メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

お弁当は素敵な日本文化

2016-04-30 09:06:17 | 食文化
小学校のお昼は給食でしたけれど
中学と高校は毎朝母が作ってくれるお弁当を持って通学しました。

時代は変わり
母が私にしてくれていたことを
私が子供たちにするようになりました。

「ママぁ、あれはないでしょう。
 端っこに寄って大変だったよ。」

「お弁当箱から汁がこぼれていた。」

など、諸々のクレームを受けながらも

「ママぁ、今日のお弁当おいしかったよ。
 また作ってね。」

とでも言われれば
ホクホクと喜んで張り切りました。

そんな時代から長い年月がたった昨日

「ママぁ、ちょっとお願いがあるのだけれど」

と娘からSOSが届きました。

何かと思えば、突然の用事ができて
4時間だけ家を空けなければならないというのです。
金曜日といえ、祭日ですから保育園はお休みです。

「ママぁ」とヘルプを求められた母は
すでに決まっていた予定を何とか調整し馳せ参じました。

「悪いね。助かる。
 XXたちはお弁当持ちで出かけなければならなくて。
 ママの分のお弁当も作っておくから○○と一緒に食べてね。」

そんなイキサツがあっての、これが娘が家族に作ったお弁当です。


そしてこれが
すっかり母となった娘が
母である私に作ってくれたお弁当です。


蓋を開ければ


留守を守る静かな家で
おちびちゃんと向かい合ってお弁当を食べながら


いつしかこんな時代になったことにちょっとオロオロしながら
涙が滲んでお弁当が霞みました。

そして思いました。
いったい私はこんなお弁当を彼女に作ってあげたかしら?と。
こんなに可愛くて、こんなに愛情にあふれていて
こんなに美味しいお弁当を。

たかがお弁当、されどお弁当。
これは素敵な日本文化です。

とみに子供たちから教えられることが多くなりました。
これもまた、母の喜びです。

読んでくださってありがとうございました。
皆様、どうぞ良いゴールデンウィークをお過ごしくださいね。
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むしょうにお野菜を食べたくなったら

2016-04-28 13:34:43 | レシピ
むしょうにお野菜をたくさん食べたくなる時ってありますよね。
ウサギさんみたいに。

冷蔵庫の中に中途半端に残ってしまったお野菜を
何とかしたくなる時だってありますよね。

そんな時のメイおばさんの手抜き料理をご紹介します。
料理というほどのものではありませんけれど(笑)。

うすくオリーブオイルを引いた天板の上に
野菜をどんどん載せてパラリパラパラ塩胡椒。

並べ終わった上からオリーブオイルをたっぷりとまわしかけ
あればローズマリーやタイムなどのハーブを載せて


あとはオーブンで適当に焼くだけです。
そして天板のままテーブルに運んじゃいます。


コツがあるとすれば
なるべくいいオリーブオイルを使うことかしら。

「いい」オリーブオイルというのは決して値段が高いという意味ではなくて
香りのよいもの、摘みたてのオリーブのような新鮮さを感じさせるもの。

この日の天板の上には
マッシュルーム、ズッキーニ、人参、黄パプリカ、ミニトマト、玉ねぎ
そして残り物の缶詰のアーティチョーク

この日の相棒は
チコリの上にツナをマヨネーズとヨーグルトとビネガーで和えて載せました。
トッピングにはケイパーを。
10分もかからずできちゃいます。


時間かからず
手間かからず
それなのに「なんかヘルシーだなあ!」という気になる
お野菜ディナーです。



お饅頭のようなものは
冷凍庫に作り置きしておいたクラブケーキ。
これについてもまたいずれ。

そうそう、ちょっと似てますが
こちらは生のお野菜をたくさん食べたくなった時に作る
メイおばさんの「バーニャカウダ風」です。
これもまた簡単。
なんたって並べるだけですからね。


読んでくださってありがとうございました。
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色に怖気づいて~シアトルのベーカリー

2016-04-25 23:56:52 | びっくり!
シアトルの家の東の窓からは
ワシントン湖とレイニア山が見えます。


朝日に輝き始める時を見るのが大好きです。


家を出てマディソン通りをまっすぐ下れば
突き当りは窓から見えた湖です。


15分走っただけで
ちょっとした旅行気分になるぐらいに
町の雰囲気が変わります。


「Beach House」などと言う看板が
ますますリゾート気分にさせてくれます。

美味しいパンが食べたくなると
このベーカリーまでちょこっと車を走らせます。


ここはパンだけでなくケーキやクッキーも焼いています。
けれどもメイおばさん、パンは買いますが
ケーキやクッキーは買ったことがありません。

もしかしたら美味しいのかもしれませんが
この色にちょっと怖気づいてしまうのです(笑)。


色だけではなく
さぞかし甘いんだろうなあと怖気づいてしまうのです(笑)。

あまりにリアルで引いてしまったりもするのです。


実際かじってもみないで、こんな風に思うなんて
これって「偏見」、これって「思い込み」。
料理人の風上にもおけないことはわかっているのですが。

これまた文化の違いです。


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おうちがお寿司屋に早変わり

2016-04-23 22:22:02 | びっくり!
今日はちょっと特別な日。
メイおばさんが東京に帰ってきたのを待ち構えていてくれた
学生時代からの腹心の友たちが
どど~っと訪ねてきてくれて

お仕事で来られなかった友は
こんなにたくさんお花を送ってきてくれて


懇意にしているお寿司屋の若大将が
バンいっぱいの荷物と共にやって来てくれて

ごく普通のダイニングテーブルが

「お寿司屋」さんのカウンターになりました。



10人が二手に分かれて交代にカウンターにすわります。


好きなものを好きなだけ握ってもらって


楽しいおしゃべりを弾ませて
ワインを何本も開けながら

はい、交代!
と次の5人と入れ替わり

またまた、はい、交代!と何度も何度も入れ替わり
その都度、新鮮なネタを心行くまで味わって


思い出話に花咲かせ
未来話にも花咲かせ
若大将の間髪いれぬ突っ込みに爆笑し
調子に乗ってカンツォーネを歌う輩に聞きほれて


被災地の方々への追悼の思いと共に
集えた幸せに感謝をし
できることを話し合い
積年の友と積み上げてきた長い長い時間のうちの
一番新しい時間を過ごしました。

食べ放題のお寿司に加えて
メイおばさんが皆様に用意したのは

先月の南仏からのお土産のフォアグラと


シアトルで買って来たグルグル野菜器で作ったサラダと


友が焼いて持ってきてくれたローストビーフに合わせて
またまたヨークシャープディングと


お口直しのオレンジシャーベットです。
フレッシュなオレンジを6個しぼりました。


今はまた
みんなそれぞれの居場所に帰って
寿司カウンターはただのテーブルに戻り
あれほど賑やかだった空間もひっそりとした夜の闇

夏草や つわものどもが 夢のあと
寿司パーティー 賑わいいずこに 夢のあと
シンデレラ 馬車がかぼちゃに 早変わり


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メアリー・ポピンズのヨークシャー・プディング

2016-04-21 23:10:12 | イギリス
「どんなに簡単かは明日お伝えしますね。」

などと大見得を切ってしまった昨日に続き
「簡単な」ヨークシャープディング(Yorkshire Pudding)の作り方を。


用意するものはたったこれだけです。

小麦粉 1.25カップ
塩 ひとつまみ
卵 1個
牛乳 1.25カップ
ローストビーフの焼汁大さじ1杯 あるいはXXXXXX

そして作り方の手順もたったこれだけ。

1. オーブンを210~220度に熱します。

2. 小麦粉と塩をボールにふるい入れ、真ん中にくぼみを作って卵を割り落とします。


3. そこへ牛乳をすこしずつ注ぎながら、小麦粉と混ぜ合わせます。


4. 涼しいところで1時間ねかせます。

5. 天板または型にローストビーフの焼汁を塗ります。*

6. ねかせておいた記事を天板または型に注いでオーブンに入れ、25分焼きます。


実はこれ、メアリー・ポピンズさんのレシピです。


ほら、あの傘をさして空から飛んでくる。
そのポピンズさんがこんなことを言います。

「私はこれを四角く切り分けてローストビーフにそえます。」

この本「Mary Poppins in the Kitchen」のレシピときたら
どれもかなり大雑把で簡単なのですよ。
まさにメイおばさん向き(笑)の楽しい料理本です。

メアリー・ポピンズは天板に流し込んで焼いてから
四角く切り分けるように言いますけれど
メイおばさんはちょっと違ったやり方で作りました。
ほうら、こんな風な型を使ってね。


そしてローストビーフの焼き汁の代わりにXXXXXXを
型の底にちょっと大目に塗りました。

だっていくらローストビーフに付き物だからと言って
ヨークシャー・プディングを作りたい時に
いつもいつもローストビーフを焼くわけには行きませんものね。

「XXXXXX」とはこんなもの(笑)。


オリーブオイルにビーフブイヨンパウダーを振り入れました。
焼いているうちにパウダーがオイルに馴染んでくれますからご心配なく。
なにしろヨークシャー・プディングそのものが
きわめて単調なものですから
ブイヨンパウダーで味にアクセントをつけるのは
なかなかのグッドアイディアだったと思います。

ちょっとパンがほしいけれど
買いに行くのも面倒くさい
などと言う時に、ちょこっと焼けるところがいいですね。


次はグラニュー糖を加えて
うす甘いヨークシャー・プディングを
おやつ用に焼いてみようかなどと思っていますが

甘いヨークシャー・プディングなんて

「そんなもん、ヨークシャー・プディングではありません!」

とばかりに
ただでさえおっかないメアリー・ポピンズに叱られることでしょうね(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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ヨークシャープディングって?

2016-04-20 23:50:28 | イギリス
イギリスには何度か足を運んでも、住んだことはありません。
それなのに、いえだからこそ?
小説などにもよく登場する「ヨークシャープディング」なるものに
ずっと憧れていたメイおばさん。

プディングと言ってもデザートではなく
ローストビーフに添えられる伝統的なsomething。
くらいの知識はあっても、実際に出会ったことはありませんでした。

先月のロンドンでもなぜかニアミスで出会えずじまい。
ところが、ロンドンから帰った後
ふらりと寄ったワシントンDCの真ん中
ペンシルヴェニア通りのブリティッシュパブで!

このパブ「Elephant & Castle」の雰囲気が大好きで


ちょこっと寄ったことは何度かあっても
たいていはカウンターでビールとおつまみ。


今回のようにきちんとテーブル席について
きちんと食事のオーダーをしたことは初めてでした。

そこで見つけたんです、「Stuffed Yorkshire Pudding」を!

ローストビーフとホースラディッシュのソースと
マッシュポテトとヨークシャープディングです。


ローストビーフがヨークシャープディングなるものに挟まれて出てきました。
すごいボリュームでしたけれど
勉強が肝心と一生懸命平らげましたよ(笑)。


その結果わかったことは
ヨークシャープディングとは何となく頼りないパンのようなもの。
ローストビーフのグレービーを含ませて柔らかくして食べるもの。

わかった以上は作ってみたいじゃないですか。
写真もない素っ気ない料理本を並べた中から
一番簡単なレシピを選んで作ってみましたよ。


これがまあ、初めてなのにこんなにきれいに美味しくできちゃって
「作る人」のメイおばさん、大喜び。
「食べる人」のメイおじさんも大喜び。


別にローストビーフと一緒でなくたって
普通に「食事パン」として使えそう。

しかも、イーストも使わずにただ粉と卵と牛乳だけで焼く
驚くほど簡単な「パン」なのです。

これはもう絶対お勧めです。

「あっ、パンがなかった!
買いに行くのは面倒くさい。
でも小麦粉と卵と牛乳ならある!」

という時には「ヨークシャープディング」で行きましょう!
と、メイおばさんは決めましたよ(笑)。

どんなに簡単かは明日お伝えしますね。

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やっぱり美味しいペコロスのバルサミコ煮

2016-04-19 01:12:58 | レシピ
「ペコロス」と言えば、小さな可愛らしい玉ねぎのこと。

これ、メイおばさん的には
もっともっと使いたい野菜ですから

もっともっと手軽な値段で
もっともっとたくさん買えるようになればと思うのですが
日本にいる時にはなかなかそうはいきません。

その分、アメリカにいる時には気楽に買って
しょっちゅうこれを作っています。


「牛肉とペコロス」のシチュー
ギリシャの「スティファド」です。

トマトジュースと赤ワインと赤ワインビネガーの
3つの赤でしっかり味付けをするシチュー。
冬のシチューと教えられましたけれど
春だって夏だって秋だって、一年中おいしいシチューです。


もうひとつ、ペコロスと言えばこんな思い出があります。
イタリアのヴェローナのレストランで出会った
ペコロスのバルサミコ酢煮が美味しくて、美味しくて


同じ物を作ってみたくて
何度も試作をしてきましたが
なんだかやっぱりどこかが違う。

いつしか諦めて、久しく作らなかったところに
つい先日、「ローマのおいしい生活」という素敵なお料理ブログで再会し

「ああ、これなの、これ!」

と、早速ご紹介通りのレシピで作ってみましたよ。


簡単でした。
それなのに
あのヴェローナの味に似て、美味しくて
これならばもっともっと作って
いっそ広口瓶に入れて常備食にしちゃおうかしらと
思うぐらい。

ちなみに日本ではお高いペコロスも
アメリカのスーパーでは山になった中から
好きなだけ袋に入れて目方で払います。

ざくっと掴んで数えてみたら12粒。
お値段はたった2ドル89セント(315円)でした。


ブログで教えていただいたように

フライパンにバター10gとお砂糖小さじ1~2杯を入れて

皮を剥いたペコロスとローリエ1枚、お湯を少々で蒸し煮にします。

ペコロスが柔らかくなったところでバルサミコ酢を大匙1~2杯。
お味をみながら塩と胡椒で調節を。

バターやお砂糖、バルサミコ酢の加減は自分の好みで増減していいと思いますけれど
とにかく基本はこんな風。

強火にして紫色のソースがいい具合にペコロスにからまればできあがり。

暖かいうちに食べても美味しいし
冷蔵庫に入れた後の冷たいままでも美味しいし。


ところでペコロスの皮の剥き方ですが
メイおばさんはもう長らくこうしています。

下側に十字の切れ込みを入れて


しばらく熱湯に浸してから剥くのです。


するりと剥ける上に、全く目が痛くなりませんから
ゴーグルなんて必要ありません(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
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春爛漫のワイナリー

2016-04-17 01:27:56 | シアトル
前回、ビールの話をした後で
そうか、それならワインについてもと

そしてまたまた
そうか、「メイおばさんの宝箱」に書いたのを
こちらにも載せちゃおう!!と

だって、「メイおばさんの料理帖」は食と食文化がテーマの
食いしん坊さんブログですからね。
やっぱり書かなきゃ(笑)。

というわけで始めます、「春爛漫のワイナリー」
ちょっと手抜きでごめんなさい。

「そろそろワイナリーに行くけれど、メイもどう?」

そんなメールが届いたのがつい先日のこと。
最近立て続けに、フランスでもイタリアでもスペインでもない
地元ワシントン州の美味しいワインに大当たりしていたものですから
「もちろん!」と二つ返事。

かくして3か所のワイナリーをまわるドライブに便乗したのは
ぽかぽか陽気の春の日でした。

ここシアトルのあるワシントン州は実はワインの名産地。


シアトル近郊にも、草分けと呼ばれる所から
新しく注目を集めている所までいくつものワイナリーがあります。
試飲をしたり、食事をしたりすることのできる
テイスティングルームと呼ばれる場所もたくさんあります。


私たちが行ったのは最近急成長のウッディンビル(Woodinville)。
メイおばさんはまだまだ知らない世界ですが、案内によれば

「二大ワイナリーしかなかったところに、50以上ものテイスティングルームがオープンし、小規模でワインをつくるブティックワイナリーも誕生している。」

とのこと。

ウッディングビルへはシアトルから車で30分もすれば着くはずなのに
この日は週末だったこともあり、やたらあちこちで工事中の道路閉鎖。
しかも交通事故まであったりで、迂回迂回で1時間半もかかってしまいました。

それでも初体験のワイナリー巡りはなかなかエキサイティングなものでした。
友は特定のワイナリーのメンバーになっていて
ふつうは有料のテイスティングも無料なら
テイスティングをして気に入ったワインを買うのも10%引き。

最後に立ち寄ったテイスティングルームなどは
一見、農場の中に立つ普通の家。


中に入ればこんな風。


本業は弁護士だというオーナーが、お勧めワインを次々にグラスに注いでくれます。
もちろん詳しい説明と共に。

顔見知りもいれば、初めて出会う人もいるらしく
ちょっとしたホームパーティーのような雰囲気です。
窓から見える風景も春爛漫。


せめて1本はお土産に、と
酔った頭でなんとなく美味しい!と感じたものを買いました。
60ドルの1割引きで54ドル。

それにしたってたいそうな買い物です。
一晩で飲んでしまうものに54ドルですからね。

「これはあなたのお誕生日に開けるためだから飲んじゃわないでね。」

と、一目見せた後にひそかにクローゼットの奥に隠しましたよ(笑)。

ワイン好きにしてワイン通の友は
こうして定期的にワイナリーを訪れて
数多の種類を試飲してから、きちんと冷静な頭で良いワイン、好きなワインを選びます。
この日も驚いたことに、12本X4箱も買って車に積んでいました。

メイおばさんの率直な感想はふたつ。

その1:ワインもいいけれど、タンポポ咲く春の田園風景はもっといいなあ。


その2:1か所で3種類テイスティングして、3か所まわれば9種類、9杯のワインです。
それなのに皆さんほとんどが自分で運転をして帰るのです。
いいのでしょうかねえ。

えっ、メイおばさんですか?
大丈夫、ちゃんと「飲む友&買う友」とは別に
「飲まない友&運転友」が一緒に来てくれましたからね。

もし、シアトルに行かれることがあれば「ワイナリーツアー」もお勧めです。
先月はフランスのボルドーのワイナリーツアーに参加しましたけれど
そうした由緒あるものとは全く違った趣きがありました。

ボルドーがシャトーと呼ばれる歴史ある建物だったりするのに対し


こちら新参者のワイナリーはとてもキャジュアルでアメリカンです。
シアトルのホテルでピックアップしてくれる日本語ツアーもいくつかあるようです。

行きは風景を楽しんで、着いた先では思いっきり飲んで、帰りのバスでは爆睡。
いいですねえ(笑)。

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今季お気に入りのビールたち

2016-04-15 06:40:25 | グルメ
そうそう、尻切れトンボになっていたビールの話を続けなきゃ。
まさか!と思うような絵柄の箱に
まさか!と思うような種類のビールが
ず~っと向こうの棚にまで、ずら~っと並ぶアメリカのスーパーですが

今季のマイブームは
というのは新しいビールを発見したり
成長と共にこちらの好き嫌いがちょっと変わってきたり(笑)
なもんですからマイブームも変化するのです。

まあとにかく、今季のマイブームベスト3をご紹介させてくださいな。

お気に入り第一位:Schofferhofer Grapefruit

ドイツのビールです。とにかく香りも味も爽やかなグレープフルーツ。


お気に入り第二位:Blue Moon First Peach Ale

常日頃からお気に入りの「Blue Moon」の季節限定バージョンです。
夏に先駆けての販売「Early-Season Release」が謳い文句。


最近では「Blue Moon」も東京のスーパーで売られるようになり
メイおばさんも東京暮らしの時には時々ちょこっと奮発して買ったりもしています。

けれども、こんな桃のエールに出会ったのは初めてです。
うっとりするような桃の香りにコリアンダーがアクセントを添えています。

ブルームーンは
去年の夏にはこんな夏パックを出しました。


これも本当に楽しくて
ブラックベリーやハニーやシナモンや、、、、、

アメリカのコロラド州で作られています。

お気に入り第三位:Leinenkugel’s Cranberry Ginger Shandy

クランベリーとジンジャーのなんとも言えないマッチング
醸造元はアメリカのウィスコンシン州です。

ところが、これらメイおばさんの今季お気に入りは
メイおじさんは好きではないらしく
一本目はお試しに飲んでも
二本目の栓を抜いたことがありません。

「なんだかジュースを飲んでるみたいで、、、、、」

というのです。
つまり、、、、、、

グレープフルーツだの、桃だの、クランベリーだの
やっぱりメイおばさんは「お子ちゃま」なんですかねえ(笑)。

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生徒一人の「男の料理教室」はズッキーニのフライ

2016-04-13 10:13:49 | ギリシャ
先週のお客様メニューは定番のギリシャ料理。
ここシアトルではタラコだって簡単に手に入るものですから
まずはタラコを使って「タラモサラタ」と
ヨーグルトとキュウリとディルとガーリックの「ジャジキ」を前菜に。

パンにもお野菜に合うディップですから
いつものようにズッキーニをオリーブオイルで焼いて添えました。
(コロキダキア ティガニテス)


次に続くは
フェタと黒オリーブを載せた「田舎サラダ(ホリオティキサラタ)」と
夫も大好きな「卵とレモンと鶏肉のスープ(アブゴレモノ)」。

メインはもちろんムサカです。
茄子とミートソースとまた茄子と
その上にベシャメルソースとチーズを載せた段々重ねのグラタンです。
子供たちに言わせると、これが彼女らの「おふくろの味」だそう(笑)。

デザートはオレンジを絞って作ったシャーベット。

今日は3番目のズッキーニについてちょっとおしゃべり。

ただ単にズッキーニをポンポン切って
塩を振り入れた小麦粉をまぶして
オリーブオイルで両面をこんがりするぐらいに焼くだけなのですけれど
これがいつも大人気。
たくさん作ってもすぐにお皿が空になります。

メイおばさんはこんな風に、長方形やら輪切りで作ります。


翌日、およそ料理などしたことのない夫が言いました。
「メイ、あのズッキーニのフライ、僕にも作り方を教えてくれないかな。」

鉄は熱いうちに何とやらと言いますから
昨夜早速、生徒一人の「男の料理教室」を開催したのですが、、、、、

と言ったって、ポンポン輪切りにして
塩を振った小麦粉をまぶして


オリーブオイルで両面を焼いて


焼けたそばからお菜箸でつかんでキッチンペーパーの上に移して


油が切れたらお皿に盛る。


たったそれだけなんですけれど、これがまあ大騒ぎ。
輪切りにしたはいいものの、薄すぎたり厚すぎたり。
フライパンの上でひっくり返すのにも苦労するし
焦っていっぺんに入れてしまったらくっついちゃうし。


我慢、我慢となるべく手を出さずにニコニコとしていましたけれど
内心はハラハラ、ドキドキ。

仕上がりは、どこでどう間違えたのか
若い娘さんのピチピチお肌ではなくて
年取った元娘さんのフニャフニャお肌。

「メイに言われた通りにやったのにWHY? WHY?」と
論理的思考法の本人は考えこんでいましたけれど
メイおばさんにもよくわかりません(笑)。

たぶんお料理というのは
長年の経験から身に付けたある種の勘がだいじ。
あまり頭で考えるものでもないのかも知れませんね。

おだてながらもなんとかうまく育てなければと思っても
もう遅いかな、、、、(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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