メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

Pie Bar? パイバー?

2017-08-30 03:04:31 | びっくり!

シアトルのダウンタウンからちょっと坂を上った

人通りもまばらな通りに

見過ごして通り過ぎてしまいそうな小さな店があります。

目立つ店名もありません。

 

外の景色が鏡のように映っている窓ガラスの下に

「Pie Bar」という文字があります。

 

PieとBarの飾り文字の間に

にょきっと立っているキノコのようなものは

今これを書いているメイおばさんが

振り返れば窓の外に見えるこの町のシンボル

スペースニードルです。

 

お店のガラス窓に額をつけるようにして中を覗いてみれば

二人の青年がせっせと何かを作っているのが見えます。

 

気づけば足元にこんなレトロな看板がありました。

 「ホームメイドパイ すべてのパイに笑顔付き」

なんだか突然古きアメリカにタイムスリップしてしまったようです(笑)。

 

ここが知る人ぞ知るパイの店、「Pie Bar」です。

開店はなんと夕方の5時です。

 

パイバーと言うだけあって本業はバーです。

しかもただのバーではなくてこんなバー。

 

「The world’s first late night “pie only” cocktail lounge. Pie Bar has found a way of taking something ordinary and making it extraordinary.  

(世界で最初のパイしか出さないカクテルラウンジ。夜開店。

普通のものを特別なものにいたします。)

 

メニューを見れば

 

ステーキとポテトのパイ     9ドル50セント

チキンポットパイ           々

アップルクランブル       6ドル50セント

ストロベリーとルバーブのクランブル  々

ストロベリーとラズベリーとリンゴのシュトゥルーデル  6ドル50セント

 

そんなセッティングと謳い文句に惹かれて

メイおばさんがメイおじさんのために買ってみたのがこれでした。

 

チキンポットパイです。

 

えっ、丸のままではなくて

六等分のたったこれだけで9ドル50セント?

しかも家に帰って開けてみたら完全に崩れてる。

 

いくらなんでも強気じゃありません?

だって日本円にしたら千円以上。

 

それでも美味しければまあ納得できるのですけれど

メイおばさん的にも、メイおじさん的にも

う~ん(無言)。

 

メイおばさんが作ったこちらのパイの方が

美味しいかも!と自画自賛しながら

またしてもスパナコピタ(ほうれん草とフェタチーズのパイ)の残りを

冷蔵庫から出しては食べる夜でした(笑)。

 

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アーティチョークからキーライムへと

2017-08-27 03:26:08 | 旅行

私たちにはあまり馴染みのないこれ

まるで不思議な花の蕾のようですが

アーティチョークです。

 

どこを食べるの?

と聞かれれば、「あの~、すみません、ここだけしか」的な野菜。

 

丸ごと茹でてから

たくさんある固い花びらのような部分(ガク)の付け根を

歯でしごくようにいただきます。

 

ということは

こんなに大きくたって食べる部分はほんのわずか。

 

それでも世の中にはアーチチョークファンがたくさんいるようで

ここシアトルのスーパーでも山積みになって売られています。

お値段は何とふたつで3ドル!!!!!

と、あまりの安さにびっくりマークを連打したいほど(笑)。

 

だってネット通販で見たら

日本ではこんなお値段なんですから。

 

「アーティチョーク 1個     1,561円

    々    12個前後   17,504円」

 

えっ? エープリルフール? と、言いたいぐらい(笑)。

 

ついでにもう少し、えっ?を続ければ

この大きなレモン、つまり普通のレモンは4つで5ドル。

 

かたや「メイヤーレモン」と呼ばれる右側の小さなレモンは

一袋にたくさん入って3ドル99セント(440円ぐらい)。

 

メイおばさん憧れの

左側の普通のライムのお隣の小さなライム

「キーライム」だって

一袋にたくさん入って同じようなもの。

 

どうして憧れ?

そんなこともいつかまた書かせてくださいね。

 

なにしろメイおばさん、かれこれ20年近くも前に

セブンマイルブリッジという

海の上にかかる7マイル(11km)もの橋を

マイアミからひとりでバスに乗って

 

ヘミングウェイゆかりの小さな島「キーウェスト」まで

ヘミングウェイがお気に入りだったというカフェに

ヘミングェイがいつも食べていたという「キーライムパイ」を

食べに行っちゃったぐらいですからね(笑)。

 

まだまだ「えっ?」と言うものがたくさんありますが

メイおばさん、明日のゲストディナーに向けて

そろそろ準備を始めなきゃ。

 

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夕日色のさつま芋X紫キャベツ→外は夕焼け

2017-08-25 10:06:35 | レシピ

これ何だと思う?

実はスイートポテト、つまりサツマイモの皮をむいたところです。

元々はこんなです。とても大きくて、メイおばさんの手からずずずい~っとはみ出します。

これでも小さいのを選んでみたのだけれど。

皮を剥けばきれいな夕日色。

こうしてみればまるで人参(笑)。

 

こちらは何?

はい、松の実(pine nuts)です。

ナッツ類の中でも、これがダントツに高値の

まさに高嶺の花(笑)。

 

こんなパックで9ドル49セント。

つまり千円ちょっとです。

 

とはいえ、そうそう大量に使うわけでもありませんから

1パック買えばけっこう長持ちいたします。

 

さあて、そんな人参みたいな夕焼け色のさつま芋と

高嶺の花の松の実でいったい何ができたでしょう。

 

これですよ、これ。

 

もとはと言えば新聞で見つけたこんなレシピ。

やってみたくもなるというもの。

 

題して「Warm Red Cabbage Salad with Sweet Potatoes」

まあ、なんて長ったらしい。

つまりは「紫キャベツとさつま芋の温かいサラダ」

 

さあ、まいりましょうか。

6人前の材料ですが

 

*大き目のさつま芋  1個

*バター  大匙1杯

*黒砂糖  一振り

*塩・胡椒

*干しブドウ  片手に乗るぐらい

*松の実  大匙2杯

*オリーブオイル  大匙4杯

*赤ワインビネガー  小匙1杯

*パセリ  片手に乗るぐらい  

*レモン 1個

*紫キャベツ 半分

*ガーリック  2片

 

作り方はこんな感じ。

 

1.皮を剥いてさつま芋を賽の目に切って、バターと黒砂糖と水を1カップ半、塩と胡椒を少々加えて、柔らかくなるまで茹でます。

目安は12分ぐらい、と言ったってお芋の大きさによって違いますものねえ。そこらへんは適当に。

 

2.ここに干しブドウと松の実とオリーブオイル大匙2杯、パセリを加え、レモンを絞ってまわしかけ、水気がなくなるまで火にかけます。

 

3.別のフライパンにまたしてもオリーブオイルを大匙2杯。

弱火で紫キャベツの千切り(削ぎ切りでもいいね)を弱火で炒めたらお皿に移します。

 

4.この上に2をかけるのですが、メイおばさん、ちょっと盛り付けを変えました。

ねえ、新聞の写真よりも

こっちの方がきれいだと思わない?

 

いい具合に窓の外は日が落ちて

夕食の時間に外がこんなになるなんて

夏至を過ぎてからの日々、日一日と昼が短くなっていくのがわかります。

ついこの間までは9時を過ぎたって明るかったのに、、、、

 

暗くなってからいただくお夕飯なんて

メイおばさん、なぜだかちょっと焦ります(笑)。

 

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牡蠣貯金でも始めようか@水辺のレストラン「Eliott’s」

2017-08-22 10:29:31 | レストラン

水辺が好きです。

どこの国のどこの町にいても

引き寄せられるように水の近くに行ってしまいます。

先祖はお魚だったのかもしれません(笑)。

 

そんなメイおばさん

これまでいろいろな国のいろいろな町で暮らしてきましたけれど

いつでもどこでも水があれば幸せでした。

辛いことがあれば、いつでも水の近くに行きました。

 

水平線が見える海なら最高で

周りをぐるりと水に囲まれた島ならなおさら幸せです。

 

シアトルという町もまた海がすぐそこにあります。

思い立てば歩いてすぐに水辺に行くことができます。

 

加えてこの家は、ぐるりと大きな窓で囲まれていますから

どこにいても海と湖が見えます。

 

この町にはおいしい店も、気の利いた店も、お洒落な店も

たくさんありますけれど

やはりふと足を向けたくなるのは「水辺」のレストランです。

 

シアトルの観光名所とも言える活気にあふれた「パイクプレースマーケット」をぬけて

下に降りれば「Alaskan Way」と呼ばれる道に桟橋がたくさん続きます。

 

大きな観覧車を見ながらブラブラ歩くのもまた

ダウンタウンとはちがった水辺の魅力があります。

 

そんなブラブラの後に

友と久しぶりにあのレストランに行ってみました。

「地球の歩き方」などにも紹介されているものですから

あえて行かない土地っ子の気風、いえ変な見栄(笑)。

 

それが「Eliott’s Oyster House」

58番埠頭にある大きなレストランです。

 

「地球の歩き方」にはこんな風に紹介されています。

 

「本格的にシーフードを食べるならここ」と。

 

いえいえ本格的な店は他にだってあるのですが(笑)

地元民の友とプラプラ歩きながら

「たまには行ってみようか、エリオッツ!」

 

行ってみれば水辺の食事はやはり気持ちがいいし

団体さんで騒がしいわけでもありませんし

住んでいようが、旅していようが

いい所はやっぱりいいんじゃないかしら、と

あらためて思ったメイおばさん。

 

なんたって開放的。

あけ放った窓の向こうに見えるのは大きな客船。

空気には潮の香り。

 

さてここで女二人がいったい何をオーダーしたでしょう。

あまりお財布の紐をゆるめるわけにもいかぬ

慎み深いメイおばさんは(笑)

シアトル名物クラムチャウダーのスモールと

ほうれん草とマッシュルームのサラダ

 

かたやある資格試験に合格したばかりの友は

 

「メイ、今日は私たべるわよ~!

自分で自分にお祝いするわよ~!」

 

と宣言をした後に、クラムチャウダーの「大」とクラブケーキ

そしてオイスター。

 

結局メイおばさんもオイスターの魅力に抗えず

もう一皿頼むことになってしまったのですが(笑)。

 

お店のお姉さんのお薦めに従って4種類のオイスターを6個。

名前からすると、最初の3つ、元々は日本が産地なのでしょう。

 

ああ、もううっとり

ああ、もう溜息

帰り道にどちらからともなく呟きました。

 

「今度来たら一人で1ダース(12個)ずつ食べようよね。」

「そうだね、今日から牡蠣貯金だね(笑)。」

 

 

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やっぱり色気も、、、、

2017-08-21 00:35:14 | 食文化

きちんとイギリスのレシピで作ってみました。

はい、ちゃんとお粉をエールで溶いてね。

 

今年の春のロンドンのマーケットの

こんな屋台を思い出しながら。

 

揚げたてをハフハフと

みんなで楽しく立ち食いした時のことを思い出しながら。

 

そしてまた

ワシントンDCの水辺のレストランで

ついこの間、家族三代で囲んだテーブルを思い出しながら。

 

料理って単に「食」だけではなくて

そこにまつわるいろいろな思い出があるものです。

 

同じお料理をいただいたって

その場の雰囲気、その時一緒にいた人たち、そして何を話したか

そんなことでだって、思い出の中の味覚は変わるのです。

 

いわば、客観的味覚ではなく

主観的味覚とでも言ったらいいでしょうか。

 

加えてメイおばさん、思います。

プロの料理人の資格はきっと

そんな「主観的味覚」に左右されないことかしらって。

 

そしてメイおばさん、思うのです。

「プロじゃないもん、いろいろな思い出をひっぱりだしちゃうもん。」(笑)。

 

さて話を戻しましょうね。

やっぱりきちんと作った「フィッシュ&チップス」はおいしいのです。

 

ポテトはしばらく水にさらしてから

ペーパータオルでしっかり水気を取って油に落とせば

きれいに美味しく仕上がります。

 

メイおばさん、あんまり細いのではなくて

このくらいが好き。

 

とはいえ、この「フィッシュ&チップス」という料理

なんとも色気がありません(笑)。

ですから、こんなものを添えて色気づけたりしています。(笑)。

 

プラムを切ってフェタチーズを雪のようにパラパラと載せただけのもの。

 

こちらはプラムではなくトマトに降った雪です。

 

ああ、そうそう。

最近こんなものも作りました。

こちらの「色気」もなかなかです。

 

棒状のクリームチーズを買って来て

まわりにペタペタとブルーベリーを張り付けただけですが

輪切りにしたらこんなにきれい。

 

フィッシュ&チップスも

プラム&フェタも

クリームチーズ&ブルーベリーも

色気があろうがなかろうが

困ったことにビールもワインもどんどん進みます(笑)。

 

 

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真夏のアメリカ式ガーデンパーティー

2017-08-19 09:38:24 | パーティー

毎年恒例の真夏のガーデンパーティーの会場は

私たちが住むコンドミニアムの中庭です。

 

なかなかガードが厳しくて

この中庭にも

外からの方は、受付の関門を通ってからでないと入れません。

 

けれどもこのパーティーは

上からエレベーターで降りてくる住人たちのパーティーですから

関門も何も関係ありません(笑)。

 

しばらく前にこんな招待状が事務局から届きました。

中には出欠表が入っています。

 

          木曜日

   2017年8月17日

   5:00PM カクテル

   6:00PM ディナー

 

 

夏の季節はまず雨が降らない爽やかなシアトルに

こんなガーデンパーティーはまさにぴったり。

 

メイおばさん、この便利で快適なコンドミニアムに住み始めて

もうずいぶん経ちますけれど

雨でパーティーがキャンセルになったためしがありません。

むしろいつだって日焼けを気にしながらのパーティーです。

 

受付でエントリーをして

名札を胸につけて

好きな丸テーブルにすわります。

 

顔見知りの人たちの隣りもよければ

この際、全く初めての人たちとお近づきになるのもよし。

年季を重ねるうちにそんなパーティー術にもだんだん慣れてきましたよ。

 

どんな風に話を聞いて、どんな風に話題を提供して

どんな風に相槌を打って、どんな風に食べるか、、、、(笑)。

 

同じテーブルの人たちと挨拶をかわしたら

ずら~っと気前よく並んだお料理の数々やら

ワインやビールやソフトドリンクやらを取りに行きます。

 

お料理が並ぶテーブルには

そのひとつひとつに説明が書かれています。

たとえばサーモン料理なら

「Grilled Salmon

 Fresh Fillet of Local Salmon 

 With Basil Pest」

(新鮮な地元の鮭、バジルのペスト付き)

 

ベジタリアンの方用には、きちんと「Vegetarian」と書かれています。

材料までが書かれているのは、アレルギーの人たちのことを考慮してのことでしょう。

 

パーティー術&礼儀としては

あまり何度もテーブルとの間を行き来するのではなく

会話が途切れないようにすることでしょうか。

そしてお皿に盛ったものは

なるべく残さずいただくことでしょうか。

 

これ、メイおばさんのプレートです。

ちょっと盛りすぎかしら(笑)。

サーモンの上の緑はバジルソースです。

アスパラガスの上に乗っている茶色いものは

チキンをオレンジソースで煮込んだものです。

 

たまたま同じテーブルに着いた人たちがたとえ初対面であっても

すぐに楽しく会話が弾み始めるのはやはりパーティー慣れのアメリカです。

 

とはいえ、自分のことばかり話したり

過去にどんな会社にいて

どんなに偉大な(笑)仕事をしたかを自慢げに話すのは

ちょっとしたマナー違反です。

 

皆さんパーティー慣れしていますから

そこらへんのところはきちんとわきまえていらして

ある種の品格を保っています。

 

外での肩書がどうであれ

同じコンドの住人というだけで充分なのです。

 

メイおばさんの左隣にお座りになった男性は

言葉を交わすうちにもしかしたら?と思い

別テーブルの親友にひそかに聞いてみたら

やっぱりそうでした。

シアトルの前の市長さんでした(笑)。

 

右斜め前のご婦人も、もしかしたらと思って

あとで密やかにメイおじさんに聞いてみたら

シアトルでテレビ会社を立ち上げた方でした。

今やお二人とも昔の肩書など捨て去って

自由なリタイア生活を楽しんでいます。

 

「昔は~~」だの「元は~~」だのを引きずらない暮らしが

ある種の気品を醸し出しているのです。

 

などなど話は食べ物からちょっと、いえ大分逸れてしまいましたが

今年もまた様々なことを学びながら

失敗を繰り返し、恥をかきながらも

少しずつ「アメリカ式パーティー術」を身に着けていくメイおばさんです。

 

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三人寄れば~切り身魚のエスカベージュもどき

2017-08-18 00:50:41 | お客様

遠方から海を越えてやってきた積年の友にして

赤毛のアン流に言えば腹心の友が

そのまた彼女の積年の友と一緒に

シアトルのメイおばさんのところにやってきて

 毎日わいわいと町を歩き

毎日わいわいとメイおばさんお気に入りのレストランへと繰り出したり

毎日わいわいとメイおばさんお気に入りのキッチンで料理をしたりしています。

 

要するに

メイおじさんとの静かな生活が

にわかに華やぎだしたわけ(笑)。

 

しかも彼女ら料理好き。

しかも彼女ら料理上手。

 

たとえばこの日はこんな感じ。

 

三人で近くのスーパーに行って

 

「何にする?」

「何にしようか?」

「簡単でおいしいものがいいよね。」

「なんかお魚料理にしようか?」

「そうだね、シアトルなら新鮮なお魚もあるしね。」

 

かくして「簡単でおいしい」メニューに選ばれたのがこれ。

名付けて○○と言いたいところですけれど

レシピも何にもない、想像力と経験が頼りの手抜き料理です(笑)。

あえて名付ければ「切り身魚のエスカベージュもどき」?

 

スーパーで一緒に買い込んだのは

2種類の白身魚の切り身です。

 

友は慣れた手つきで薄切りにした人参と玉ねぎを油で炒めて

ちょちょんと食べやすいサイズに切った2種類の魚の切り身を

軽く塩胡椒して小麦粉を薄くまぶした後で

オリーブオイルで両面を焼きました。

 

そして「人参&玉ねぎ組」の上に「お魚組」を

「お魚組」の上にまた「人参&玉ねぎ組」をのせてから

オリーブオイルと醤油とワインビネガーを合わせた

ソースをまわしかけました。

 

 

何て簡単!

それなのに何て美味しい一皿になったことでしょう。

大皿に移し、上からイタリアンパセリなどをあしらえば

見た目だってきれいです。

 

もう一人の友は、これまた美味しいジャガイモと胡瓜のスープを

ちゃちゃっと作り

 

メイおばさんは簡単手抜きサラダの担当で。

三人寄れば文殊の知恵。

 

セッティングされたテーブルの上に料理が運ばれていく喜び!

 

夏至が過ぎたとはいえ

8時近くになってもまだ窓の外はこんなに明るいシアトルで

 

三人寄ればあっという間のおいしいごはん。

肝心の写真が大ボケだけれど(笑)。

 

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なんていう日本文化の美しさ!

2017-08-15 03:12:02 | 食文化

遠方から海を越えて

積年の友が、そのまた彼女の積年の友と一緒に

昨日シアトルにやってきました。

 

お土産をこんなに持って。

 

メイおばさん、「何かほしい?」と聞かれて

ひとつだけお願いしたのは

日本で出版されたばかりのある本だけだったのに。

 

私たちが出会ったのは

それぞれに別の大学を卒業して就職をした東京のある会社。

新卒は大勢いたのに、たまたま私たちは同じ部に配属されて

彼女は○○グループ、メイおばさんは▽▽グループ。

扱う物は違っても、一つ屋根の下の大所帯

私的共通点もたくさんあったりして

あっという間に仲良くなりました。

 

以来、おたがいに世界のあちこちに住みながら

楽しいことも、苦しいことも人並み、時に人並み以上に通り抜けながら(笑)

共に笑い、共に泣き、、、、

結婚やら出産やら別れやら

人生のさまざまな局面に立ち会いながら

ここまで歩いてきたのです。

 

喜びと興奮の一夜が明けて

あらためてお土産の品々を眺めてみれば

どれもみな、いつものセンスある友らしいものばかり。

 

ちょっと見てくださいな。

まあまあ、なんて美しい!

メイおばさん、うっとりしながら季節の順番に並べてみましたよ。

 

ほら、日本と言う素晴らしい国には

ほかのどこの国にもない季節と

ほかのどこの国にもない感性があるのです。

 

24節気の名前が当てられて

ひとつずつ瀟洒な小袋に入った

24種類の小さなお煎餅です。

 

それぞれの袋の裏には、小雪やら白露やら処暑などという

美しい季節の名前と共に

それぞれの季節に沿った俳句が書かれています。

 

袋を開いて食べてしまうのがもったいないほどに

美しい日本のお菓子です。

 

見ているばかりでもしょうがないと

2つだけ無造作に選んで

ぴりりと袋を開いて

パリパリといただいてみましたよ。

 

その2つというのがこれでしたけれど

ふと気が付けば、これってちょっとした「本日の占い」(笑)。

 

小暑(しょうしょ)

朝顔に 釣瓶とられてもらひ水

加賀千代女

柚子ざらめ

 

立春(りっしゅん)

梅が香に

のっと日の出る山路かな

松尾芭蕉

海苔醤油

 

さすが、我が積年の友!

なんという粋な計らいでしょう。

 

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人参のゆくえ~キャロットタルタル

2017-08-14 00:47:17 | レシピ

メイおじさん&メイおばさんと同じように

移動生活のデルとジーン。

 

夏になると灼熱のアラバマからシアトルに逃げてきます。

つまりここが彼らの避暑地。

 

とはいえ、二人ともれっきとした大学の先生ですから

今週から授業が始まるとあらばアラバマ(笑)

へと戻って行かねばなりません。

 

前日にいらした我が家のティータイムに

 「ねえ、メイ、これ良かったら使ってくれない?」

 と、どさっと人参と玉ねぎとガーリックを持ってきました。

 

わかる、わかる、わかります。

移動生活には気分転換も醍醐味もあれば

冷蔵庫の中の生ものを全部処分しなければならないという

なかなか大変な仕事もあるのです(笑)。

 

さてさて、紫玉ねぎとガーリックはともかく

袋にいっぱい入ったこの人参

いったいどう使いましょう。

 

頭を一生懸命めぐらせて

まずはてっとり早く「シリシリ」を。

 

次に、ちょっと手をかけて作ってみたのが昨日のこれでした。

メイおばさん、初めてのチャレンジでしたけれど、うん、合格!

見た目がかわいい、味もなかなか

しかもけっこう簡単という三拍子。

 

見つけたのはこの本のこのページ。

いつものメイおばさん流に手抜きできるところは手を抜きましたよ(笑)。

 

出来上がりは本の写真よりもだいぶ「しどけない」のですが

まあ、楽しく作れましたし

メイおじさんにも喜んで食べてもらえましたから

良しとしましょうか(笑)。

 

この「Carrot Tartare」(人参のタルタル)なるもののレシピを載せておきますね。

気が向いたら楽しく作ってみてください。

昨晩のメイおばさんのようにね。

 

1) ボールに卵黄1個、ディジョンマスタード大匙2杯、刻んだアンチョビ4枚(数え方って4でいいの?要するに平べったい缶の中に平べったく入っている例のアンチョビを細かく刻むわけ)、シャロット1個(玉ねぎの小さいようなもの、けれどもペコロスよりは大きいの。玉ねぎで代用してもいいと思います。その場合は8分の1個ぐらいかしら、)、ケイパーをざくざく小さく切って大匙1杯、ピクルスもざくざく切って大匙1杯。

2) 全部混ぜたところに、レモンの絞り汁大匙1杯とオリーブオイル大匙2杯、ウスターソース大匙半杯を加えてまた混ぜます。

3) ここにザクザク小さく切った人参2~3本分を加えて、あとは塩と胡椒とオリーブオイルでお好きな感じに味付けするだけ。

4) さてさて人参の部分が仕上がったら、次はアボカドの部分です。

アボカド2個を四角く切って(大きすぎず、小さすぎず)、塩&胡椒で味をつけ、色が変わるのを防ぐためにレモンの絞り汁をまわしかけておきます。

5) さてフィニッシュは、、、、、、

お皿に4のアボカドを丸く敷いて(型があればサイコ―!)、フォークで軽く押しながら形を整え、3の人参を載せます。

トップを緑の葉っぱで飾ればもっと素敵!

 

「人参タルタル」気が向いたら楽しく作ってみてくださいな。

昨日のメイおばさんのように適当に手抜きをしながらね(笑)。

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またもやびっくりグミに@シアトル

2017-08-12 09:01:14 | びっくり!

昨日の続きで「グミ」のこと。

あの恐怖の出会いから二年近くがたって

シアトルと言えば「宇和島屋」

「宇和島屋」と言えばシアトルで出会ったのはこんな「グミ」たち。

 

ちなみに1袋、2ドル49セント。

 

ちょっと近寄って見ますよ~。

いきなりワーオ!!

名前からして「Sour Neon Worms」

 

いくらサワーで、いくらネオンのようにきれいだからと言ったって

Wormsと言えば虫ですよ、虫。

しかもミミズ系の。

お砂糖でソフトタッチにしてみたってねえ、やっぱり(笑)。

 

こちらは「Sharks」(鮫)ですからまだいいものの

やっぱり食べるのにはちょっと抵抗が(笑)。

 

そんなところに出会ったのがこれ。

まあ、これなら食べてもいいかしら

とはいえ、やっぱりちょっとな~。

 

色とりどりの可愛らしい蝶々さんです。

 

そしてこれ、出ました、豚さん!

いかにもテディーベアー座りをしてますが、やっぱり豚さん。

どうせなら可愛い小熊ちゃん(ベアーちゃん)にでもすればいいのに(笑)。

 

それなら白いお砂糖をパラパラかけてお化粧でもしてみる?

いえいえ、そんな問題じゃないんですよ。

 

見てくださいよ、バリューサイズのこのド迫力!

まあ、タランチュラでないだけ、ましですかしらね(笑)。

 

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