メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

カボチャ? パンプキン?

2018-09-28 05:06:09 | アメリカ

あらあら、早いもので、9月も残すところ

あと4日となってしまいました。

ということは、、、、えっ?

10月がすぐ目と鼻の先

その次が11月で、そのまた次が12月!!

 

ということは、、、、えっ? えっ!!!

今年もあと3ヶ月ちょっとではないですか。

 

季節の移ろいと共に、ご近所のスーパーにの入り口も

こんな装いになりました。

 

色々な種類の大きいかぼちゃ、小さいカボチャが山積みです。

えっ、食べられるカボチャなの?

と、思ったら売り場の壁にこんな説明がありました。

 

「朝ご飯にも、お昼ご飯にも、お夕飯にも『Squash』を」

 

とにかくずらりと並ぶカボチャ、カボチャ、カボチャ。

Acorn Squash (エイコーン スカッシュ)

Butternut Squash (バターナット スカッシュ)

Spaghetti Squash  (スパゲティ スカッシュ)

Pumpkin (パンプキン)

 

ざざっと説明書きを読んでてみれば、、、

 

エイコーン・スカッシュは中が黄色くてやわらく、蒸しても、焼いても、ローストしても、詰め物にしてもよし。バターシロップや黒砂糖とスパイスで味付けするのもお勧め。

バターナット・スカッシュの甘いオレンジ色の中身はバターのように滑らかで、蒸しても茹でても焼いてもよし。スープやシチューやカレーにもお勧め。

スパゲティ・スカッシュはまるでスパゲティのような食感で、ベイクしてから中身をスプーンで取り出して、パスタソースに加えたり、冷やしてサラダにするのもお勧め。

パンプキンは焼いて(ベイク)してスムージーやリゾットにもお勧め。

 

メイおばさん的には、カボチャと言えば

煮っ転がしか、天ぷらが「おふくろの味」なのですが

中がスカスカのスカッシュではなく

やっぱりあの日本の「カボチャ」でなくてはねえ。

 

とは言うものの

こんな風に新聞売り場にさりげなくおかれているだけでも

なかなか様になっている「カボチャ」いえ、「スカッシュ」さんは

飾り付けにはいいようです(笑)。

 

メイおばさん

あとでスーパーに行ったら

とりあえず「インテリア」用に買ってこようかしらね。

こんな大きいのはどう頑張っても持ち上がらないので無理ですけれど。


予期せぬ旅の面白さ!〜日本弁当もどき

2018-09-25 04:57:47 | 旅行

さてさて、先回の続きとまいりましょう。

突然思い立ったメイおじさんの一言

「メイ、旅に出よう!」で車を走らせた先は

「Lewes」(ルエス)という大西洋に面したデラウェア州の小さな町。

旅の思い

 

最初のお夕飯は手っ取り早く

ホテルから歩いてすぐのレストラン。

ほら、歩いて帰れる所でないと

車を運転するメイおじさんがビールもワインも飲めないじゃない?

しかも、知らない町に出てあれこれ探すのも面倒くさい初日ですからねえ。

 

やたら大きなレストランには客がちらほら、空席だらけ(笑)。

何だか怪しい気持ちになりましたけれど

いったん座ってメニューを手に取って、「まずはビール!」

などと言ってしまったとあっては、もう後には引けません。

 

テーブルに運ばれたメニューを見たら

えっ、なに? と

ちょっと、どころかとってもビックリ。

だって、日本ムードどころかアジアンムードすらない

どこにでもありそうなアメリカンダイナーにこんなお品書きが!

 

麺とライス

(ラーメン、焼き飯、うどん、、、、、、)

 

ベジタリアン

(MA PA TOFU、日本茄子の黒豆ソースがけ、、、、)

この「MA PA TOFU」というのが実に謎。

マーボー豆腐だったらベジタリアンではないし

もしかしたら「菜っ葉豆腐」?

それにしたってよくわかりません(笑)。

 

そして極め付けが「Bento Box Wednesday」

えっ、えっ、もしかして「Bento」って「弁当」?

「Bento Box」って「お弁当箱」!?

 

その下にずらりと並んだこんなメニュー!

Bento Sushi

Bento Tuna

Bento Maki Roll

Bento China

Bento Thai

Bento Korean

Bento Japanese

 

寿司弁当、マグロ弁当、巻き寿司弁当、中華弁当、タイ弁当

韓国弁当、そして日本弁当!!!

 

メイおばさん、まるで不思議の国のアリスになった気分でしたけれど

好奇心には勝てずに一番最後の「日本弁当」なるものを注文してみましたよ。

そうしたらこんな物が運ばれて来ました。

 

どこから調達したのか

いちおう日本風の器に入っていたのは

大盛りのご飯、シウマイ、甘い甘い照り焼き、お寿司、豆腐サラダ!!

 

メイおじさんの器には、キンピラとなぜか春巻き。

味噌汁らしきものとワンタンらしきものが添えられて。

 

そのうちテーブルが埋まり始めましたけれど

相変わらず日本語なんてどこからも聞こえて来やしません(笑)。

 

そんな田舎町の

そんなレストランで

こんな日本風弁当に出会うなんてねえ、、、、

 

これもまた予期せぬ旅の面白さ?
 


旅に出よう! えっどこに? その1

2018-09-24 04:12:29 | びっくり!

予定より早く仕事が終わって

ポカッと空いた時間ができたメイおじさん。

と言ったって、たったの3日間ですけれど

案の定、そわそわし始めましたよ。

「メイ、旅に出よう!」

 

そして目的地として選ばれたのが

「Lewes」という、大西洋に面したデラウェア州の小さな町。

 

「それ、どこ?」

とポカンとするメイおばさんに

「海のそば。メイが好きそうところ。」と言いながら

人の手帳にこんなに大きく書き込んだメイおじさん(笑)。

そして急いで支度をするメイおばさん。

 

目的地までたった3時間の旅と言えども

着くまでのアレやコレやも楽しみのうち。

休憩に立ち寄る途中のドライブインでもまた

「Oh, this is USA!」に出会います(笑)。

 

「Lewes」でのこと、例えば

夕飯に立ち寄った、日本人どころかアジア人とていない

やたら大きなレストランで出会ったまさかの「Bento Box」のことなども

追い追い書かせていただきますね。

 


海の向こうからライン指南でお夕食

2018-09-19 01:00:13 | 家族

いつの間にやら立場逆転。

思考力や記憶力はもちろんのこと

お料理の腕やアイディアさえもが

とうに母を超えてしまった子供たち。

 

「ねえねえ、何か簡単で美味しいものない?」

とでも聞こうものなら、遙か海の向こうから

「『これ』はどう?」とばかりに

LINEで「料理指南」をしてくれるようになりました。

なんて便利な時代になったことでしょう(笑)。

 

昨夜のメイ家の夕食にもそんなものが登場しました。

言われた通りに作ってみたら、簡単なのに美味しくて

メイおじさんも大喜びの大ヒット。

 

こちらの右の春巻きのようなものが焼き上がり。

 

ちなみにこのお夕飯テーブルですが

 

手前のガラス皿の左はアボカドをつぶしたワカモレ。

その右隣は人参の千切り(シリシリ風)に

オリーブオイルと黒オリーブを合わせたもの。

 

その向こうはサーモンのソテーで

またその向こうの色気のないのは、タラのフライ。

そして、サーモンの右手にどんと居座っているのが

二種類の巻き巻きです。

 

発端はこんなLINEのやり取りでした。

○ が娘で、●がメイおばさんです。

........................

 

○ 家に帰って、冷凍フィロシートにチョコとバナナを巻いて焼きました。

 なかなか美味しいオヤツができました。

 

●内側に溶かしバター塗る?それとも外側?

 

○ 内側にバター、外には溶き玉子を塗った。

 焼くのは170度Cで15分ぐらい。

 

● ありがとー! 早速作ってみる。

 うまい具合に冷凍庫の中にパイシートがあったわ。

 

そんな経緯で、突如昨夜のわが家の食卓に登場した二つのロール。

一つは娘から教えてもらったチョコとバナナのロールです。

もう一つはメイおばさんが適当に考えた

ハムとチェダーチーズのロールです。

 

冷凍庫の中にあったのは、薄いフィロシートではなくて

けっこう分厚いパイシートでしたので

こんな、優雅さのかけらもない

不細工な仕上がりになってしまいましたけれど、、、、。

まあ、美味しければいいって、いいって(笑)。

 

などと言いながらも、実は密かに反省するメイおばさん。

「やっぱりこれはちょっとなあ、、、

 人様にお出しできるものではないなあ、、、」

 

ここでしばし考えて、、、

「いいや、いいや、メイおじさんは人様ではなくて身内だもの。」

という結論に達し、堂々と、いえ恐るおそると

食卓にのせてしまったのでした(笑)。

 

けれども、見た目はともかくこれがなかなか美味しかったのです。

売れ行きも上々でしたけれど

やっぱり人様にはお出しできないかなあ。

 

などと反省しながら

近いうちに再チャレンジするつもりのメイおばさん。

その節には胸を張って「美しい!」写真をUPいたしますからね(笑)。

(できるかなあ、、、、、)

 


これ何だと思う?

2018-09-15 05:07:39 | 食文化

ねえねえ、これ何だと思う?

ゴルフ練習場のボールが出てくるあれ?

に見えないわけでもないですが(笑)、いえいえ、違います。

 

ヒントその1:これはメイおばさん行きつけのスーパー「Whole Foods」の入り口にあります。

ヒントその2:その隣にはこんな風に空のプラスチック瓶が用意されています。

ヒントその3:何やらまあるい物が並んで降りてきます。

ヒントその4:どうやらそれがギューっと絞られて、2の瓶に入れられるようです。

ヒントその5:その横には大量のこんなものが絞られるのを待っています。

 

はい、これ、「オレンジジュース絞り機」です。

混ざり物など入り込む隙もない、100%オレンジの

搾りたてジュースです。

 

自分で透明プラスチック瓶に入れることもできますし

すでに搾りたてジュースが入った瓶を

買うこともできます。

 

メイおじさんはどうも恥ずかしいらしく

すでに瓶に入った方を買ってきます(笑)。

^_^

 

「オーガニック」「新鮮」「絞る」「ここで」「果物」「旬」「熟した」

などと言う心惹かれるキーワードがラベルに書かれています。

 

そしてこの7つのキーワードに対しての価格が

な、何と11ドル99セント。

ということは、円にして1300円以上?!

 

ちょっと驚くほどのお値段ですけれど

そこはほら、Whole Foodsのブランドと

Whole Foods スーパーへの信頼もあって

売れ行き上々のようです。

 

でも、メイおばさんは買ったことがありません。

だって、オレンジを買ってきて、自分で絞った方が

ずっと安上がりですし、それこそ絞ってすぐに飲めますからね。

時にはオレンジではなくミカンになったりもしますけれど(笑)。

 

もかしたら、このおかげで

二人とも風邪ひとつひかないのかもしれません^_^。

 

今日のジュースは

リンゴとバナナも加えてブレンダーでON!

楽しい、美味しい、そしてヘルシーな日課です。

 


ジャパニーズ ヤムですって❣️

2018-09-12 03:42:26 | びっくり!

「おいも」と言ったら、まずなに思う?

ジャガイモ? サツマイモ? サトイモ? 

それともまさかのタロイモ? ヤムイモ?(笑)

 

これ、先日、夕方の

お近くスーパー「Whole Foods」のお野菜売り場、いえお芋売り場。

 

そしてこちらは

いつもにしてはとても少ないたったの8アイテムのレシートです。

 

パイナップル   3ドル49セント

アトランティック(大西洋)サーモン  5ドル49セント

キュウリ   3ドル99セント

カンパリトマト   4ドル99セント

グリーンマンゴー   1ドル99セント

オーガニック木なり桃   1ドル73セント

オーガニックズッキーニ   1ドル70セント

 

そして最後の8番目、赤く線を引いた所が「OG JAPANESE YAM」。

「オーガニックのジャパニーズ・ヤム」です。

1ポンド(約454グラム)あたり1ドル99セント、つまり222円。

何かと言えばれっきとしたサツマイモ❗️

 

それほど大きいものは要りませんから

小さめのものを選んだら、お値段はなんと日本円にして約60円!

 

そんな60円の「ジャパニーズ・ヤム」つまり「サツマイモ」が

どうなったかと言いますと、、、、、

 

こうなりました!

なんとズッキーニの「お取り巻き」です(笑)。

ほら、はじっこ左下の地味〜なお皿。

主賓のズッキーニ様の周りを取り囲むのがサツマイモ。

ま、どちらもどちらの色気のなさですが^_^

^_^

 

紫の皮を剥いちゃったものですから

ますます存在感ありませんけれど

お味はほんのり甘いれっきとした「さつまいも」でした❣️

 

今度は「取り巻き」さんではなくて

「芋羊羹」でも作って主役を張ってもらおうかしら(笑)。

 

でもねえ、世界の大国アメリカの首都の小さなキッチンで

小さなメイおばさんがせっせと芋羊羹作りに励むなんて

なんか漫画みたいじゃない?(笑)

 

作ってみたとしても

「お砂糖+野菜」の組み合わせなんて

いったい誰が食べてくれるかしら。

 

メイおじさんはきっとオロオロしながら

日本語でこう言うでことでしょう。

「メイ、ケッコーデス。ワタシワヒツヨーアリマセン。 」

 

やっぱりやめときましょうかね、、、、(笑)


アメリカの首都でハワイアン!

2018-09-09 04:51:44 | ワシントンDCレストラン

ワシントンに住む一番古い友達は

古いだけあって、おたがいに酸いも甘いもお見通し。

見栄を張ったってどうせすぐにバレてしまいますから(笑)

とても気楽に、心地よく過ごせます。

 

思えばこの夫婦

私たちが昔、イタリアのミラノに住んでいた時には

ミラノまで訪ねてくれて

困ったことも笑いに変えながら

4人で一緒に北イタリアの旅をしたものでした。

 

旅の途中で突然ウエストの周りに赤い湿疹ができてしまって

その痛さにうめき声の一つもあげたい時も

メイおばさんのお腹をみんなで眺めながら

 

「メイ、こりゃかなりのもんだね。

 残りの人生で2度とあるものじゃないから

 写真撮っておこうよ。」

 

などとメイおばさんの不安と緊張を

笑いで吹き飛ばしてくれたものでした。

ホテルで紹介されたお医者さんに行く時も4人揃ってぞろぞろと(^.^)。

 

そんな友ですから、ワシントンに帰ってくれば

すぐに集合がかかります(笑)。

どちらかの家だったり、外のレストランだったり。

 

今回はマイクが言い出しっぺになって

みんな一緒に「ハワイワンレストラン」に行きました。

南国ムードなど皆無のアメリカの首都ワシントンで

50番目のアメリカの州となった南国ハワイの料理です。

 

なにせメイおばさん、東西はどうでもよくても

南北だけは1メートルでも南が好きなものですから

「ハワイアンレストランに決めたよ!」

と聞いた時には心浮き浮き

頭の中ではアロハーオェー🎶

 

かくして車で向かった先の小さなハワイアンレストランで

気心知れた旧友夫妻との「ハワイアンランチ」が始まったのでした。

 

ところが、、、、

う〜ん、後は辛くて言えないわ。

まあ、「ブルーハワ〜イ🎶」などと

勝手に浮き足立っていたのがいけないのでしょうが。

他の3人もどうやら同じ思いのよう。

 

アメリカの首都の真ん中で

ハワイアンランチを食べようと思ったところからして

間違っていたのかもしれませんが。

 

百聞は一見にしかず、などという便利な言葉を借りて

説明抜きのビジュアルでお届けいたします。

それにしてもどう思う?この色合い、この盛り付け!

^_^

 

場所を選んだマイクが「ちょっと選択を間違えた。」などと

気落ちしているものですから

太っ腹のメイおじさんたら、知らない間にお勘定を済ませて

「これもまためったにない楽しい経験さ。」

 

さすが年の功、さすが太っ腹(笑)!


コロッケ!ママのコロッケ!そしてKOROKKE!

2018-09-06 16:13:40 | 家族

なんか突然食べたくなって

なんか突然作り始めてしまうのがコレ。

 

実はメイおばさん、コレってクロケットとは別物の

「日本食」だと思うの。

しかもメイおばさんにとってはまさに「おふくろの味」。

 

「メイ、お夕飯なに食べたい?」

 

とでも母に聞かれれば

待ってました!とばかりに答えた幼少の頃。

 

「コロッケ!」

母は「また?」と半分あきれながらも

こんなことをたずねたものでした。

 

「松坂屋さんの? それとも戸田屋さんの?」

 

そもそも「メイおばさんの料理帖」ならぬ「お母さんの料理帖」の中には

コロッケは含まれていなかったようで

コロッケというのは買ってくるもの、と思っていたようでした。

 

実際には、ご近所の松坂屋さんのコロッケも

戸田屋さんのコロッケも

どちらもそれぞれに美味しくて

メイおばさん、どっちにしようか

子ども心にとても悩んだものです。

 

月日が経っていつの間にやら

「ねえねえ、お夕飯、何にしよう?

 ねえねえ、何か食べたいものある?」

とでも子どもたちに聞けば、「ママのコロッケ!」

 

さらに月日が経って、ここアメリカで

「ねえねえ、何か食べたいものある?」

とでも聞こうものなら、メイおじさんが答えます。

 

「しばらくぶりに『KOROKKE』なんかいいなあ、、、」

 

この場合の「KOROKKE」というのは

まさにメイおばさん幼少のみぎりの「コロッケ」であって

決してフランスが発祥とされる「CROQUETTE」ではございません(笑)。

 

つまり日本の家庭料理の「ママのコロッケ」

あるいは「おふくろのコロッケ」です。

 

かくしてメイおばさん

日本にいようが、アメリカにいようが

「しばらくぶりに」とでも言われようものなら

せっせと「コロッケ」を作っています。

 

ジャガイモを茹でて皮をむき

温かいうちに綿棒でトントンつぶし

塩と胡椒を適当に加えて丸めたら

お粉をまぶして

卵黄に浸して

パン粉の上を転がすという

その昔、お母さんが作ってっくれたそのままに。

 

そして、揚げたてのコロッケを

ウスターソースではなく

日本風のどろっとしたソース(貴重品ですが)につけていただきます。

 

昨日はメイおじさんの大好きな

旬のグリーンアスパラガスも茹でました。

 

長〜いアスパラは、下半分は固くて食べられないので

潔くポンポン切ってしまいます。

 

とはいえ捨てるのはもったいないものですから

たいていはこんな風に貴重な醤油や味醂を使って

柔らかくなるまでコトコト煮込んで佃煮風にしていただきます。

 

それでも噛みにくい芯は残りますが

なかなか美味しいお惣菜(おつまみ)になります。

 

あ、茹でたグリーンアスパラですか?

はい、もちろんメイ家では

塩とオリーブオイルでいただきます。

 

たかがアスパラ一つでも

これまでの長〜い人生のいろいろな場面が浮かんでくるもんです。

 

あら大変、こちらワシントンの夕方6時を回ったところに

ゴロゴロゴロゴロと雷の音。

続いて雨も降り始めました。

いよいよ夏が終わるのかなあ、、、、

 

 


Whole Foods 再び

2018-09-04 04:27:50 | 食文化

 日本だったら九州から北海道へと移動をしても

「時差ボケ」なんてないでしょうが

ここ、アメリカではそうは行きません。
 
1週間前の火曜日にシアトル からワシントンへ
と、書き始めてメイおばさん、大ショック。
う、う、嘘でしょ?
1週間前だなんて!
 
それほどうすらボンヤリしていて
大したこともしてないのにやたら疲れていて
昼間から眠くて仕方がありません。
 
これ、まさしく「時差ボケ」
例えば、これを書いているアメリカの東、ワシントンDCでは
今は午後3時になるところなのに
ついこの間まで暮らしていた西のシアトルではそろそろ正午になるところ。
同じアメリカでも3時間も違うのです。
 
ついダラダラとしてしまいますけれど
いくら移動とは言え、「旅」ではなく「生活」ですから
せっせと買い出しに行って、せっせと作らなければなりません。
 
時差ボケ解消にはこれが一番いいはずなんですが
今回ばかりはいまだにボンヤリしているのはたぶん
これっぽちも華麗ではない加齢現象なのでしょう(涙)。
 
シアトル暮らしではもっぱら「QFC」と言う大きなスーパーに
散歩も兼ねてお夕飯の買い出しに行きますが
ここワシントンでは、「Whole Foods」にまいります。
 
どちらも歩いてほんの5分。
どちらもやたら大きくて楽しいスーパーマーケットです。
 
久しぶりに行くと、つい面白くてキョロキョロ。
だって、シアトルとワシントンではどことなく品揃えや並べ方や
雰囲気やお値段が違うんですもん。
 
ついついパチパチ写真など撮ってしまうもんですから
きっと思われるんでしょうねえ。
 
「あの小さな日本人みたいなオバさん
 初めてなのかしらね。
 アメリカのスーパーがそんなに面白いのかしらねえ。」
 
さて、そんなメイおばさんの、ワクワクキョロキョロの
「Whole Foods Revisited」(ホールフーズ再び)を
ざざっと写真でお届けしましょうね。
 
あ、あの、これ
その昔、大学に入って最初の英文学の授業で読まされた
イギリス文学の名作の一つ
イヴリン・ウォーの「Brideshead Revisited」(ブライズヘッド再び)を
もじってみたの。
 
あの頃は何が何だか分からずに辞書と首っ引きでしたけれど
今にして思えばなんて退廃的、耽美的なせつない話だったことでしょう。
話が逸れてごめんなさい。
 
さあて、それでは始めます。
「Whole Foods Revisited」
 
あらまあ、気づいてみたら入口の果物ばかりじゃありませんか!
そのうちお魚やお肉やお惣菜もね。

手抜きなら任せて@アメリカ大陸移動の晩のお夕飯

2018-09-01 13:31:27 | 日記

卵を使って作るものと言えば

卵焼きに、目玉焼きに、炒り卵に、ゆで卵、、、、

そんな御三家ならぬ御四家に

もうひとつメイおばさんが加えるのは「poached egg」

ポーチトエッグです。

 

これ、確か日本では「落とし卵」なんていう名前がついていたのではないかしら。

それともすでに「ポーチトエッグ」で定着しているのかしら

などと思って検索してみたら、「ポーチドエッグ」がたくさん出てきました。

 

これもまた「英語→日本語」変換でよく見られることです。

英語で話している最中に

「そう言えばさ、昨日久しぶりに『ポーチドエッグ』作ったわ。」

なんて言ったらちょっと???かも。

 

ここら辺が日本語人としては難しいところ。

ポーチはポウチ、ポーチドならポウチトですし

加えて言えば、ポウチトの最後の「ト」は「TO」ではなく「T」ですし

エッグの最後の「グ」も「GU」ではなく「G」

つまり母音がつかない音なのです。

有声音ではなくて無声音なのです。

 

まあまあ、そんな堅い話はさておいて

「poached egg」は油を使わない卵料理。

茹で卵(boiled egg)が卵を殻ごと茹でるならば

落とし卵(poached egg)は火にかけた湯の中に

殻を割った卵を文字通り落とし入れます。

 

メイおばさんは鍋の中に酢を振り入れて

落とした卵が散らないようにしていましたけれど

最近ではこちらではごく普通に売られている

こんな便利なものを使っています。

 

袋のようなものの中に卵を割り入れて

袋ごと静かに沸騰した鍋の中に滑り込ませ

好みの硬さ(柔らかさ)になったところで

袋ごと引き上げればいいだけ。

 

これ、シアトルからワシントンDCに移動した晩のお夕食です。

どれも簡単なものばかり。

 

一番向こうに見える白いものが「ポーチトエッグ」です。

その手前にあるのはバケットと

チョーがつくほどシンプルなトマトとオリーブのサラダ。

ドレッシングではなく、オリーブオイルと塩でいただきます。

 

メイおばさん、オリーブオイルだけはしっかり選びます。

生産地、生産月日は言うに及ばず

瓶の遮光性、お店に置かれている場所、、、、

そんな話もまたいつか。

 

トウモロコシはご当地バージニア州で収穫されたものを茹でただけ。

熱々のうちにバターと塩でいただきます。

 

パスタ用には手抜きのソースを2種類作って

お皿の上に取ったパスタに自分でかけて

 

あとはなんと茹でたオクラをハムでくるりと巻いて

広がらないように楊枝を刺しただけ。

そして「お醤油+オリーブオイル+ワインビネガー」のソースの上に置いただけ。

 

この、どことなく地中海なお夕食(笑)

かかった時間はたぶん15分ぐらい。

なんたってトウモロコシと、卵と、パスタを茹でている間に

トマトをチョンチョン、オリーブをパラパラ、オクラをハムでクルクルリ。

 

日本のような薄切りハムが見つからなくて

こんなゴロゴロになってしまいましたけれど

即興にしてはなかなか美味しいワシントン到着、最初のお夕食でした。

相変わらず、「手抜きなら任せて!」のメイおばさんです(笑)。