第2次世界大戦中、ナチスドイツ占領下のフランスで起きた悲劇。ここだけではなく、似たようなことはきっと色んな場所で起きたんだろう。
ヴィシー政権下のフランスで、ナチスドイツ将校が暗殺された。これを知ったヒトラーは激怒し、代償にフランス人150人の銃殺を命じる。シャトーブリアンの収容所も銃殺者の選出対象となり政治犯が主に選ばれるが、リストの中にはまだ17歳の少年や翌日には出所が決まっている若者もい . . . 本文を読む
第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。
北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削施設TR102で職員が全員死亡する事件が発生、現場に向かった自衛隊の廻田三佐率いる部隊は凄惨な光景を目の当たりにする。遺体は劇症の出血熱のような症状を示していて、政府は国立感染研に、アフリカのガボンで妻子を失い失意のうちに帰国していた富樫博士を招いて原因究明にあたる。
感染源が特定できないまま事態の拡散はなく . . . 本文を読む
この日は店長がいないから、前からやってみたかったことをやってみました、とグランドピアノをフロアの真ん中に出して、ピアノの周りを360°お客さんが囲うレイアウト。コーヒーのいい香りがただよう中、アットホームな雰囲気です。
昼のライヴは病みつきになる、ライヴが終わっても普段の入りの時間前だ、と言っていましたが、前日はhuenicaのライヴで打ち上げが朝5時過ぎまであったそうで、寝不足じゃないかと心配 . . . 本文を読む
トム・クルーズ主演の映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が日本のライトノベルが原作だったということで、興味を持って読んでみました。
小説の舞台は日本、主人公はキリヤ・ケイジという初年兵。トム・クルーズの演じた報道官のケイジ少佐は、キリヤ・ケイジと報道写真家のマードックを足し合わせたキャラっぽい。さすがに小説版のギタイの正体は複雑すぎたのか、映画では一切言及なし。バトルアックスも使っていなか . . . 本文を読む
謝霆鋒ニコラス・ツェー、余文楽ショーン・ユーが競演する消防士アクション。胡軍フー・ジュン、任達華サイモン・ヤム、安志杰アンディ・オンらが脇を固める。
クリスマス・イブに小さな酢酸工場で起きた火災。何の問題もなく鎮火できたと思われていたが、すぐ脇には香港の電力供給を一手に引き受ける大型発電所に通じる天然ガスパイプラインがあり、余熱が燻っていた。サム(謝霆鋒)は放水の継続を進言するが、署長(安志杰 . . . 本文を読む
最初は全く関連の無い登場人物が次々と出てきて、どんなふうに繋がるんだろうと思っていたら、少しずつ接点が出てきて問題の事故にぴったりと収斂していく。それはバラバラのピースを一つずつ取り上げて形作るジグソーパズルのよう。それぞれのピースの位置が分かって全体像がパッと浮かんだ時には、そういうことだったのか、と深い納得です。
誰もが少しくらい心当たりのある、ほんのちょっとしたマナー違反、犬の糞だったり . . . 本文を読む
キム・ギドクが製作と脚本を手がけた、南北分断問題を扱う異色作。
優しい夫に美しい妻、素直な娘に一家を見守る祖父、という理想を絵に描いたような一家、実は北朝鮮の工作員「ツツジ班」で、家族を演じつつ北からの指令を実行していた。隣に住む同じような家族構成のチャンス一家を「資本主義の堕落した姿」と小馬鹿にしつつも、何ひとつ気持ちを偽ることなくストレートに感情をぶつけ合う姿は、彼らの心に影響を与える。
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