メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

いいよね、気心知れた友人たちとのディナーって!

2019-08-23 02:54:40 | 友人

まあまあ、全くなんていうことでしょう。

アメリカ西海岸のシアトル暮らしから

ここ東海岸のワシントン暮らしに移ってから

なぜだか、いつも以上にボケっとしているうちに

こんなに時間がたっちゃって、、、、

 

書きたいことだってたくさんたまっちゃって、、、

なんだか時間泥棒がいるみたい(涙)。

 

などと言い訳はやめて

さあさあ、怠け癖から抜け出して気合を入れなくちゃ!

 

アメリカって国が本当に大きい!と思うのは

シアトル⇆ワシントンを移動する時です。

今回だって、シアトルの空港から飛行機に乗って

ワシントンの空港に着いたのは

ビュンビュン飛んで5時間以上藻たった頃。

空港での前後の待ち時間なども加えたら

これってもう一日仕事!!

 

さあて、ブツブツ&オロオロしていてもしょうがありませんからね、

今日からでもまた「日常」に戻りましょう。

いえ、怠け癖から抜け出しましょう!!!

 

本当ならば先回の後編から始めなければならないのですけれど

すっかり旬も過ぎちゃったものですから(涙)

またいずれフォローするとして

とりあえずは、ここアメリカの首都ワシントンの「今」から

粛々と始めることにいたします。

 

ありがたいことに

良き友は日本にもアメリカにもいて

私たちの帰国(?)、帰還(?)、出戻り(?)が知れるや

いつも嬉しいご招待状、いえメールが届きます。

 

「帰ってきたばかりで疲れてるでしょ?

 明日のお夕飯はウチに来ない?

 マークとナンシーも呼ぶから

 いつものように楽しくワイワイやりましょ!!」

 

というわけで、ありがたくお誘いに乗らせていただきましたよ。

かくして、長年の友人たちとの「ワシントン帰着翌日ディナー」が

楽しく、いえ賑やかに始まったのでした。

 

窓の向こうの海の上には

お喋りに花をさかせている場面が写っていたりする

夕映えの素敵な時間です。

 

お招きくださったイギリス人とアメリカ人のご夫婦からは

長年の心温まる交友の中から

たくさんのことを学ばせていただきましたが

その一つが、段取りやら、メニューやら、盛り付けやらを含む

ゲストディナーのテーブルセッティングです。
 
 
 
メインテーブルに移る前には
まずこうして別室でワインをいただきながらのお喋りです。
ホスト、ホステスが座をたって
キッチンの様子を見にいくこともあります。
 
お料理の準備ができたところで
客人がメインテーブルに案内されます。
 
ねえ、見てください。素敵でしょう?
 
大きな薄いピンクのバラを花瓶にさすでもなく
ただ置いただけですが
花瓶以上に自然な存在感を与えてくれます。
 
しかも我が友、ほとんど香りのないバラを選んだようです。
だって、バラの美しい香りに包まれたら
お料理の香りが負けちゃいますものねえ。
 
しみひとつない真っ白なナプキンは
銀のナプキンリングと合わせて小花模様のお皿の上に置けば
白と銀がなおさら上品に映ります。
しかもどんなお料理の色をも邪魔しません。

テーブルの上の百合の花に合わせた色と模様のナプキンも素敵です。

燭台のキャンドルの炎がそこはかとなく揺れ

窓の向こうの風景が次第に明るさを落としていくと共に

賑やかに会話が弾みます。

 

かと思えば、束の間の沈黙さえも

長きに渡る友情に浸る時間となります。

こんな時、いつも思います。

 

「いつの間にかみんなこんな年になっちゃったけれど

 一緒に歳をとっていくのって、なかなかいいもんだよね。」

 

ところで、テーブルに着く時には

好き勝手な席に座るのではなく

あるいは席取りゲームをするのではなく(笑)

必ずホストまたはホステスの指示に従います。

あらかじめテーブルの上のお皿の上あたりに

ネームカードが置かれている場合もあります。

こんな時にはもちろん、自分の名前が置かれたところに座ります。

 

なんて知ったふりしているメイおばさん

初めのうちは、やっぱりけっこう緊張したもんですが

最近ではすっかり慣れてきたものですから

調子に乗ってハメを外さないようにしておりますよ(笑)。

 

やっぱりいいもんです。

気心知れた友人たちとの、飲んで食べて聞いて喋って

笑ったかと思えばしんみりしたり、、、

そんな時間はメイおばさんの宝物です。