まっしゅ★たわごと

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イタリア紀行☆2013☆【33】~フィレンツェ《8》~

2013年07月22日 10時32分55秒 | イタリア





フィレンツェ中央駅に朝のラッシュ時間帯というのがあるのかどなのか不明だが、たくさんの列車が並んでいる。





いかつい形相の電車の中で、スマした顔で佇んでいるのは「イタロ」ではなく「ユーロスター」である。







我々が「ユーロスター」の前でバシバシ写真を撮っていると同じツアーのオバサマが「写真撮ってあげようかぁ!」と声をかけてくれる。有り難く撮ってもらった後、つづいて同じツアーのご夫妻たちがこの列車の前で並んで立って記念撮影を始める。妻が「あのぅ、私たちが乗る電車はコレじゃないです」と言ってくれた。まぁ、よほど好きじゃないと列車のカタチまでわからないか。これも赤くてカッコイイし早そうやもんなぁ。。。





ホームの奥にヴェネチアで走っていたのと同じ電車がおった。というよりもヴェネチアもフィレンツェも走っているのはイタリア国鉄なので同じ車両で当然なのである。





フィレンツェ中央駅は頭端式の終点駅である。ヨーロッパの頭端式の駅はパリのリヨン駅やサンラザール駅、北駅、東駅のようにいずれも大きなドーム屋根で覆われている駅しか見たことがないので、いきなり空が見えてプラットフォームに屋根が付いているタイプの駅を見るのが初めて。ちょっとの違いが不思議な感じに見える。





ミラノからやってきたローマ行きの列車はここで前後逆に走り出す。これはローマ発のミラノ方面行の列車も同じ。





刻印機。フランスのと比べると地味で場所もわかりにくい。









この2階建ての電車は近郊を走る通勤客用の電車かな。





妻が「これもラッピングしてる?」と聞いてきた・・・





いえいえ、申し訳ないが、これはただの落書きである。。。





これは落書きを途中まで消して諦めたような質感がある。





駅構内は通勤客というよりも、むしろバックパッカーで賑わっているような雰囲気。





我々の乗る列車は到着が遅れている上に、到着ホームが未だ示されてない。









(ツアーなので)あんまり遠くまでウロウロできないため、動ける範囲でいろいろ写真を撮ってみる。





電光掲示板の一番左の欄にある「NTV」というのが「イタロ」を運営するヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ社(以後、記載する場合があればNTV社)で現在は「イタロ」のみが運行されている。それ以外の太文字の記号みたいなものはトレニタリア社の運行になっている。トレニタリアというのはずっと、イタリア国鉄のことだと思っていたけど、どうやら微妙に違うらしい。日本語に略するとイタリア鉄道というみたい。(トレニタリア⇒トレインイタリア)みたいな感じ?はて?

・・・でウィキペディアによると「トレニタリアは、イタリアの国鉄 (Ferrovie dello Stato) の業務を引き継ぐ民営鉄道会社だが、イタリア国鉄自体は民営化しフェッロヴィーエ・デッロ・スタート株式会社 (Ferrovie dello Stato S.p.A.) となり、トレニタリアの株式を全てもつ親会社である。よって略称は国鉄時代を引き継ぎFSのままになっている」とある。

というわけで、あの太文字の記号のようなものは「FS」と書いているのだろう。というわけで「FS」右に「AV」とあるのが従来のユーロスター、「NTV」の右に「ITA」と書いているのがイタロと思われる。

まあ、平たく言えば、同じ線路を使って国鉄の地盤を引き継いで運行営業をする大手のトレニタリア社と後発のNTV社が「イタリアの新幹線」という部門として競合しているというところかな。日本では無いスタイルやね。







イタロの発券機。ウサギが飛び跳ねているかのようなマークが可愛らしい。





我々の乗る列車は8:33発のイタロ。ローマはテルミニ駅ではなく近郊のティブルティーナ駅に停車し、終着のナポリに向かう。





別のホームにはミラノ行きのイタロが到着したくさんの乗客がホームを移動する。我々のイタロはもうすぐである。

つづく
イタリア紀行☆2013☆【34】~イタロと言ったろぉ《1》~
イタリア紀行☆2013☆~目次~


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