もぐら駅
「もぐら駅」のツアーの広告を見た時、わたしは「もぐら」を見たことがないことに気がついた。幼いころ絵本で見たとき可愛かった。でも地中にトンネルを作り昆虫の幼虫を食べ農作物に被害を与えるらしい。まるで可愛い魔女だ。
もぐら駅 6首 松井多絵子
まだ我はモグラに会いしこともなく「もぐら駅」へと向かいていたり
「もぐら」とは漢字で土竜と書くことを昨日辞書にてはじめて知りぬ
まだ下りてゆくのかもぐら駅ホーム、いま四百段を踏みしめている
下りるのは誰よりはやく上るのは常にわたしは「殿」である
こんな地下を上越線の汽車がゆく背広やスーツの若きらも乗る
地下深くかくれてくらした人々をおもい目瞑れば雲が流れる
㊟ 群馬県のもぐら駅は486段、改札口まで約10分かかると言われるが私は?(苦笑)
3月25日 松井多絵子
「もぐら駅」のツアーの広告を見た時、わたしは「もぐら」を見たことがないことに気がついた。幼いころ絵本で見たとき可愛かった。でも地中にトンネルを作り昆虫の幼虫を食べ農作物に被害を与えるらしい。まるで可愛い魔女だ。
もぐら駅 6首 松井多絵子
まだ我はモグラに会いしこともなく「もぐら駅」へと向かいていたり
「もぐら」とは漢字で土竜と書くことを昨日辞書にてはじめて知りぬ
まだ下りてゆくのかもぐら駅ホーム、いま四百段を踏みしめている
下りるのは誰よりはやく上るのは常にわたしは「殿」である
こんな地下を上越線の汽車がゆく背広やスーツの若きらも乗る
地下深くかくれてくらした人々をおもい目瞑れば雲が流れる
㊟ 群馬県のもぐら駅は486段、改札口まで約10分かかると言われるが私は?(苦笑)
3月25日 松井多絵子