「なんだ…」
カラオケの舞台上で立ち尽くす鬼塚専務に にじり寄る加藤です… 加藤のすぐ後ろに同期の赤井がいました。 周りの工場の幹部連中は止めるのも忘れてただ見とれるだけです…
恐らく加藤はかなりアルコールが入っているはずなのに、微動だにしません。
にらみ合いが続き
最初に口を切ったのは、鬼塚専務でした。
「おい加藤、遅刻だぞ!!
「はぁ?」
「おや?後ろは赤田か、お前も遅すぎるぞ!!」
「はあ…」
さすがは百戦錬磨の鬼塚専務でした。
憤る二人を往(い)なしたのですね♪
「おい、お前ら遅刻の罰金で駆け付け三杯だ!!おい立川、注いでやれ」
「はいはい!?」
ほっとしたのか立川部長は身軽に出てきてビールを注ぎ出します。
「うわ~」
立川部長が勢いよく注ぎすぎたのかコップから泡がこぼれました。
「あ~あ…」
周りの人間もほっとしたのかドッときます♪二人が一口コップに口を付けるのを見て専務が「な~に、どこ行ったってうちはおんなじだ!!」
そう言うと加藤の肩をポンと叩きました。うんうん…加藤はもう何も言わずにただ下を向いているだけですが、鬼塚専務は右手を差し出して「おい!」と促します。それに気がついて加藤が歩みよりがっちりと握手しました。ヨカッタ♪ヨカッタ♪
これがみんなの本音でしょうか…
凍りついた雰囲気が溶け出したように和みました。
「さあ、もう一度飲み直しだ!!」
誰かが叫びました。
みんな骨はあるが気のいい加藤や赤井が好きだったのでした。
これをみていて唯一苦虫を潰していたのは下田課長でした。
「あ~これで経費オーバー確実だ!!」
「バカヤロ~!!」
もう一人いました(笑) 武田工場長でした…
「な、何を怒ってるの? 」
周りの人が驚いてみると…
武田工場長が一言
「俺だって心配していたんだぞ!!」
これを起こりながらバラすところが実にらしい…のでした(笑)
カラオケの舞台上で立ち尽くす鬼塚専務に にじり寄る加藤です… 加藤のすぐ後ろに同期の赤井がいました。 周りの工場の幹部連中は止めるのも忘れてただ見とれるだけです…
恐らく加藤はかなりアルコールが入っているはずなのに、微動だにしません。
にらみ合いが続き
最初に口を切ったのは、鬼塚専務でした。
「おい加藤、遅刻だぞ!!
「はぁ?」
「おや?後ろは赤田か、お前も遅すぎるぞ!!」
「はあ…」
さすがは百戦錬磨の鬼塚専務でした。
憤る二人を往(い)なしたのですね♪
「おい、お前ら遅刻の罰金で駆け付け三杯だ!!おい立川、注いでやれ」
「はいはい!?」
ほっとしたのか立川部長は身軽に出てきてビールを注ぎ出します。
「うわ~」
立川部長が勢いよく注ぎすぎたのかコップから泡がこぼれました。
「あ~あ…」
周りの人間もほっとしたのかドッときます♪二人が一口コップに口を付けるのを見て専務が「な~に、どこ行ったってうちはおんなじだ!!」
そう言うと加藤の肩をポンと叩きました。うんうん…加藤はもう何も言わずにただ下を向いているだけですが、鬼塚専務は右手を差し出して「おい!」と促します。それに気がついて加藤が歩みよりがっちりと握手しました。ヨカッタ♪ヨカッタ♪
これがみんなの本音でしょうか…
凍りついた雰囲気が溶け出したように和みました。
「さあ、もう一度飲み直しだ!!」
誰かが叫びました。
みんな骨はあるが気のいい加藤や赤井が好きだったのでした。
これをみていて唯一苦虫を潰していたのは下田課長でした。
「あ~これで経費オーバー確実だ!!」
「バカヤロ~!!」
もう一人いました(笑) 武田工場長でした…
「な、何を怒ってるの? 」
周りの人が驚いてみると…
武田工場長が一言
「俺だって心配していたんだぞ!!」
これを起こりながらバラすところが実にらしい…のでした(笑)