朝焼けの美しい朝でした。
見とれているうちに地球はまわり
明るい朝がやって来ました。
そんな朝に、今日こそはたまってしまった新聞の切り抜きの整理でも
と思い立ったのですが、、、、
いちおうは興味があるから切り抜いていた記事
しかも「とりあえず取っておいて、あとでちゃんと読もう。」
的な記事です。
「必要ないものはどんどん捨てること!」
という初心がなかなか貫徹できません(涙)。
とは言え、面白いこともあります。
切り抜いた当時は「うわ〜っ!」と思っていたことも
今となっては「そんなの当たり前じゃない!」に変わっていたり
ピカピカに新しいはずだった情報が
すでにして時代遅れの域だったり(笑)。
とりあえず新たな興味で手元に引っ張り出したのは、次の二つ。
*トンガ 肥満に悩む
〜25歳以上の67% ウエスト平均100センチ超
(2018年2月12日 朝日新聞)
*It's Obscene to Pay $180 for a Steak Sandwich---
But it Sure Was Yummy (2018年8月18日 Seattle Times)
今日は手っ取り早く、日本語で書かれている
トンガの方からご紹介させていただきますね。
すでにお読みなられた皆様も多々いらっしゃることと思いますが
これ、とても面白い!
とりわけ若かりし頃、調査グループに加わって
この記事の「肥満の人の割合が多い上位10カ国」のうちの
6つの島に滞在していたメイおばさん
そして全身かなりふっくらとして帰国したメイおばさんは
ちょっとばかり、いえかなり心を痛めながら読み進めたのでした。
そして思うのでした。
これって、発展途上国のトンガばかりか
もう十分に発展した日本にもアメリカにも
同じことを言えるのではないかしら、、、と。
*トンガはかつて海外との交易の手段が限られ、主食と野菜や果物、魚を中心とする食生活だった。そんな暮らしにこの数十年、バターやジャムをたっぷり塗ったパン食やファストフード、脂肪分、塩分の高い加工食品が広がったことが肥満が増えた要因とされる。ブレッドフルーツ(パンの実)も以前ほど食べられなくなり、最近は7割ほどが捨てられていた。
そんな南太平洋の国、トンガが「さすがにこれではいけない!」
とばかりに様々に対策を講じ始め
なんと昨年7月に「肥満対策税」を導入し
文明の象徴であり、島民の憧れでもあった
ソフトドリンクやお菓子、脂肪分の多い羊肉などに
税金をかけるようになったのですって!
ところで
WHOによる肥満上位10カ国は
⒈ クック諸島
⒉ パラオ
⒊ ナウル
⒋ サモア
⒌ トンガ
⒍ ニウエ
⒎ マーシャル諸島
⒏ カタール(中東)
⒐ キリバス
10.ツバル
8番目のカタールは行ったこともなく、よく知りませんが
あとの9つはメイおばさんにとっては「思い出の楽園」
家族のように迎え入れてくれた島の人たちと
決して美味しくはなかったブレッドフルーツ(パンの実)を
毎日食べていた所。
そんな楽園で、記事の見出しにあるような
「伝統食よりファストフード」現象が起こっているなんて、、、、、
しかも、記事の最後にはこんなことが書かれいるのです。
「人々の食生活を変えるのは容易ではない。」
(ファストフードから本来の伝統食へ、と言う意味です。)
「政府は子供の頃から健康的な食習慣を身につけさせようとしている。」
遥か彼方の島を思いながらフーッとため息をついたメイおばさん、
突然気づいてしまいましたよ。
「伝統食よりファストフード? もしかしてアメリカと同じじゃない!
『発展途上国』も『発展しすぎ国も』同じってこと?」