昨日までの会派県外調査を振り返ってみます。大阪版のエコノミックガーデニング「EGおおさか」は、3万6千社と日本一のものづくり企業の集積を誇る大阪として、「変革と挑戦」に取り組む大阪府内のものづくり中小企業にとって最適なビジネス環境の整備を進め(土壌を耕し)、「産・学・公・民(民間支援者)・金(金融機関)」の連携強化・協働により、頑張る中小企業を応援する地域経済「賑耕」政策として「EGおおさか」を取り組んでいました。このエコノミックガーデニングという手法は、米国コロラド州リトルトン市という人口5万人の町から始まった企業誘致のみに頼らず地元企業が成長する環境をつくるという地域経済活性化策です。リトルトン市では、エコノミックガーデニングに取り組んだことにより、1990年から2005年までの間に就業者数が、1万5千人から3万5千人に増加、市の売上税収入も3倍になったと言われています。ちなみにEGおおさかの基本コンセプトは、4点あり、「積極的なアプローチ」「持続的な支援」「信頼関係の構築」「協働体制の拡充」を挙げ、先に述べた産学公民金の連携強化を行っています。頑張る中小企業にやさしいバックアップ体制を布いていると言えます。日本の経済活性化のポイントに「中小企業対策」が挙げられると私は思っています。こうした先駆的な取り組みを学び、我が栃木県や鹿沼市で採用可能な施策を研究していきたいと思っています。
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