まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン REVENGE OF THE GREEN DRAGONS

2015-06-10 21:24:26 | その他の映画(は~わ行)
『インファナル・アフェア』の監督、劉偉強アンドリュー・ラウとハリウッドリメイク作品『ディパーテッド』の監督マーティン・スコセッシがタッグを組んだ作品。実際にあった蛇頭(スネークヘッド)の不法移民や中国マフィア話を描いている。

1980年代、蛇頭が手配した不法移民としてニューヨークに上陸したサニーとスティーブン、2人は中国マフィアの一つ、グリーンドラゴンに入り裏社会の人間として生きてきた。白人を殺さなければ、中国系同士でどんなに争っても警察は見て見ぬふり。グリーンドラゴンはついに麻薬の密輸まで手がけるようになる。サニーはグリーンドラゴンのボス、ポールに世話になっているテディの娘、ティナと親しくなるが、スティーブンが不文律を破り白人を誤って殺してしまったため、警察の締め付けが厳しくなる。

さらにテディが麻薬の密輸で捕まり、ティナは警察から司法取引を持ちかけられる。しかし組織を裏切った代償は大きく、ティナ、そしてスティーブンとサニーにも非情な結末が待っていた。。。

映画における俳優の力はやっぱり大きいですね。サニーとスティーブンを例えば謝霆鋒ニコラス・ツェーや余文楽ショーン・ユーが演じたら、雰囲気がガラリと変わったと思います。わざわざかっこいいとは言い難い俳優をキャスティングしているのは製作陣の意向なんでしょうか。演技力がずば抜けているわけでもなさそうだし、中国系アメリカ人への偏見があるんじゃないかと穿った見方までしてしまいます。

全体的に大味な感じがするのは、やっぱりアメリカ映画だからかなあ。スティーブンの死体がゴミ箱に捨てられてゴミ箱から血が流れ出るシーンなんか、劉偉強っぽい画だと思ったけど、画面の色合いが全体的にくすんでいるのでいろんな演出が沈んでしまっている印象です。それが狙いなのかもしれないけれど、もっと色合いは鮮やかな方が好みだなあ。

ティナやサニーの最期などラストも救いがない感じですね。

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