メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

シャーロック・ホームズ通りにまさかの、、、、、!

2018-05-27 23:16:15 | イギリス

相変わらず災難続きのロンドンのメイおばさん、

その一つが、写真をPCに取り込めなくなってしまったこと。

あきらめてこのブログもご無沙汰状態になってしまったのですが

なんかもう気が抜けたようで、、、

 

しかたがない、それならばしばらくは

この小さなiPad miniで写真を撮って

この小さな画面でポチポチやってみようかと

思ってはみたものの、ああ時間がかかる

ああ肩がこること、こること(涙)。

 

とはいえ腹ふくらむは何とやら。

まるで鵜飼の鵜になってしまったように

お腹がパンパンになってきてもう限界。

 

これまたしかたがない

肩凝り覚悟でお喋りを始めることにいたしました。

それにしてもこの人差し指ポチポチ、時間がかかり過ぎてすごいストレス。

 

けれども、

書かないストレスと書くストレスのどちらを取る?

と、しばし悩んで、やっぱりボチボチとやってみることに致しました。

そして、たくさん溜まっているうちの

さてなにからにしましょうか

と贅沢な迷いの中からこちらにいたしましたよ。

 

一昨日、野外劇場で行われたミュージカル「ピーターパン」を

親子孫三世代で楽しもうという計画の集合場所は

ロンドンのベーカー通り、シャーロック・ホームズの実物大の銅像の下。

ベーカー通りと言えば、ホームズの探偵事務所が置かれていた所。

ホームズに関連したお店が居並ぶ中に

いくつかエッエッエッ❗️なんでここに❓

のものがありました。

 

だってほら、、、、、

どうぞご覧くださいな。  

 

どうしてシャーロック・ホームズとお弁当⁉️

 


イギリスの田舎のダイニングルームで

2017-09-18 00:36:47 | イギリス

ロンドンから南へ車で1時間半ちょっとの

「Crawley」(クローリー)という小さな村に

家族3世代で賑やかに滞在していた春の日々を

写真など見ながら懐かしく思い出しているところです。

 

泊まっていたのは古いお屋敷(マナハウス)を改装した

8室しかない小さなホテル。

 

まわりはただ林ばかり。

広いお庭で遊んでいるのは野生のウサギとリスばかり。

という典型的なイギリスの田園風景。

 

パンプキンスープを頼んでみたら

こんなお洒落な盛り付けで運ばれてきました。

黄色いスープの真ん中に、ふわりと浮いた一輪の野の花。

 

ああ、ずっとずっと昔にもこんなことがあったような

初めてなのに懐かしい

そんな気持ちになったのはなぜかしら。

 

そんなことを考えながらゆっくりといただいたスープは

一匙ごとにからだばかりか、心までも温めてくれて

飛び跳ねていた心が落ち着いていくのがわかります。

 

そして思います。

 

「あっ、これと同じ場面がどこかであったような、、、、」

 

旅を重ねていると

時々思いもよらない場所で

こうしたデジャビュと出会います。

 

そんなデジャビュは、見えるものよりも

味覚や香りという見えないもののほうが

なぜだかずっとせつないのです。

 

時は進んで翌日の朝ごはん。

簡単にすませようと、ハムエッグのサンドイッチを頼んだら

手作りパンの間のチーズとハムの上に

オレンジ色のお月様がのっていました。

 

典型的なイギリス風ブレックファーストを頼んだ朝には

みごとに典型的(良い意味で)な、古く懐かしい朝ごはんが運ばれてきました。

 

 

紅茶はもちろん、コーヒーもおいしくて

 

この宿を発つ最後の朝に

いったいどんなシェフが?という興味と共に

心のこもった美味しい料理の数々にお礼を言いたくて

厨房を叩いてみたら

真っ白なシャツとズボンに、きりりとエプロンを結んだ

二人の青年がはにかみながらご挨拶に出てきてくれました。

 

また行きたい、いえ帰りたい場所のひとつです。

 

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うなるほど素敵なお料理教室で人参ケーキ

2017-05-16 23:54:36 | イギリス

クッキングスクールですって?

 

それって、これですか?

 

えっ、この椅子に?

 

 

あら、材料が用意されていますよ。

オレンジ色は柿ではなくどうやら切った人参のようです。

 

さあ、始まり始まり。

あれ?なんかおかしくありません?

 

実はこれ、子供用のクッキングスクール。

生徒は小さな少女たち。

 

先生はとても素敵な方。

 

とてもきちんとした英語を

子どもにもわかるように、ゆっくりわかりやすく話します。

メイおばさんも生徒になりたいぐらい(笑)。

 

しかも教材と来たら、、、、、、

 

 

これ、あまりに優れものですから

別途あらためてご紹介したいと思いますけれど

レシピを裏返せば(表返せば?)

 

イギリスの古い童謡や、マザーグースの詩が書かれています。

つまりイギリスの教養。

この回はこんな豆知識でしたけれど。

「DID YOU KNOW?

The longet carrot ever grown was over 5 meters long!」

知ってました?

これまで育った一番長い人参はなんと5メートルもあったんですって。

 

お料理を英語で学び

英語をお料理で学ぶばかりか

文化、教養も学んじゃうというわけ。

 

しかもこの日は残った人参の頭を

こんな風に湿らせたところに置いて

水栽培の理科のお勉強まで。

 

こんなお教室、日本にあったらどんなにいいかしら。

はい、メイおばさん、助手に立候補します(笑)!!

 

さてこの日は何を作ったのでしょう?

薄く切ったあるものに

コーンミールとオイルとレーズン、キビ、りんごジュース

塩とベーキングパウダー、シロップを混ぜて

アルミの型に入れて焼きました。

 

キャロットブレッドと呼ばれていましたけれど

メイおばさん的にはキャロットケーキと言いたいぐらい。

  

子どもはもちろん

大人も楽しめるお料理教室です。

しかもこの簡単キャロットケーキ、なかなか美味しいです!!

メイおばさんもそのうち焼いてみるつもり!!

 

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金曜日はイタリアンテイクアウト@ロンドン

2017-05-13 01:37:19 | イギリス

あら急がなきゃ!

金曜日が終わっちゃう。

 

だって金曜日はスペシャルデイ。

Spritz(ワインベースのカクテル)を買えば、もう1本ついてくるんですって。

つまり半額で買えるということ。

 

さて、ロンドンの

この小さなイタリアンのテイクアウトのお店ですが

実は中で食べることもできます。

その場合はお値段がちょっとばかり高くなりますが。

 

たとえばカネロニ

テイクアウトなら5.5ポンド(約800円)

中で食べるなら6.5ポンド(約950円)

 

かくしてテイクアウトしたアランチーニ(ライスコロッケ)の

まあまあ、伸びること、伸びること!

 

こちらはちっとも伸びませんでしたが(笑)。

 

面白かったのはお店のウインドーと

このピカピカの看板車に

向かいのビルがしっかり映っていたこと。

 

しかもよく見れば、メイおばさんらしき人も映っているではないですか!

ちょっと心霊写真みたいですけれど(笑)。

 

まあ家族でワイワイ過ごせば

こんな何でもないことでも楽しくて、、、、、

ただのライスコロッケさえ美味しくて、、、、、

こんな平凡な時間がだいじな思い出になったりもして、、、、、

 

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まさかのデーツとアーモンド

2017-05-12 01:12:30 | イギリス

あちこちブラブラしていると

いえ、もっと正しくはフラフラ&ウロウロしていると(笑)

犬も歩けば何とやら

「面白いもの」にたくさん出会います。

 

この場合、「面白いもの」というのは

もっぱら日本ではあまり見かけないもの。

 

たとえば、こんな大きな胡瓜はアメリカでは当たり前。

なぜか「English Cucumber」と呼ばれます。

 

日本の胡瓜よりももっと小さな胡瓜も

大きなスーパーでなら見られます。

こちらはなぜか「Persian Cucumber」(笑)。

 

ケールや

 

フェンネルなんかも

日本ではなかなか見られませんよね。

ちなみにこれは、メイおじさんが大好きなケールのスープです。

はい、もちろんメイおばさんのお手製です。

 

ロンドンをブラブラしていたら

別に商店街でもなんでもない住宅街に小さな青果店がありました。

威勢のいいお兄さんが二人でやっているような感じの店です。

 

サクランボと並んでお店の前に

こんな物が並んでいました。

 

カップに入ってスプーンがついて

すぐに食べられる石榴です。

 

こちらは何だと思います?

メイおばさんはわかりませんでした。

 

デーツ(なつめやし)と

アーモンドですって。

 

お店のお兄さんにもらって

生のアーモンドをガブリと噛んでみましたけれど、、、、、

 

う~ん、微妙。

一度でいいかな(笑)。

 

それにしてもここ

アラビアでもカリフォルニアでもなく

ロ、ロ、ロンドンなんですけれど、、、、、

 

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楽しいパスタバイキング

2017-05-10 06:25:46 | イギリス

これなんだと思います?

あまり日本では見かけないのではないかしら。

お隣りのこじんまりとしたピンクの物体は

メイおばさんのスマホです。

 

ちょっと袋から出してみます?

あらまあ、なんだか長い長い赤唐辛子。

あるいは長い長い赤い獅子唐。

 

ちょっと輪切りにしてみましょうか。

 

輪切りにすればただの赤ピーマンですが

実はもとは長い長い赤ピーマン。

その名も「ラミロ・ペッパー(Ramiro Pepper)」と申します。

 

今日のランチもまた

娘が手際よく用意してくれました。

ほら、向こうの方に「ラミロ・ペッパー」が見えるでしょう?

 

あとのお仲間は

アーティチョークのマリネー

(アーティチョークというお野菜も日本ではまだあまり馴染みがありませんよね。)

 

チーズ

(メイおばさん、チーズにはあまり詳しくありませんが、たぶんこれ、ウォッシュチーズのひとつだと思います。)

 

焼きベーコン

ジェノベーゼ

サラダ

トマトソース。

 

上から眺めてみましょうか。

ほら、二種のパスタも見えるでしょ?

 

その間の白いものはカルボナーラです

 

つまりこれ、好きなパスタに好きなソースをかけて

好きなものをトッピングするという

ちょっとしたパスタバイキング(笑)。

 

ねえ、楽しくありません?

もっとも

久しぶりに集合した家族で

いつものように賑やかにテーブルを囲めば

何だろうが美味しくて楽しいのは当たり前?

 

それにしても

やっぱり笑い声は最高の味付け!などと

今日もまた思うロンドンのメイおばさんです


小さな村の「アフタヌーンティー」

2017-05-03 06:27:49 | イギリス

これは手元のガイドブックからの抜粋です。

 

 「最も優雅なイメージで語られることが多いのはアフタヌーンティー。

 ポットに入った紅茶とミルクにお菓子、ケーキ、ビスケット、スコーン、マフィン、、、、」

 

このアフタヌーンティーについては先日のブログでも書きましたが

本来はこんな風にだんだん重ねのトレイに盛られて運ばれてきます。

 

さて、メイおばさん一家がしばらく滞在していた

ロンドンの南の小さな町(というか村)「Crawley」(クローリー)の

8室しかない小さなホテルで

 

「午後3時ごろにお茶をいただきたいのですが、、、、」

 

と言えば、こんなテーブルが用意されていました。

食べきれないほどのホスピタリティーです。

 これもまた「アフタヌーンティー」です。

 

 

お値段に至っては前述の「三段アフタヌーンティー」のたぶん10分の1ぐらい!

 

都会もよし

されど田舎もまたよしです。

 

いえ、都会も良いけれど

田舎はもっといいかなぁ、、、、、、

 

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フォートナム・アンド・メイソンでお茶する?~その2

2017-04-28 06:44:24 | イギリス

さてさて昨日の続きにまいります。

ロンドンの「フォートナム・アンド・メイソン」本店の

一番上のフロアーにある素敵なティーサロン

「THE DIAMOND JUBILEE TEA SALON」は

由緒正しき「Afternoon Tea」で知られるところです。

ああそれなのにメイおばさんとメイおじさんたら

単品でお紅茶など頼んでしまった

「パリのアメリカ人」ならぬ[ロンドンのアメリカ人]

とはいえ、これには深いわけがありまして、、、、、

 

その1は、あまりお腹が空いていなくて、そんなにたくさんは食べられません。

 

その2は、そもそも「アフタヌーンティー」は、お茶の香りの中で、ゆっくり&ゆったりとサンドイッチやスコーン、ケーキなどをいただくのが前提ですのに、その「ゆっくり&ゆったり」ができません。

 

というわけで、「アフタヌーンティー」ではなくて、単品のお紅茶にしましたけれど

それだって落ち着いた雰囲気の中で、充分に心を潤すことができました。

 

内緒の話ですが、なんか周りもそんな人たちが多かったような気がしないでもないような(笑)。

ひとりエレガントにお紅茶だけをいただく老婦人とか、、、、、

 

ところで運ばれてきたこのティーポットですが

「カップがない!」とちょっとうろたえましたら

こんな風に下がカップでした。

 

ちなみに、ロンドンの「フォートナム・アンド・メイソン」本店でいただく「アフタヌーンティー」のお値段は

44ポンド(約6,300円)または48ポンド(約6,900円)。

お紅茶の種類によって値段が異なります。

単品のお紅茶、コーヒー、ジュース、アイスティーなどでしたら、なんとその10分の1以下です。

 

とはいえ次はやっぱり

ちょっとお洒落をし、背筋を伸ばして

「アフタヌーンティー」をいただきたいもの。

そして、ゆっくりと過ぎていくロンドン時間を味わいたいもの

などと思っている今のメイおばさんです。

たぶんメイおじさんも(笑)。

 

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フォートナム・アンド・メイソンでお茶する?~その1

2017-04-27 06:17:21 | イギリス

「Fortnum & Mason」(フォートナム・アンド・メイソン)と言って

メイおばさんぐらいの「おばさん」がすぐに思い浮かべるのは

こんな紅茶の缶です。

 

どうしてそんな覚えにくい名前になったかと言えば

何でも、フォートナム君とメイソン君という二人の青年の出会いから始まったとのこと。

この二人が最初にオープンした小さな店はなんと310年も前のこと。

つまりイギリス、いえ英国の歴史を背負っているわけ。

そりゃ王室御用達にもなりますよね。

 

今や世界に知られるブランドとなったこの「F&M」の本店は

言わずと知れたロンドンの、ピカディリーにあります。

 

たまたま通りかかったメイおじさんとメイおばさん

ふらりと店内に足を踏み入れてみましたら

まあまあ、地下を含めて縦に伸びた6層からなっていましたよ。

下から上に

 

FRESH FOOD HALL (地下1階)

青果を含む、まるで高級スーパーのような食品、等

 

SPECIALITY FOOD HALL (1階)

ビスケット、ジャム、蜂蜜、チョコレート、お菓子、レストラン、等

 

HOMEWARES (2階)

パーラーレストラン、家庭用品、等

 

FRAGRANCE & BEAUTY (3階)

宝石、アクセサリー、入浴用品等

 

GENTLEMEN’S DEPARTMENT (4階)

バー、メンズアクセサリー、床屋、等

 

THE DIAMOND JUBILEE TEA SALON(5階)

とても素敵なティーサロン

 

どの階も混雑とはほど遠く

静かにゆったりと見て回ることができます。

 

1階から2階に上がる階段手前にはこんな「お誘い」。

どうして上らずにいられましょうか(笑)。

 「この階段を登ればもっとラブリーなお品がありますよ」

 

優雅な階段を上ってみれば

先ほどまでいた1階はこんな風に見えます。

 

かくして次々と誘われて上へ上へと登っていけば

一番上に待っているのは喫茶室です。

はい、もちろんメイおじさんとメイおばさんも

誘い文句につられつられて、一番上の階まで行きましたとも。

そしてゆったりといい気分で

美味しいお紅茶をいただいたのでした。

 

そんな「素敵な喫茶室」の様子についてはまた次回に。

 

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ロンドン最初の朝の「PAUL」

2017-04-20 16:32:53 | イギリス

昨日、ロンドン到着。

慣れ親しんだ街並みにほっとして

 

「Shall we have a cup of coffee?」

「Good idea!」

 

などというツーカーの短いやり取りの後で

ドアを押して入ったのはたまたま「PAUL」でした。

 

「PAUL」と言えば

今ではワシントンDCにもあります。

そうそう、先日東京でちょっと打ち合わせをしたのも

六本木一丁目、泉ガーデンの「PAUL」でした。

 

結局話が長引いて、コーヒーだけでは時間が持たずランチまで(笑)。

 

DCの「PAUL」も、東京の「PAUL」も

洗練された雰囲気で、「それってパン屋さんでしょ?」などと

あだやおろそかには口にできません。

 

「1989年、パンづくりのメイ職人シャルマニヨ・メイヨ」によって、フランス北部の町リールに生まれた老舗です。現在も創業当時のレシピと製法を厳格に守り続け、また独自に契約栽培をした小麦だけを使用する等、素材も厳選しています。」

                        ~「PAUL」のHPより~

さて、今日もまた

朝ごはんの前に、「PAUL」で新聞を読みながら

3杯もカプチーノを飲んでしまった夫につきあって(笑)

今お部屋に戻ってきたところです。

 

ロンドンの「PAUL」も

ワシントンDCや東京の「PAUL」と全く同じ雰囲気です。

何が違うかと言えば、窓の向こうにユニオンジャックがひらめいて

赤い二階建てバスが走って行ったりすることでしょうか。

こんなピンクのファンシーな車もね(笑)。

 

かくしてメイおばさんのロンドン暮らしが始まりました。

朝はけっこう冷え込んでいます。

 

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