩のお夕食。

 

 

これには深〜いわけがありまして、、、、(笑)

 

メイおじさんが、何を思ってか

ホタテの貝柱をたくさん買って来たのです。

 

「メイ、いつでも使っていいからね。」

 

それってつまり、メイおじさん語では

「なるべく早く食べたいのだけれど料理してくれる?」

の同義語ですか?(笑)。

 

仕方ありません。

何とかしましょうと、まずは8粒をオーブンに入れてグリルし

(粒でいい? それとも8枚? 8個? 8柱?)

 

残る4つをバターを敷いたフライパンで

両面をソテーして

 4つだけでは、どう並べたところで格好がつかないものですから

軽くソテーしたパプリカで色味を添えたわけ(笑)。

 

赤道、いえ白い帆立の北は緑のパプリカ

南は赤のパプリカです。

どちらもオリーブオイルでソテーしています。

 

メイおじさんたら、自分はただ買って来ただけなのに

「ね、美味しいだろう?」と得意顔(笑)!

 

それに応えて

「ほんと美味しいね、買って来てくれてありがとう!」

とでも言えば、メイおじさん、ますますニコニコ得意顔!

 

何とも平和なお夕食でございましたよ(笑)。

 

主役を取り巻く脇役は

フレッシュトマトをたくさん使ったスープと

 

ハムと生クリームのフェトチーネ。

 

キッチンに立ってものの30分もかかりませんでしたけれど

なかなか美味しいディナーになりました。


トンガも日本もアメリカも?

2018-10-01 21:00:53 | 健康

朝焼けの美しい朝でした。

 

見とれているうちに地球はまわり

明るい朝がやって来ました。

 

 

そんな朝に、今日こそはたまってしまった新聞の切り抜きの整理でも

と思い立ったのですが、、、、

 

いちおうは興味があるから切り抜いていた記事

しかも「とりあえず取っておいて、あとでちゃんと読もう。」

的な記事です。

 

「必要ないものはどんどん捨てること!」

という初心がなかなか貫徹できません(涙)。

 

とは言え、面白いこともあります。

切り抜いた当時は「うわ〜っ!」と思っていたことも

今となっては「そんなの当たり前じゃない!」に変わっていたり

ピカピカに新しいはずだった情報が

すでにして時代遅れの域だったり(笑)。

 

とりあえず新たな興味で手元に引っ張り出したのは、次の二つ。

 

*トンガ 肥満に悩む 

 〜25歳以上の67% ウエスト平均100センチ超

 (2018年2月12日 朝日新聞)

 

*It's Obscene to Pay $180 for a Steak Sandwich---

   But it Sure Was Yummy  (2018年8月18日  Seattle Times)

 

今日は手っ取り早く、日本語で書かれている

トンガの方からご紹介させていただきますね。

すでにお読みなられた皆様も多々いらっしゃることと思いますが

これ、とても面白い!

 

とりわけ若かりし頃、調査グループに加わって

この記事の「肥満の人の割合が多い上位10カ国」のうちの

6つの島に滞在していたメイおばさん

そして全身かなりふっくらとして帰国したメイおばさんは

ちょっとばかり、いえかなり心を痛めながら読み進めたのでした。

 

そして思うのでした。

これって、発展途上国のトンガばかりか

もう十分に発展した日本にもアメリカにも

同じことを言えるのではないかしら、、、と。

 

*トンガはかつて海外との交易の手段が限られ、主食と野菜や果物、魚を中心とする食生活だった。そんな暮らしにこの数十年、バターやジャムをたっぷり塗ったパン食やファストフード、脂肪分、塩分の高い加工食品が広がったことが肥満が増えた要因とされる。ブレッドフルーツ(パンの実)も以前ほど食べられなくなり、最近は7割ほどが捨てられていた。

 

そんな南太平洋の国、トンガが「さすがにこれではいけない!」

とばかりに様々に対策を講じ始め

なんと昨年7月に「肥満対策税」を導入し

 文明の象徴であり、島民の憧れでもあった

ソフトドリンクやお菓子、脂肪分の多い羊肉などに

税金をかけるようになったのですって!

 

ところで

WHOによる肥満上位10カ国は

 

⒈ クック諸島

⒉ パラオ

⒊ ナウル

⒋ サモア

⒌ トンガ

⒍ ニウエ

⒎ マーシャル諸島

⒏ カタール(中東)

⒐ キリバス

10.ツバル

 

8番目のカタールは行ったこともなく、よく知りませんが

あとの9つはメイおばさんにとっては「思い出の楽園」

家族のように迎え入れてくれた島の人たちと

決して美味しくはなかったブレッドフルーツ(パンの実)を

毎日食べていた所。

 

そんな楽園で、記事の見出しにあるような

「伝統食よりファストフード」現象が起こっているなんて、、、、、

しかも、記事の最後にはこんなことが書かれいるのです。

 

「人々の食生活を変えるのは容易ではない。」

    (ファストフードから本来の伝統食へ、と言う意味です。)

「政府は子供の頃から健康的な食習慣を身につけさせようとしている。」

 

遥か彼方の島を思いながらフーッとため息をついたメイおばさん、

突然気づいてしまいましたよ。

 

「伝統食よりファストフード? もしかしてアメリカと同じじゃない!

 『発展途上国』も『発展しすぎ国も』同じってこと?」