去る7月26日(水)から7月28日(金)のこと。
栃木県議会農林環境委員会のメンバーとして、愛知県、静岡県の県外調査に参加しました。今回は、概要調査報告をいたします。
➀愛知県名古屋市「名古屋みなとアクルス」
「再開発地区で実現する脱炭素コンパクトシティモデル」が、2022年に環境省において第1回「脱炭素先行地域」として選定。地域内の電力諸費量を最新の省エネ機器等の導入で約45%削減し、残る55%についても、地域内外から調達する再生可能エネルギー電気を使用することで電力消費に伴うCO2の実質ゼロを達成するといった画期的なまちでした。
➁愛知県豊田市「ウッディーラ豊田(寺部小学校・こども園)」
豊田市では「公共建築物等の木材利用の促進に関する基本方針」を策定し、市内整備の公共建築物に木材が積極的に利用されていました。また、森林健康診断の実施により、過密森林20,000haを把握し、団地化推進プロジェクトにより、年間1000ha、40,000㎥の間伐を実施し、中核製材工場の誘致等により、地域材利用促進を図っていました。このほか、新規就業者育成推進事業では、豊田市と森林組合が力をあわせ、市内林業高校と連携し、年間3名、10年間で30名の就業者育成に向けて、近隣県の林業大学校への就学支援として、経費の8割を市が補填する事業も行われていました。このほか、テナント店舗木質化モデル創出事業補助金を創設し、上限250万円、補助率50%の制度を活用し、市内店舗等への積極的な木材利用も図っていました。
③静岡県浜松市「JAみっかび」
日本一のAIを駆使したみかんの大選果場がオープンし、その事業について調査しました。縦219m、横100mの巨大選果場は、ビッグデータの解析を行うことで、AI技術を駆使した選果が実現。家庭選果の縮減等スマート農業の推進を図っていました。
④静岡県静岡市「東海青果(株)」
東海青果は、市場で野菜等調達し、県Iの小売業者へ野菜卸を行っています。「やさいバス」を活用することで、市場外である地域の農家の農産物を直接仕入れることが可能となりました。「バス停(集荷場)へ野菜を持ち込むと、やさいバス(株)が運行する冷蔵トラック(やさいバス)で当日中に購入者に配送される」画期的な仕組みでした。
以上が概要説明です。今後の議会活動等に大いに参考になるものばかりでした。しっかりと活かして参ります。
#栃木県議会
#農林環境委員会
#脱炭素先行地域
#地域材活用
#AIによるスマート農業
#やさいバス
栃木県議会農林環境委員会のメンバーとして、愛知県、静岡県の県外調査に参加しました。今回は、概要調査報告をいたします。
➀愛知県名古屋市「名古屋みなとアクルス」
「再開発地区で実現する脱炭素コンパクトシティモデル」が、2022年に環境省において第1回「脱炭素先行地域」として選定。地域内の電力諸費量を最新の省エネ機器等の導入で約45%削減し、残る55%についても、地域内外から調達する再生可能エネルギー電気を使用することで電力消費に伴うCO2の実質ゼロを達成するといった画期的なまちでした。
➁愛知県豊田市「ウッディーラ豊田(寺部小学校・こども園)」
豊田市では「公共建築物等の木材利用の促進に関する基本方針」を策定し、市内整備の公共建築物に木材が積極的に利用されていました。また、森林健康診断の実施により、過密森林20,000haを把握し、団地化推進プロジェクトにより、年間1000ha、40,000㎥の間伐を実施し、中核製材工場の誘致等により、地域材利用促進を図っていました。このほか、新規就業者育成推進事業では、豊田市と森林組合が力をあわせ、市内林業高校と連携し、年間3名、10年間で30名の就業者育成に向けて、近隣県の林業大学校への就学支援として、経費の8割を市が補填する事業も行われていました。このほか、テナント店舗木質化モデル創出事業補助金を創設し、上限250万円、補助率50%の制度を活用し、市内店舗等への積極的な木材利用も図っていました。
③静岡県浜松市「JAみっかび」
日本一のAIを駆使したみかんの大選果場がオープンし、その事業について調査しました。縦219m、横100mの巨大選果場は、ビッグデータの解析を行うことで、AI技術を駆使した選果が実現。家庭選果の縮減等スマート農業の推進を図っていました。
④静岡県静岡市「東海青果(株)」
東海青果は、市場で野菜等調達し、県Iの小売業者へ野菜卸を行っています。「やさいバス」を活用することで、市場外である地域の農家の農産物を直接仕入れることが可能となりました。「バス停(集荷場)へ野菜を持ち込むと、やさいバス(株)が運行する冷蔵トラック(やさいバス)で当日中に購入者に配送される」画期的な仕組みでした。
以上が概要説明です。今後の議会活動等に大いに参考になるものばかりでした。しっかりと活かして参ります。
#栃木県議会
#農林環境委員会
#脱炭素先行地域
#地域材活用
#AIによるスマート農業
#やさいバス