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摩耶山の麓の住宅街は朝から霧に包まれていた。こんな天気じゃリュックサックマーケットは中止だろうと思っていたら、降水確率は50%未満であったため、まさかの開催!!との情報が。。。いや、こんな天気じゃと思いつつも上ってみることにした我々。
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ケーブルカーが高度を上げるにつれて
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霧は深くなり、
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霧なのか雲の中なのかわからなくなった。それもそのはずで、
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続くロープウェイによる空中散歩はまさに雲の真っ只中をまるで龍が舞っているような雲の中をラピュタの海賊船のように突っ切って行くのであった。(この写真は妻の撮影による。構図がいいね!)
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すれ違ったゴンドラは瞬く間に雲に飲み込まれていった。
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掬星台の展望台から南側を望むと、手を伸ばせば届きそうなところにドライアイスの表面のよにゆらゆらとうごめく白い綿状の雲があった。
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そして、ちょうど目の前にはナント雲海の端っこがおった。
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その様は、まるでコップの縁からこぼれそうになるドライアイスのようにぐるぐる渦巻いていた。
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東側の谷向かいの稜線を望むと、
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上昇を下降を複雑に繰り返す気体の渦があって、こうやって雲状に今は目に見えてるのだけれど、本当は目に見えないときも山の大気は複雑に渦を巻いて行ったり来たりしているのだろうなあと思った。
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リュックサックマーケットは思った通りやったけど、雲海を見ることができたのは良かった。
つづく