メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

たかがハヤシと侮るなかれ

2019-04-20 22:50:03 | レストラン

帰国するたびに

お会いしたい人、お会いしなければいけない方、、、、

そんな知人、友人たちがたくさんいます。

 

昨日、山の手線をぐるっとまわって

お土産を手にお訪ねしたのは

お歳を重ねても、初めてお会いした頃から

ちっとも変わらない女性税理士の先生です。

 

忘れっぽくなったり、うっかりミスの多くなったメイおばさんは

先生にお会いするたびにいつも思います。

 

「どうしたら先生のように、記憶力も思考力も創造力も好奇心も

 しっかりと保つことができるのかしら、、、、」と。

 

昨日も、いつものレストランでランチをご一緒しました。

「レストラン」と言うよりは「洋食屋さん」とお呼びする方が

ぴったりするお店です。

お店の紹介だってこんな風に書かれていますもの。

 

「私たちは、東京の下町・根岸で創業89年を迎える洋食屋です。」

「船上料理長として活躍していた2代目が現在の香味屋の基礎を確立しました。」

「その代表といえば『ビーフシチュー』

 日本食の豚の角煮のようなスタイルにすることで完成させました。」

「現在の人気メニューの1つである『メンチカツ』は三代目が完成させました。」

 

さて、そんな歴史のある「洋食屋」さんで

メイおばさんがいつもいただくのは

「ハヤシライス」と「サラダ」です。

付け合わせは「福神漬け」と「らっきょう」と「ピクルス」です。

 

ね、とてもいい感じでしょう?

いつだって、ふーっと幸せな気分になります。

 

ところで、メイおばさんの向かいに座る先生が

お首にかけている大きなペンダントは

もう何年も何年も前にメイおばさんがギリシャのクレタ島で見つけて

お土産に差し上げたもの。

 

先生は、メイおばさんと会う時には

いつもさりげなくお首にかけてきてくださいます。

なんと言う優しさでしょう。

 

ついでに言えば

ちっとも気取っていないこのハヤシライス

なんと言う美味しさでしょう。

 

もうひとつ加えて言えば

静かにゆっくりと流れるこの時間

なんと言う贅沢でしょう。

 


久しぶりの東京で、、、

2019-04-11 15:26:52 | レストラン

大したこともしてないのに

時間ばかりがたっていくのはなぜでしょう。

 

それでも久しぶりの日本、久しぶりの東京を

メイおじさんと一緒に楽しんでいます。

やっぱりこの国はなかなか面白い!

聞こえてくる言葉はほぼ全部理解できるし(笑)。

 

丸の内の三菱一号館美術館で開催中の

「ラファエル前派の軌跡展」を見た後で

いつもの場所でランチをしてきました。

 

丸の内ブリックビルの3階にあるフレンチレストラン

「Baru & Bistro」です。

 

テーブルのすぐ向こうにはティファニーのお店

その向こうに広がるのは日比谷の風景。

 

窓の外を眺め、静かな大人の雰囲気の中で

「ああ、東京に帰ってきたんだなあ、、、」

と、心の中でつぶやくメイおばさん。
 

しかもランチタイムなら「えっ、本当にいいんですか?」と

思わず聞きたくなるような千円ちょっとのお値段です。

メインディッシュの他に、サラダとコーヒーまでついていて。

 

東京は決して「高い国」ではないと思う。

そりゃもちろん「お高い場所」も多々あるでしょうが

それは日本だろうがアメリカだろうが同じこと。

 

「選択肢がある豊かさっていいなあ、、」

 

などと、東京のど真ん中で

いかにも東京らしい眺めを楽しみながら

あらためて思うメイおばさんでしたよ。

(写真が大き過ぎたり、横向きになっていたりで

 見にくくてごめんなさい。どうしたらいいのかしら。

 近日中になんとかします。😭)