昨日は、全国の自治体議員で現地調査並びに学習会が開催され、福島県福島市並びに飯舘村を調査してきました。福島市では、JA新ふくしまを訪問し、農産物等の検査体制について現況を調査しました。ちょうど今が果物類の出荷最盛期ですが、放射性物資について、基準値を上回るものはないとのことであり、安全であることがわかりました。しかし、福島県産というだけで相変わらず風評被害は残っており、今後、こうした被害に対する打開策が引き続きの大きな課題であることがわかりました。
また、飯舘村では、除染の状況について村の振興公社事務局長である高橋様から現状説明をいただきました。国の直轄による除染は大変遅れており、ガイドラインもどんどん変更を余儀なくされ、現在では、村が国から受託し、直接業者発注のうえ、除染している地域もあるとのことでした。除染の具体的な進め方は、飯舘村の汚染濃度の高い西側からスタートし、1年間に40ヘクタール程度の進捗とのことでしたが、人出が足らないこと、除染後の発生土砂や雑草類等をフレコンバックに挿入して保管するものの、仮の仮保管場所を20ある行政区に別々に確保し、保管しているようであり、40ヘクタールの除染で約27000のフレコンバックが使われ、保管場所は3ヘクタール程度要するとの話に大変な労力と現場の犠牲を払っていることがわかりました。高橋さんの希望では、低濃度の燃やせるフレコンバックについては、今後、造られる焼却場で1日も早く焼却したいとのことでしたが、その飛灰等の対策も厄介とのことでした。
いずれにしても、福島対策が遅れていることに非常に心配な気持ちになりました。中間貯蔵施設建設の件も進んでおらず、このままでは、福島の再生は厳しいと思いました。「福島をもっと考えないと」率直な感想です。
また、飯舘村では、除染の状況について村の振興公社事務局長である高橋様から現状説明をいただきました。国の直轄による除染は大変遅れており、ガイドラインもどんどん変更を余儀なくされ、現在では、村が国から受託し、直接業者発注のうえ、除染している地域もあるとのことでした。除染の具体的な進め方は、飯舘村の汚染濃度の高い西側からスタートし、1年間に40ヘクタール程度の進捗とのことでしたが、人出が足らないこと、除染後の発生土砂や雑草類等をフレコンバックに挿入して保管するものの、仮の仮保管場所を20ある行政区に別々に確保し、保管しているようであり、40ヘクタールの除染で約27000のフレコンバックが使われ、保管場所は3ヘクタール程度要するとの話に大変な労力と現場の犠牲を払っていることがわかりました。高橋さんの希望では、低濃度の燃やせるフレコンバックについては、今後、造られる焼却場で1日も早く焼却したいとのことでしたが、その飛灰等の対策も厄介とのことでした。
いずれにしても、福島対策が遅れていることに非常に心配な気持ちになりました。中間貯蔵施設建設の件も進んでおらず、このままでは、福島の再生は厳しいと思いました。「福島をもっと考えないと」率直な感想です。