渋谷ヒカリエの11階にある土地区画整理事業完了後の渋谷の街が模型展示されている。
これはどのアングルかと言うと
ヒカリエ11階から見下ろすその方向をヒカリエ越しにみているところ。
さらに引くとこんな感じ。手前側に延びている茶色のラインは青山通りKら地上に出ようとしている東急メトロ銀座線を表している。
右手側へ反時計回りに、今度は北から南方面を眺めてみる。
手前側にある橋の上に乗っているロールケーキみたいなものが移設される東京メトロ銀座線の新しい渋谷駅。柱脚は現在のものよりも格段と少なくなっていて地上の往来を極力阻害しない構造になってる。屋根は歩行者用のプロムナードになっているらしい。
今はこれだけの柱で鉄路を支えているので大違いである。
乳白色のハコモノが全てこれから建築される建物を表している。
右側の道路を跨いでる通路は、既にある京王井の頭線の渋谷駅に続く連絡通路になっている。
その連絡通路の南側には銀座線の引き込み線の姿がちゃんと表現されている。ここは既存の線路をそのまM活用する予定なのだろうね。
再び、東側より西方面を眺めてみる。今度は渋谷駅の南寄りである首都高速沿いの部分である。一連の計画ビルが全部建ってしまうとヒカリエがとても小さく見えてしまいそうである。
近くに寄ってみると首都高速の北側街区と南側街区が分断されないように有機的なプランニングのぺデストリアンで連結しようとしているのがわかる。この部分は「地上を走る国道&高架を走る高速道路」という、よくある騒音空間なのでこのようなペデストリアンデッキを作ったとしても果たして相互間の往来が活性化するかどうかは甚だ疑問である。それはそうとして、画面中央にあるイチョウ模様のようなどこかで見たことのある並び・・・
もう少し近寄って見てみると・・・これは!!
東横線の旧渋谷駅のあの外壁面のデザインではないかぁ!!
模型のその場所はちょうど東横線の線路跡と一致するし、外壁デザインはメモリアルデザインとして復活させるのだなあとちょっと嬉しくなった。きっと「かつてここに線路が走っていました」的な記念コーナーも併設するのだろう。
ともあれ、この一連の土地区画整理事業の完成はまだまだ先の話。
きっと10年以上先のことのだろうけれど、一体どんな町並みに変貌していくのか今から楽しみである。