『ボウリング・フォー・コロンバイン』『シッコ』『キャピタリズム マネーは踊る』とアメリカ、そして資本主義の病巣を鋭く告発し続けたマイケル・ムーアが、アメリカにない優れた制度を海外から持ち帰ろうと、主にヨーロッパを巡り各国の制度にびっくりする様子を描く。
まず最初に訪れた国はイタリア。なんと有給休暇が8週間!そして会社の昼休みは2時間で、自宅で家族そろって昼食をとる従業員もいる!アメリカでは有給 . . . 本文を読む
大好きな邦画監督のひとり、是枝裕和監督の最新作。
一度文学賞を獲り単行本を一冊出したものの、その後はほとんど作品ができない(一応)作家の良多(阿部寛)。取材と称して探偵事務所で働いているが、所長(リリー・フランキー)からは「こっちを本職にしないか」と誘われている。
おんぼろアパートに一人住まい、電気や水道料金を滞納し金が入れば競輪につぎ込む良多だが、別れた妻響子(真木よう子)の元にいる一人息 . . . 本文を読む
全編140分ワンカット、という惹句に興味をもって観ました。
スペインからべりルンに来て、カフェでアルバイトをしているヴィクトリア。クラブで踊り翌日の仕事のために午前4時過ぎに帰ろうとしたら、地元の不良っぽい4人組にナンパされる。英語が話せるゾンネと意気投合し、レジのおじさんが寝ている隙にビールを万引きしたり、集合住宅の屋上に不法侵入して語ったり、ヴィクトリアにとってはベルリンで初めてできた友達 . . . 本文を読む
メキシコ麻薬カルテルの脅威に地元住民が自警団を組織して対抗する様子を描くドキュメンタリー。
冒頭、麻薬カルテルのメンバーがメタンフェタミンを密造する描写があり、麻薬の流入と不法入国を阻止するためにアメリカ側の国境沿いをパトロールする自警団がいる。連邦政府や州の国境警備隊だけでは手薄であり、自由に麻薬カルテルが出入りしているため、住民が独自に警備しているのだ。
そしてメキシコ南部のミチョアカン . . . 本文を読む
今年のアカデミー賞で主演女優賞を受賞した作品。ちょうど埼玉の少女監禁事件の被害者が保護されて容疑者が逮捕された時だったから、監禁事件そのものが注目を集めたけど、アメリカではクリーブランド監禁事件があり、日本でも2000年には新潟少女監禁事件という10年もの長きにわたって少女を監禁し続けた事件もあったから、監禁中に子供を産むという設定もあり得るかも。
天窓と厳重に施錠されたドアでしか外界と繋がっ . . . 本文を読む