「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

第3回民主党とちぎ政策研究会(概要報告)

2014-09-28 08:50:08 | Weblog
昨日午後、宇都宮市で第3回民主党とちぎ政策研究会が開催され、参加しました。概要報告をいたします。講師は、㈱資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表でした。テーマは、「もう当たり前じゃなくなる食糧・エネルギーの安定供給?! 危機的状況突入した日本の対策」。概要ですが、中東・北アフリカ地域の急増する食糧需要、年率3%以上の急激な人口増、水資源不足、ランドラッシュ(進出先での農地争奪戦)、日本との輸入食糧の競合(トウモロコシ、小麦、大豆)等食糧調達に新たな課題が噴出しているほか、同地域における長期化・周辺化する紛争がエネルギー供給を脅かす事態等エネルギーや食糧の大半を輸入に依存する日本は危機的な状態に突入する恐れが否定できないとの話でした。そして、今後の日本の展望としては、日本が追求してきた3つの安定「価格、品質、供給」の堅持のための「つながる農業」の実践、現在約3000万トンの食糧と600億トンの水を輸入している現状を捉え、国内生産の「適地適作」と安定供給のための品目毎の生産量の設定と分担栽培等の強化を挙げました。結びには、自然の力を最大限発揮させ持続させる「日本農学思想」、多様な農業と食材の維持、250万㌶のうち230万㌶が中山間地域であることを踏まえた対応策の実施等を強化するべきと提言いただきました。「食と農」、人間が生きているためには不可欠な要素。大変勉強になりました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする