メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

「Bite of Seattle」(シアトルひとかじり)前編

2019-07-22 09:03:56 | シアトル

19日の金曜日から、20、21の週末にかけての3日間

今年もまたシアトルで

メイおばさんの大好きイベント「Bite of Seattle」が開催されました。

                                                                                                           

ねえ、タイトルからして、なかなかいいと思わない?

「シアトルつまみ食い」?

「シアトルひとかじり」?(笑)

 

毎年開かれるこのイベント、とにかく面白いのです。

我が家の窓のずっと向こうにも見える「スペースニードル」と呼ばれる

まるでUFOのような形をした展望台の

(と言ってもUFOなんて見たこともないけれど(笑))

足元に広がる広大な野外会場に

見事なまでにズラ〜ッと屋台が並びます。

わくわく、ドキドキ、その活気たるやまるでお祭り。

舞台だってあります。

 

風船を作ってくれるおじさんもいます。 

 

お尻が半分見えちゃってるお兄さんも

ポロリとはだけてしまいそうなお姉さんもいます。

 

いいよねえ、こういうあっけらかんとしたところ。

すれ違う人たちだって誰ひとり気にもとめやしません。

人様に迷惑をかけさえしなければ

Everything goes(何だってあり)なのです。

 

いつだってかき氷屋さんは大人気。

 

自分で蛇口を押して

好きなシロップを好きなだけかける面白いものも

ぜひお見せしたかったのだけれど

う〜ん、困った、アップロードできない。

 

こういう事態になると根本がわかってないものだから

オロオロするばかりのメイおばさんです。

メイおじさんに聞いたってもっとダメだろうし(涙)。

というわけで、ひとまず本日のところはここでお開き。

明日まで待ってね。

 

この楽しいイベント、入場券などいりません。

ふらりと行って、好きなように歩きまわればいいのです。

立ち食いが苦手なら芝生の上に座ればいいし

日焼けが気になるなら、木の下で食べればいいのです。

 

ということで、続きはまた明日ね。

 


シアトルの市場ばなし〜その①

2018-06-20 00:28:36 | シアトル

ちゃんと落ち着いて

机に向かって書きたいことがたくさんあると言うのに

ああもう、数日前に移ってきたこの大好きな町が面白すぎて

毎日ワクワク、ウロウロしてばかり。

 

とりわけ面白いのは何と言っても

メイおばさんの家からどんどんと坂を下っていった突き当たり

水際の「パイクプレイスマーケット」

ここはアメリカで一番古いと言われる公設市場です。

 

何を買うでもなくたって

売る人、買う人、見る人、、、、、

そんな人たちの活気と熱気と好奇心。

そんな中を歩いていると

メイおばさんまで活気付いちゃうのです。

今やここがメイおばさんの「パワースポット」かな(笑)。

 

メイおじさんが国内線の飛行機に乗って

遠くの州にお仕事に行きましたので

この3日間が「お一人様」の楽しみどころ。

 

1日目は親友がやってきて

一緒にお昼ご飯を作っては

食べて飲んで喋って、また食べて喋って、、、

 

2日目の昨日は

もちろん「パワースポット」へ(笑)。

しばらくシアトルを離れていましたので

久しぶりの「パイクプレイスマーケット」でしたけれど

ちっとも変わることもなく

メイおばさんが長らく馴染んできたそのままに元気で威勢が良くて

売る人も買う人見る人も、みんなそれぞれに楽しんでいましたよ。

 

まさに市場の醍醐味!

市場の面白さ!

 

 入り口を入ってすぐの魚屋さんの周りは

あいも変わらずカメラを構えた観光客でいっぱいです。

なぜかと言えば、このお店、店の内側から店の外側にいるお兄さんに

地元で捕れた大きなサーモン(鮭)を投げる(飛ばす)のです。

(この写真はアラスカ蟹ですが。)

 

投げる方だって受ける方だってプロの技。

大きなサーモンが取り巻き客の頭の上に落ちでもしたら

それこそ大変ですものねえ。

 

ところでこの市場

創設されたのはなんと111年も前の1907 年!!!

ということはな、な、なんと明治40年!

戦争も乗り越えて市場は存在をし続けました。

日系人との関わりなども含めて

いつかそんなお話もさせてくださいね。

 

あまりお喋りが長くなってもいけませんから

今日はこのへんで切り上げますが

まだまだお話したいことがたくさんあるの。

 

スターバックス一号店の相変わらずの行列だとか

10年変わらず同じ場所で自分が運んできた

自分のオルガンを弾いているおじいさんだとか

花屋のベトナム人のおばちゃんたちとか、、、、

 

実は「パイクプレイスマーケット」おたくのメイおばさん

こんな本まで持ってますよ〜!

そしてけっこう作ったりもしてますよ。

 

ある時なんかこの市場のオフィスに顔出してみたら

こんなこと言われました。

ちょっと真剣に考えちゃいましたよ(笑)。

 

「あなた、日本からのお客様のためにこの市場の『日本語ガイド』やったらどうです?」

 

やりたいな〜

「アメリカで一番古い市場の『食べ歩きつまみ食いツアー』(笑)

 

さてさて市場ばなし(話)の続きはまた次回に。

Have a good day!! 


シアトルの市場ばなし〜その②市場ぶらぶら帆立貝

2017-06-23 14:32:17 | シアトル

まあ、驚いた!

なんていう偶然かしら、、、などと

窓の外のシアトルの摩天楼を見ながら朝から呟くメイおばさん。

 

何がって言えばこんなこと。

前回書いた「シアトルの市場話〜その①」で

シアトル名物観光名所(笑)

そして私たち住人にとってはとても助かる大きな市場

メイおばさんの家からも歩いて10分

ゆえにメイおばさんの出没場所いえ行きつけの場所

「パイクプレースマーケット」について

思いの丈の前半を書かせていただいたのですが

その最後に結んだ言葉がこれでした。

 

「さてさて市場ばなし(話)の続きはまた次回に。」

 

そんなお約束のもとに、さあ「次回」を書こうと思ったら

こんな「偶然」を発見してしまったの。

な、なんとちょうど一年前の今日、メイおばさんたらやっぱり

この市場の話を書いていたのです。

よっぽど好きなのね(笑)。

 

一年たった今だって全くそのまま通用します。

ということで今日は一年前のおしゃべりを再び!

 

(実はこれには深い理由もありまして〜

 実は本日は大忙し。今はまだ朝の8時前ですが

 午前中にお買い物を済ませて

 お昼からはホームレスの人たち用のサンドイッチ作りに参加しますし

 その後もまたせっせとキッチンで働いて

 6時半からのお客様ディナーの準備です。)

 

「ホームレスの人たち用のサンドイッチ作り」については

メイおばさん、初めての経験です。

どんなものかはまた後日紹介させていただきますね。

 

ごめんなさ〜い、前置き(言い訳?)が長くなっちゃった。

というわけで、偶然にも「パイクプレースマーケット」について書いていた

一年前のおしゃべりを再び繰り返します。

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時差ボケがほとんどなくなって

本来の天然ボケだけになったので(笑)

早速、パイクプレースマーケットまで買い物に出かけました。

 

この市場、アメリカで一番古い公設市場です。

スターバックスの一号店もあります。

メイおばさんのような地元の人ばかりか

遠くから買い出しに来た人たち

そしてカメラを持った観光客たちでいつでもいっぱいです。

 

メイおばさんの家からは下り坂を歩いて10〜15分。

もっとも、行きはよいよい、帰りはなんとやら

下った道は上らねば帰れません。

しかもいつだって、下る時にはからっぽだった手提げ袋やカートが

上る時には満杯です(笑)。

 

この町の良いところは

方向音痴のメイおばさんでもまず道に迷わないこと。

 

坂道を歩きながらも海が見えますから

なんたって海を目指して下ればいいのです。

 

はい、着きました。

こちらがパイクプレースマーケット。

水際にあります。

 

あらあら、珍しく閑散としているわ、と思ったら大間違い。

中はやっぱり大賑わい。

入り口にいたのはバイオリン弾きのお姉さん。

ここにはいろいろなミュージシャンたちが現れます。

ある時など、小さな子供たちが四人で

みごとな四重奏を奏でていました。

聞くも自由、聞かぬも自由。

お気に召せば足元の箱の中にチャリンとでもふわりとでも

お金を入れればいいのです。

 

メイおばさん、この日のお目当ては

海老? 蟹? アサリ?

 

ロブスター?(まさか~っ!)

 

はい、これです。

スキャロップ、帆立貝です。

肉厚のこんな見事な新鮮な帆立貝。

目方あたりの値段ですから

いくらになるのかはまるでわかりませんでしたけれど

えいやっと夫さん3つ、メイおばさん3つで

6つ買いました。

 

おいくらだったと思います?

30ドル!    

日本円にして約3300円?

ま、そんなもんでしょうかねえ

こんなに立派な帆立貝ですから。

 

もうすぐ夕方(夜?)の9時半になろうとするのにこの明るさです!

日焼けしそうでしたから

シャッターを閉めましたよ(笑)。

 

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霧の中のバレンタインランチ@Maximilien

2017-02-16 18:06:56 | シアトル

シアトルと言えば「Pike Place Market」。

ここは1907年に創設されたアメリカで最初のパブリック・マーケット(公設市場)です。

地元の買い物客に加えて、たくさんの観光客で大賑わいです。

シアトル発祥のスターバックスの一号店があるのもここです。

そんな活気にあふれた賑やかな市場の中に

静かで洗練されたフレンチレストラン「Maximilien」があります。

 

こんな風にシアトルに住み始めるなんて思ってもみなかった頃

メイおじさんの仕事で何か月かこの町に滞在したことがありました。

 

シアトルで一番高いビルの最上階での歓迎レセプションで

最初のご挨拶やらスピーチやらが終わった後の

ワイングラス片手のビュッフェタイムに

主催者のケイティにこんなことを聞いてみました。

 あまりに月並みな質問ですが(笑)。

 

「お勧めのレストランを教えてください。」

 

その答がこうでした。

 

「この町は美味しいレストランがたくさんありますからお楽しみになれますよ。

私たちがよく行くのは、ここから目と鼻の先、『Pike Place Market』の中にある『Maximilien』です。

お料理ばかりでなく、雰囲気も眺めもいいですから、ぜひおいでになってみてください。」

 

以来、この店は私たちにとっても今日のように

「バレンタインランチしましょうか。」的な

お気に入りレストランのひとつになりました。

 

今日のシアトルは一日中霧が立ち込めた小雨模様。

窓の外もまるで「霧の中の光景」のようでしたけれど

それはそれで風情があっていいものです。

 

お天気の良い日には海がキラキラ輝いて

カモメが白い羽を広げて飛び交い

それはそれでもちろんいいものです。

つまり、どんなお天気でも水辺というのはいいものです(笑)。

 

よく冷えた白ワインを飲みながら

かき氷のような凍らせたビネガーといただく

新鮮な牡蠣は言わずもがなの至福ですが

 

市場から運ばれた地元の新鮮なお野菜を使ったシンプルなサラダもまた至福です。

 

アンチョビ、オリーブ、ベビーグリーン、インゲン、ジャガイモ、パプリカ、固ゆで卵、、、、、

ドレシングはディジョンマスタードのビネグレット。

 

ところで本日のスープはマッシュルーム。

なかなか濃厚なスープの表面に

なんとトリュフのオイルが浮いていました。

これだけでまるで「トリュフスープ」のようになるマジック(笑)。

 

夫唱婦随の我が家では(笑)、夫は大皿、妻は小皿スープです。

いえ、メイおばさんはこの量で充分なのです。

だってスープでお腹がいっぱいになってしまったら

牡蠣もサラダも食べられなくなっちゃうでしょ?(笑)

 

デザートはメイおじさんの好きなクリームブリュレ。

加齢と共に甘いものがだんだん苦手になってきたメイおばさんは一口

加齢と共にますます甘いものが大好きになってきたメイおじさんは九口。

 

一日遅れのバレンタインランチから帰ってみれば

家の窓の外もまた霧でした。

 

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サンドイッチと言ってもいろいろあるもんです。

2017-01-16 16:38:54 | シアトル

フランスパンで挟んだ

ベトナムのサンドイッチ「バインミー」の差し入れについては

一昨日ご報告しましたが

 

同じパン屋さんで

友がとても日本風な「食パン」も買って来てくれました。

 

アメリカではめったに見られない薄切りパンを前にしたら

もうあれしかありませんよねえ。

 

というわけで、久しぶりにサンドイッチを作りましたよ。

しかもお夕食に(笑)。

 

中に挟んだのはシンプルに

胡瓜の薄切りとハムとマヨネーズ。

 

左手さんはわけあって失業中ですから

胡瓜の厚さもまちまちですが

それでもあの懐かしいサンドイッチになりました。

 

そしてこちらは何かと言いますと

メイおじさんが翌日、スーパーで買ってきたツナサンド。

久しぶりにサンドイッチなんて食べたものだから

急にサンドイッチづいちゃたのかしら(笑)。

 

昨晩の残りが一切れ残っていましたから

横に並べてみましたよ。

 

どうです、この存在感!

もうサンドイッチのレベルをはるかに超えて何かのかたまり(笑)。

メイおばさんのサンドイッチが、やけにエレガントに見えるじゃないですか(笑)。

 

それにしても、あまりにあまりじゃありません?

はさめばいいってもんじゃないでしょう?

 

見た目ばかりじゃありません。

とにかく大口を開けたって食べるのが難しい。

しかも、食べても食べてもツナばかり。

せめて胡瓜とか、ピクルスとか、トマトとか、レタスとか、、、、

何かあったってよさそうなものですが。

 

ところでメイ家の夕食ですが

さすがにサンドイッチだけというわけにはいきませんから

こんなメニューにしましたよ。

 

クリームミネストローネスープ(メイおばさんのオリジナルかも)

シーザーサラダの大盤振る舞い

そしてオニオンリングのフライです。


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まさかの楽しい出会い@シアトル

2016-10-26 23:23:46 | シアトル

これ
シアトルの大型スーパー「UWAJIMAYA」の「ハワイフェアー」で
??これってハワイ?
と思いながらも誘惑にあらがえずに
買ってしまった「お か き」。

その名も「MINI POUNDER - DELUXE HONEY ARARE」
なんとデラックスな蜂蜜アラレだそうです(笑)。

そしてこれ
同じくシアトルのカフェで
好奇心からついつい注文してしまった「HAWAII BOWL」(ハワイ丼)

う~ん、どこからどう見ても
スパムがのぞいているご飯の上に目玉焼きが二つ
トッピングはどう見たって

「の り た ま」(笑)!


楽しいです、こういう出会い。


最初の夜の鰻ディナー

2016-07-03 10:07:21 | シアトル
16時間の時差のせいで
一日が40時間になってしまったシアトル最初の一日目の
ひたすら眠いボケボケモードで近所のスーパーに買い出しに行って
ひたすら眠いボケボケモードで作ったシアトルの夕食はこんなになりました。


若かりし頃の職場のアメリカ人ボスは、よく言ったものでした。

「僕は日本食は大好きだけれど、2つだけ絶対にダメなものがある。
 海苔と鰻だ!
 海苔は口の中で張り付いて窒息しそうになるし
 鰻はニョロニョロしていて気持ち悪い。」

ところがウチのアメリカ人夫の大好物は、なんと海苔と鰻です(笑)。

つまり、好き嫌いなんていうのは
文化や風習や人種などを超越してとても個人的なもの?(笑)。

日本から夫が待つ家に帰った最初の夕飯はいつも鰻です。
真空パックの鰻を買って持ってきます。

ああ、それなのに、、、、、

今回は鰻をすっかり忘れてしまって
成田空港の通関を抜けた後のショッピングモールで慌てて買いました。
いわば「土壇場鰻」です(笑)。


ところがまあまあ
もう通関の外には出られないメイおばさんの足元を見ているというか、、、、
こんな小さな鰻が3千円近くもしましたよ。

とてもではありませんが
2人分の6千円も払うのはばかばかしくなって
夫唱婦随路線で行くことに決めました。
はい、「婦」の方が我慢すればいいのですからね(涙)。


かくしてシアトル最初の夕ご飯は、、、、

ご飯を炊いて、温めたレトルトの「成田空港土壇場鰻」を載せて


絹ごし豆腐とひじきの白和え、白胡麻トッピング。


茄子の揚げ浸し。
近くのスーパーでは日本のような茄子がなくて
中国茄子と呼ばれるひょろ長い茄子を使いました。
大根おろしを置きたくても大根もなく、こんな姿になりました。

まあ、それなりに美味しかったのですが
皮がちょっと固いのです。

お味噌汁の具はズッキーニ。

なぜか海外暮らしの間は
日本にいる時よりもずっと日本食(もどき?)を作ります。
お米の消費量だって日本の何倍かしら。

故郷は遠きにありて思うもの?

ちなみに、お豆腐、お米、味噌、胡麻は
そこそこの大きさの普通のスーパーでまず手に入ります。
大根が置かれていることもあります。

シアトルでは鰻の蒲焼きだって
「UWAJIMAYA」という大きなお店にさえ行けば
もっと安くて、大きくて、美味しいものが買えます。

最初の夜の鰻は
成田空港の土壇場鰻ではなくて
ちゃんと前日に日本のスーパーで買うことにしよう!
あるいは頑張って「UWAJIMAYA」に行こう!
そして夫唱婦随ではなく、夫婦平等でいただこう!

と、肝に銘じたメイおばさんでした。

今日もとびっきりの晴天です。
あまりに眩しいので半分だけブラインドを下ろしました。
それでも日に焼けそう。


ダウンタウンのビルの間をヨットが優雅に滑って行きます。

こんなところがこの町の素敵なところ。

さあて、夕飯の買い出しに行かなければ、、、、

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超寝不足のシアトルでシナモンビール

2016-07-02 09:31:18 | シアトル
眠いです、とにかく。
バタんと倒れて眠ってしまうような眠さともちがって
頭の中に重い霞がかかっているような。

だって、、、、、

成田空港を発ったのが金曜日の夕方4時半。
シアトル空港に着いたのが、同じ金曜日の朝の9時。

日本とシアトルとの間には16時間の時差がありますから
一日が24+16=40時間になってしまうというマジック!

日本時間の真夜中に着いたはずがシアトルでは同じ日の朝なんですもの。
しかも素晴らしい日本晴れ、いえシアトル晴れの!

眠気覚ましと元気づけには、やっぱりこれでしょうか。
いつものBlue Moonの新しいバージョン
「Cinnamon Horchata Ale」です。


ブルームーンは季節ごとに
いろいろ素敵なビールを用意してくれます。

けれどもこの「Cinnamon Horchata Ale」は初体験。
かなりのシナモン味です。


仕方がない、長い長い一日を
シナモンビールで乗り越えましょうか(笑)。

窓の外はとびっきりの青空ですし
そんな青空を飛行機やヘリコプターやカモメが横切って行きますし


ほうらグラスの向こうに町が見えます。


こんな所に腰かけて飲むのもなかなか乙でしょう?

ただし高所恐怖症でなければの話(笑)。

かくして超寝不足&超ぼんやり頭のメイおばさん
久しぶりに戻ったシアトルの家で
シナモン味のブルームーンのグラスを片手に
あっちへウロウロ、こっちへウロウロしています。

かくも幸せなシアトル生活の始まり(笑)。

と言いたいところなのですが
なぜかネットが繋がらなくて
PC持ってスタバに駆け込んでます。

スターバックスはシアトルから始まったぐらいですから
やたらあちこちにあるのです。
一番近いここなんて我が家からものの3分。


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春爛漫のワイナリー

2016-04-17 01:27:56 | シアトル
前回、ビールの話をした後で
そうか、それならワインについてもと

そしてまたまた
そうか、「メイおばさんの宝箱」に書いたのを
こちらにも載せちゃおう!!と

だって、「メイおばさんの料理帖」は食と食文化がテーマの
食いしん坊さんブログですからね。
やっぱり書かなきゃ(笑)。

というわけで始めます、「春爛漫のワイナリー」
ちょっと手抜きでごめんなさい。

「そろそろワイナリーに行くけれど、メイもどう?」

そんなメールが届いたのがつい先日のこと。
最近立て続けに、フランスでもイタリアでもスペインでもない
地元ワシントン州の美味しいワインに大当たりしていたものですから
「もちろん!」と二つ返事。

かくして3か所のワイナリーをまわるドライブに便乗したのは
ぽかぽか陽気の春の日でした。

ここシアトルのあるワシントン州は実はワインの名産地。


シアトル近郊にも、草分けと呼ばれる所から
新しく注目を集めている所までいくつものワイナリーがあります。
試飲をしたり、食事をしたりすることのできる
テイスティングルームと呼ばれる場所もたくさんあります。


私たちが行ったのは最近急成長のウッディンビル(Woodinville)。
メイおばさんはまだまだ知らない世界ですが、案内によれば

「二大ワイナリーしかなかったところに、50以上ものテイスティングルームがオープンし、小規模でワインをつくるブティックワイナリーも誕生している。」

とのこと。

ウッディングビルへはシアトルから車で30分もすれば着くはずなのに
この日は週末だったこともあり、やたらあちこちで工事中の道路閉鎖。
しかも交通事故まであったりで、迂回迂回で1時間半もかかってしまいました。

それでも初体験のワイナリー巡りはなかなかエキサイティングなものでした。
友は特定のワイナリーのメンバーになっていて
ふつうは有料のテイスティングも無料なら
テイスティングをして気に入ったワインを買うのも10%引き。

最後に立ち寄ったテイスティングルームなどは
一見、農場の中に立つ普通の家。


中に入ればこんな風。


本業は弁護士だというオーナーが、お勧めワインを次々にグラスに注いでくれます。
もちろん詳しい説明と共に。

顔見知りもいれば、初めて出会う人もいるらしく
ちょっとしたホームパーティーのような雰囲気です。
窓から見える風景も春爛漫。


せめて1本はお土産に、と
酔った頭でなんとなく美味しい!と感じたものを買いました。
60ドルの1割引きで54ドル。

それにしたってたいそうな買い物です。
一晩で飲んでしまうものに54ドルですからね。

「これはあなたのお誕生日に開けるためだから飲んじゃわないでね。」

と、一目見せた後にひそかにクローゼットの奥に隠しましたよ(笑)。

ワイン好きにしてワイン通の友は
こうして定期的にワイナリーを訪れて
数多の種類を試飲してから、きちんと冷静な頭で良いワイン、好きなワインを選びます。
この日も驚いたことに、12本X4箱も買って車に積んでいました。

メイおばさんの率直な感想はふたつ。

その1:ワインもいいけれど、タンポポ咲く春の田園風景はもっといいなあ。


その2:1か所で3種類テイスティングして、3か所まわれば9種類、9杯のワインです。
それなのに皆さんほとんどが自分で運転をして帰るのです。
いいのでしょうかねえ。

えっ、メイおばさんですか?
大丈夫、ちゃんと「飲む友&買う友」とは別に
「飲まない友&運転友」が一緒に来てくれましたからね。

もし、シアトルに行かれることがあれば「ワイナリーツアー」もお勧めです。
先月はフランスのボルドーのワイナリーツアーに参加しましたけれど
そうした由緒あるものとは全く違った趣きがありました。

ボルドーがシャトーと呼ばれる歴史ある建物だったりするのに対し


こちら新参者のワイナリーはとてもキャジュアルでアメリカンです。
シアトルのホテルでピックアップしてくれる日本語ツアーもいくつかあるようです。

行きは風景を楽しんで、着いた先では思いっきり飲んで、帰りのバスでは爆睡。
いいですねえ(笑)。

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スタバの快挙~STARBUCKS RESERVE ROASTERY & TASTING ROOM

2015-09-08 00:15:38 | シアトル

スタバことスターバックス発祥の地シアトルで
昨年12月、「驚きのスターバックス」がオープンしました。
しかもその場所たるや我が家から歩いて10分足らず。

ダウンタウンを背にしてパイク通りを上ってください。


まるで教会のようなこんな建物が左側に見えてきます。


近づいてみれば、たしかにおなじみのあのサイレンマーク。


まぎれもなくスターバックスです。

重厚な木の扉にはこんな文字。
あえてめだたないように小さく彫られています。


近づかないとわからないなんて
粋ですよねえ(笑)。

スタバが長年の夢を実現したというこの「コーヒーの聖堂」の広さは
1万5千平方フィート!
ということは約1400平米。
並の大きさじゃありません。

この広い店内には9つのエリアがあります。
ちょっとパンフレットを日本語にしてみますね。


01:SCOOPING BAR(スクーピングバー)
あなたの好みのテイストを見つけるには、ここでコーヒーマスターに聞いてください。
見つかったら、新鮮な豆を袋にすくって(スクープして)もらって家に持って帰りましょう。

02:STORAGE SILOS (貯蔵サイロ)
豆はここで焙煎を待ち、輝く星となります。

03:MICRO ROASTER(マイクロロースター)
このロースタリーで使われるコーヒーだけを焙煎します。

04:THE COPPER CASK(銅容器)
焙煎後の全ての豆は、地元の職人が作った手作りの銅容器の中で寝かせられて、パッケージに最適の時を待ちます。

05:MAIN BAR (メインバー)
大理石の美しいカウンターです。

06:PNEUMATIC TRANSFER TUBES (圧搾チューブ)
このロースタリーの核心とも言うべき綿密に設計をされた圧搾システムです。

07:SMALL-BATCH ROASTER(少量焙煎)
マスターたちの技をご覧ください。そして何でも質問してください。

08:COFFEE EXPERIENCE BAR (コーヒー体験バー)
コーヒーマスターから勉強をしたり、体験したり、討論したりしてください。

09:COFFEE LIBRARY(コーヒー図書館)
200以上もの種類のコーヒーについて勉強する場所です。

すみません、コーヒーは好きなのですが
なんせさしたる知識もないものですから
とんちんかんな表現があったかと思いますが、お許しくださいね。

ええ、もちろんシアトルっ子たちの間で盛り上がりましたよ。
開店後しばらくはこんなブログが多々見られました。

*世界中から運ばれた豆がローストされてカップ一杯のコーヒーになる過程を経験できる「WILLY WONKA」のコーヒー版だ!
(ちなみに「WILLY WONKA」とは1971年の映画「夢のチョコレート工場」の英語名です。)

*360度の展望!どこからでもコーヒーがローストされていくリアルな風景が見られる。

*ここはスタバ1号店と同じように、シアトルの新しい観光スポットになるだろう。

*壮大なスペクタクル!

*まるでコーヒーの「シルク・ド・ソレイユ」!行ってみる価値は大あり。

*たとえ豆の違いがわからなくたって、楽しめる場所であることだけは間違いない。

*一歩足を踏み入れればそこは「Coffee lovers’ dream」だ。

*あの有名な「Serious Pizza」が食べられて、ビールとワインが飲める偉大なロースタリー。

*シュルツ(スタバのCEO)の魔法はすごい!あそこは元は何だったか知ってる?ただのガレージだったんだよ。それを世界的な場所に変えちまったんだから。

*良い所はたくさんある。悪い所もひとつある。何かと言えば、これが宇宙にひとつしかないってことだ。

*夜の11時まで開いているから遅い時間に行ってみた。まずはカクテルとワインで始めたよ。それからパイを味見して、中をぶらぶら歩いて、コスタリカの豆をデカフェ(カフェインレス)にしてもらった。仕上げはココナツクリームのパイさ。最高!

*まるでディズニーランドにいるような気になった。これってヒップ?それともアバンギャルド?あるいは幻想?

こんな感想がずらりと続きます。

最後にスターバックスのCEO、シュルツ氏にご登場いただきましょうね。

「Where we can demonstrate all the aspects of drama, romance, theater of roasting coffee. 」
(ここはコーヒーのドラマとロマンスの全てを見ていただける劇場だ。)

どうぞ皆様、シアトルにおいでになることがありましたら、ぜひ足をお向けになってください。寒い時期ならば暖炉のそばが心地よく、コーヒーの香りに包まれて、いつまでもまったりしていたくなります。


暑い季節には、これまた素晴らしいコーヒーの香りと
心地よい冷房でいつまでも長居をしたくなります。

もちろんスタバのフリーWiFiは健在ですから、PCを前に仕事や勉強、そして読書。
お腹が空けば併設のレストランコーナーへ。

メイおばさんもしばしばここでくつろいでいます。
小さな日本人らしきおばさんを見つけたら
どうぞ声をかけてくださいね。

Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room
1124 Pike Street
Seattle


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