火の見櫓の裏手あたりも散策してみる。
その先の小道はけっこう狭い道路なのに、割と頻繁に車が通る。軽に乗ったおじいちゃんおばあちゃんの車も申し訳なさげに脇を走っていくので、この道が生活道路になっているのだろう。こちらこそ、申し訳ない。
改修中の井上家住宅は、道路上に張り出した仮囲いが木製のしつらえになっていて美観地区の建物群に馴染むようになっているところに、
美観地区ならではの配慮や苦労が感じ取れた。
殺風景な郵便局の建物も何だか趣があるように見えてきたのは気のせいか??
自販機だって美観地区にしっかり溶け込んでいる。。。というよりも設置台数が圧倒的に少ないように思う。
もちろんコンビニや個人でやっているような日用品販売店舗のようなお店も見かけない。
この界隈に住まうということは、映画のセットの中に住むようなものではないかと思ってみたり。
話変わって、倉敷銘菓のむらすずめをば、ちゅんちゅん。
観光客があまり通らない小道もまた風情が残っていて素敵。
裏手側から少し商店街の方に進むと倉敷ラーメンやら飲み屋さんみたいなお店がチラホラ見えてくる。
美観地区一帯は西と南を道路に、東をアイビースクエアに北を鶴形山公園に囲まれていて、外からの文化的浸食から身を守ることが出来ているような気がした。(今は都市計画でガシガシに規制されている結果なのだろうけれど)
つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)