寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

再び大爆発!武田火山(17)

2012年06月06日 08時11分51秒 | 日記
江利チエミさんの歌が流れ出しました♪
昭和の女優&歌手であの美空ひばり、とライバルだった人です…
そのイントロの時でした。 店内の雑多な空気が一瞬止まりました。
なんだろう?皆が空気の流れに気がついて入り口をみやると店の扉が開いたのです。

「あれ?」
店内の明かりが写し出すのは影です。
薄めの黒くて長細い影が入り口にありました。
「すみません」
ママさんが小走りに入りで向かいました。
「今日は貸し切りなんですが…」
滅多にない貸しきりでお断りの看板を出していても、こうして覗くのが酔客の癖ですね(笑)

「あの…すみませ…」カラオケの音響に消されてママさんと入り口の人影の会話は聞こえませんが、
なんだろう?と木村君が覗いてみると、
「ああ…!!」
声を上げています。
店内は前奏も終わって鬼塚専務のガナリ声が響き渡っていました。
どしたん?近くの何人かが気がついて入り口を見ると
「おお~加藤!」
加藤?
「どしたんだ!?」
店内の照明に照らされて加藤の赤ら顔が浮かびました。
「え!加藤?」
「加藤が来た!?」
声は次々に店の奥の方へと伝言ゲームみたいに伝わっていきます。
「赤井もじゃん!?」
違う声がしました。
新たな発見です。
「おう、赤井だよ」
加藤の後ろから赤井も姿をあらわしました。
「赤井と加藤だ!」
今夜の懇親会を欠席した二人がこの二次会に現れるのですからみんなビックリしました。
「どうしたの?」
咎めるように下田課長が訊ねていますが二人は見向きもしません。
それどころか加藤はズンズンと奥に進んでいきます。
「おい、赤井、どうしたんだよ?」
みんなが口々に訊ねますが無言でした。

そして…
コメント
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