メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

レイニアチェリーの季節

2016-07-04 06:46:07 | びっくり!
シアトルに到着した日の夕方に
近くのスーパーにお夕飯の買い出しに出かけたら
今年もまた、果物売り場に大きな山ができていました。


二種類のチェリーです。
向こう側の色の濃いのが
ほら日本では「アメリカンチェリー」と呼ばれている「レッドチェリー」で


手前のが「レイニアチェリー」です。
ぷっくら丸くて、赤と黄色のグラデーションが美しくて
一口かじろうものなら、気分はうっとりパラダイス。



「レイニアチェリー」の日本の輸入販売サイトでは
こんな記述が見られましたけれど
いくらなんでもこれはちと大げさではないかしら(笑)。

「アメリカ北部の限定された地域で6月下旬から7月上旬にかけてのみ収穫されるため、アメリカ国内に住んでいてもなかなか食べることのできない、まさに幻のチェリーです。」

いえ、食べられますって。
西海岸、本家本元シアトルのスーパーではこの時期になれば当たり前に並べられますし

東海岸、ワシントンDCのスーパーだって
シアトルほど大盤振る舞いではなくたってちゃんと買えますよ。

今年のシアトルのスーパーでは
普通のチェリー(色の濃い、いわゆるアメリカンチェリー)は1ポンドで2ドル99セント。


レイニアチェリーは1ポンドで3ドル99セント。


今年はなぜか1ドルの違いしかありませんけれど
昨年の今頃は、レッドチェリーは同じ2ドル99セントでも
レイニアチェリーは8ドル99セントでした!!!


キロ当たりに換算すれば、去年はなんと1キロで約2500円!。
今年はなんと1キロで900円!

それなのに驚いたことには
日本の2016年のレイニアチェリーサイトで一番先に飛び込んで来たのは

「1キロ 7800円 → 5500円 売り切れ」



メイおばさん、よくわかりませんが
為替相場や株相場みたいにチェリー相場でもあれば
「チェリー長者」や「チェリー貧者」が出現しそうなものですけれど
なにせこればかりは旬のもの、保存がききませんから駄目でしょうかねえ。

あるいは山のように売られている1キロ900円のレイニアチェリーを
今すぐ日本のみんなに送ってあげたいぐらいですけれど
やっぱり駄目でしょうかねえ。

それにしても昨年の8ドル99セントから
今年の3ドル99セント。
いったい何が起こったのかしら。

もちろんメイ家は1ポンド3ドル99セント=1キロ900円のレイニアチェリーを
毎日おいしくいただいております。


ところでこちらが我が家の東側の窓から見える「レイニア山」です。

昨夜と

よく似ていますが、手前がレイニア山で、その向こうが雲です。

今朝。


ちなみにこの山は、シアトルに移民した日系人たちからは
「タコマ富士」と呼ばれていました。
標高高く、裾野は長く、、、
そんな美しい姿が富士山を思わせたのでしょう。

ちなみにタコマ富士の方は、本家本元の富士山よりも少しばかり高く
標高4392メートルです。

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最初の夜の鰻ディナー

2016-07-03 10:07:21 | シアトル
16時間の時差のせいで
一日が40時間になってしまったシアトル最初の一日目の
ひたすら眠いボケボケモードで近所のスーパーに買い出しに行って
ひたすら眠いボケボケモードで作ったシアトルの夕食はこんなになりました。


若かりし頃の職場のアメリカ人ボスは、よく言ったものでした。

「僕は日本食は大好きだけれど、2つだけ絶対にダメなものがある。
 海苔と鰻だ!
 海苔は口の中で張り付いて窒息しそうになるし
 鰻はニョロニョロしていて気持ち悪い。」

ところがウチのアメリカ人夫の大好物は、なんと海苔と鰻です(笑)。

つまり、好き嫌いなんていうのは
文化や風習や人種などを超越してとても個人的なもの?(笑)。

日本から夫が待つ家に帰った最初の夕飯はいつも鰻です。
真空パックの鰻を買って持ってきます。

ああ、それなのに、、、、、

今回は鰻をすっかり忘れてしまって
成田空港の通関を抜けた後のショッピングモールで慌てて買いました。
いわば「土壇場鰻」です(笑)。


ところがまあまあ
もう通関の外には出られないメイおばさんの足元を見ているというか、、、、
こんな小さな鰻が3千円近くもしましたよ。

とてもではありませんが
2人分の6千円も払うのはばかばかしくなって
夫唱婦随路線で行くことに決めました。
はい、「婦」の方が我慢すればいいのですからね(涙)。


かくしてシアトル最初の夕ご飯は、、、、

ご飯を炊いて、温めたレトルトの「成田空港土壇場鰻」を載せて


絹ごし豆腐とひじきの白和え、白胡麻トッピング。


茄子の揚げ浸し。
近くのスーパーでは日本のような茄子がなくて
中国茄子と呼ばれるひょろ長い茄子を使いました。
大根おろしを置きたくても大根もなく、こんな姿になりました。

まあ、それなりに美味しかったのですが
皮がちょっと固いのです。

お味噌汁の具はズッキーニ。

なぜか海外暮らしの間は
日本にいる時よりもずっと日本食(もどき?)を作ります。
お米の消費量だって日本の何倍かしら。

故郷は遠きにありて思うもの?

ちなみに、お豆腐、お米、味噌、胡麻は
そこそこの大きさの普通のスーパーでまず手に入ります。
大根が置かれていることもあります。

シアトルでは鰻の蒲焼きだって
「UWAJIMAYA」という大きなお店にさえ行けば
もっと安くて、大きくて、美味しいものが買えます。

最初の夜の鰻は
成田空港の土壇場鰻ではなくて
ちゃんと前日に日本のスーパーで買うことにしよう!
あるいは頑張って「UWAJIMAYA」に行こう!
そして夫唱婦随ではなく、夫婦平等でいただこう!

と、肝に銘じたメイおばさんでした。

今日もとびっきりの晴天です。
あまりに眩しいので半分だけブラインドを下ろしました。
それでも日に焼けそう。


ダウンタウンのビルの間をヨットが優雅に滑って行きます。

こんなところがこの町の素敵なところ。

さあて、夕飯の買い出しに行かなければ、、、、

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超寝不足のシアトルでシナモンビール

2016-07-02 09:31:18 | シアトル
眠いです、とにかく。
バタんと倒れて眠ってしまうような眠さともちがって
頭の中に重い霞がかかっているような。

だって、、、、、

成田空港を発ったのが金曜日の夕方4時半。
シアトル空港に着いたのが、同じ金曜日の朝の9時。

日本とシアトルとの間には16時間の時差がありますから
一日が24+16=40時間になってしまうというマジック!

日本時間の真夜中に着いたはずがシアトルでは同じ日の朝なんですもの。
しかも素晴らしい日本晴れ、いえシアトル晴れの!

眠気覚ましと元気づけには、やっぱりこれでしょうか。
いつものBlue Moonの新しいバージョン
「Cinnamon Horchata Ale」です。


ブルームーンは季節ごとに
いろいろ素敵なビールを用意してくれます。

けれどもこの「Cinnamon Horchata Ale」は初体験。
かなりのシナモン味です。


仕方がない、長い長い一日を
シナモンビールで乗り越えましょうか(笑)。

窓の外はとびっきりの青空ですし
そんな青空を飛行機やヘリコプターやカモメが横切って行きますし


ほうらグラスの向こうに町が見えます。


こんな所に腰かけて飲むのもなかなか乙でしょう?

ただし高所恐怖症でなければの話(笑)。

かくして超寝不足&超ぼんやり頭のメイおばさん
久しぶりに戻ったシアトルの家で
シナモン味のブルームーンのグラスを片手に
あっちへウロウロ、こっちへウロウロしています。

かくも幸せなシアトル生活の始まり(笑)。

と言いたいところなのですが
なぜかネットが繋がらなくて
PC持ってスタバに駆け込んでます。

スターバックスはシアトルから始まったぐらいですから
やたらあちこちにあるのです。
一番近いここなんて我が家からものの3分。


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