まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

イタリア紀行☆2013☆【05】~ミラノ《中編》~

2013年07月16日 23時40分12秒 | イタリア



ミラノ・スカラ座。あいにく外観のみの鑑賞である。





スカラ座からドゥオーモまではヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを歩いていくのが定番のコースである。





うわぁー!!ディズニーランドみたいやん!と思ったアナタ、一説によれば東京ディズニーランドのアレは、このミラノのヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを模倣・・・いや参考にしたらしい。(真偽のほどは不明なのだけれど)





床のタイルの模様も素晴らしい!!





そしてやってきたのがドゥオーモ!!ゴシック建築の大傑作と言われている。ヨーロッパのゴシック建築の大聖堂としてはパリのノートルダム寺院がいちばん好きで、ミラノのドゥオーモは写真を見ただけではプロポーションも今一つだなあと思っていたけれども、やっぱ本物を見るとその感想は微妙に違ったものになってくる。





まるで首都圏外郭放水路の中にいるかのような圧倒的な迫力がある。





ヨーロッパの石造りの巨大な神殿に入るたびにつくづく思うのだ。「神を取り巻く環境は偉大なり」と。





出口近くにある画期的なお土産屋さん。空間を邪魔せずに、かつ、効率的に品物を配置できて良いアイディアだなあと思った。





大聖堂の入り口付近で売られている何かの果実の実。うーむ、微妙。。。





ドゥオーモの内部見学を兼ねて40-50分程度の自由時間があった。本当はドゥオーモの屋上に登りたかったのだがオンシーズンの今は、とても時間が足りないようなので、それは諦めて、その代わりにドゥオーモ広場のすぐ近くまでやってきているトラムを見るべく広場の脇まで来てみた。個人旅行だとなんてことないのだけれど、集団行動のツアーだと割と勇気のいる行動である。





ミラノのトラムは終点で運転手が前から後ろに移動するような折り返し運転ではなく、終点の線形がループしていて運転台の移動をしないまま元来た線を戻る形態のものがいくつかあって、この2台のトラムもその形式を取ったトラムとなっている。つまり、写真左手のトラムのお尻が、写真右手のトラムの姿になっていて、そのいちばん後ろの車両には運転台が存在していないのである。(イタリアはトラムも車も日本とは方向が逆で右側通行がキホンである)





ドゥオーモ広場の南端にある「Dogana」駅。ここもループ駅になっている。





ミラノのトラムの路線図の一部。黄色いラインの「Dogana」駅がループ駅になっている。





客待ち中のタクシーは皆真っ白な車体で上に載せるものも載せているので、一瞬パトカーではないのかと見間違いそうになる。
ドゥオーモを堪能した我々は一路、昼食場所へ向かうのであった。

つづく
イタリア紀行☆2013☆【06】~ミラノトラム《1》~
イタリア紀行☆2013☆~目次~

イタリア紀行☆2013☆【04】~ミラノ《前編》~

2013年07月16日 22時56分57秒 | イタリア



朝6:15のモーニングコール、眠たげな眼と頭を手っ取り早く起動させるには太陽の光とテレビの画面がベター。で、さっそくつけてみると訳のわからない言語でエジプトの暴動とかバチカンのニュースとかやっている。いろいろ廻していると何故か星占いみたいなコーナーを見つける。SAGITTARIOは「サジタッリオ」と読むのかな?いて座さんはの今日のAMORE(愛情運?)は、5段階評価の5らしいぜ!





ホテルのエレベーター。日本で言うところの「1階」をこちらでは「0階」と称するのは知っていたけど、「地下1階」を「-1階」と称するのは知らなかった・・・確かに。





ホテルの朝食。特に可もなく不可もなく。。。取り立てて言うならば・・・





テーブルの砂糖類が乱雑に突っ込まれていた。





ホテルからおよそ40分ほどかけてミラノ市内に向かう。これはよくある歩行者優先の横断歩道で、車両の減速を促すために横断歩道のレベルを車道より一段高くしている・・・のだが、よく見ると歩道からも横断歩道のレベルが一段高くなっていて歩道と横断歩道はスロープで繋がれている。これってどうよ。





何かの建設現場、カタチからしてガソリンスタンドかな?





こちらは本物。昭和シェルならぬ、本物のShell石油。2台の赤いバスの後ろにくっついている大きな尻尾の正体がわからず、とても気になる。H-BUSさん、これは何ですか?





フランスにも落書きはいっぱいあったが、イタリアの落書きもフランスのとテイストが似ている。地続きの国だから仕方がないのかなと思ってみたり。







高速道路を下りてすぐのところで新しい街を建設しているところに差し掛かった。確証はないけれどおそらく「フィエラミラノ・シティ(新国際見本市)」ではないかと思っている。





どのツアーにするのかいろいろな旅行会社のパンフレットを取って行程を眺めていたけれど、その中で正直なところミラノはノーマークやった。ミラノコレクションもどこか遠い星のお話で、最後の晩餐が確定しているツアーを選ぶか否かといった程度のものであったが、旅程決定後に街並みをグーグルマップで見ていると、新旧のトラムが街中を縦横無尽に走っていることを知って驚かされた。それから、トラムの系統図を入手し、トラムの路線が描かれている地図を探し、トラムについて書いているネットの記事を読み漁ってからというもののミラノのトラムを一目見ることがこの旅の目的の一つとなってしまっていた。





スフォルツェスコ城前のカステッロ広場にて古いタイプのトラムを見る。





更にその南側には7両の連接車となっている新型のトラムを発見する。ツアーでなかったら駆け寄って見るのになぁ。





スフォルツェスコ城。





壁面にリズムよく付いている■(四角い)穴はデザインではなく建設の際に足場などを作るために拵(こしら)えた穴だとか。





中世の良き重厚さが滲み出ている風格のある城だなと思う。





スフォルツェスコ城の一部は博物館になっていて、ミケランジェロが死の数日前まで制作していて、結局、未完となったという彫刻「ロンダニーニのピエタ」が置かれていた。





スフォルツェスコ城のあとはスカラ座へ向かうのだと思いきや市民競技場の脇を抜け、トイレ休憩を兼ねた免税店へと向かう。その途中で再開発地区の脇を通る。ここはどこじゃいなとネットで検索してみたところ、およそ9ヶ月前の日本語の新聞記事を発見。どうやらガリバルディという地区の再開発地区であるらしい。
http://www.ifmilano.com/news/assets_c/2012/09/Senken20120902_Milano_NewProjectR-154.html





確かにミラノのメトロの路線図には新しいメトロの建設予定もあるみたいである。





古いタイプのオフィスビル。割と広めの幹線道路の上をデーンと跨いでいる思い切りの良さが素敵だと思う。





既存のビル群の向こうに再開発区域がある。





なんか見覚えのあるビルだなあと思って、帰宅後に検索してみたらやっぱりヒット。911テロの後に。小型機がビルに激突する事故があって、そのビルやったみたい。写真はバスの車窓の加減で横からのものしかないけどたぶんあってると思う。
http://www.asyura2.com/2002/war11/msg/407.html
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/milano/03/index2.html

免税店でトイレ休憩を済ませた我々は、スカラ座へ向けて移動するのであった。

つづく
イタリア紀行☆2013☆【05】~ミラノ《中編》~

本日の成果 357.1kcal / 60min

2013年07月16日 20時16分56秒 | ぶつぶつ
本日の成果 357.1kcal / 60min
おおよそ三週間ぶりとなる。先月の後半から旅行の前日までは体調が優れず、本当に旅行に無事に行って帰ってこれるだろうかとずっと不安だったが、体調管理に用心しながら旅程をこなしていったので、何とか崩れることなく帰国できてよかったと思う。このことは同伴してくれた妻に感謝感謝である。というわけで、今日は本当に無理せずに、いつものエアロバイクを漕ぎ始めたのだけど途中、息が切れるまでペダルを回したくなる瞬間もあったりして、シャツ一枚分の汗をビッショリとかくことができて、なおかつ、前回よりも多少消費カロリーが多くなってて個人的には良い結果やったのかなあと思う。この長期連休中にあと何回行くことができるか?とりあえず明日はジムの定休日なので行くのは明後日以降にはなるのだけれど。

イタリア紀行☆2013☆【03】~ローマ⇒ミラノ~

2013年07月16日 12時45分30秒 | イタリア



21:30発のミラノ行きはなぜだか2つ存在する。一つはトルコ航空のKQ3203便、もう一つはアリタリア航空のAZ2130便。AZ2130便の表示はリナーテ空港になっているがマルペンサ空港の間違いと思われる。とあるフィウミチーノ空港のサイトで検索してみると次のようなことになっている。

トルコ航空 KQ3203便 アリタリア航空の機体を使用。  中型機 所要:1時間50分
アリタリア AZ2130便 アリタリア子会社?の機体を使用 小型機 所要:2時間

ちなみに我々の登場するAZ2130は座席2-2の小型機。イタリア2大都市間を就航するナショナルフラッグなのに小型機とは意外な感じがした。





しばらくしたら日本でも封切られるのかねぇと思って調べてみたら8/10から公開の映画やった。
http://www.worldwarz.jp/




機内でのサービス。左側のビスケットはバリバリに割れていた。





現地時間23:30、ミラノ・マルペンサ国際空港に到着。日本時間は翌朝の6:30ということになる。ここでも、ターミナルから離れたところで下ろされるが、徹夜明けのような胸苦しさと眠さと気だるさが同居しているため、どうでもいい感じ。確かにターミナルに機体をつけるよりも、駐機場に近い位置で客を降ろした方が機体整備の観点から行けば効率的で楽なのかもしれないなあと思った。こんな時間にターミナルが混むとも思えず、わざわざこんなところに下ろされる合理的な理由が、乗客の立場から考えると何一つなく、それがイタリアという文化?と思った瞬間であった。





ローマ⇒ミラノ便も9割がた日本人観光客で、同じ旅行会社の他のブランドのツアーとここまで同じ行程やった。ちなみにこちらは17名、あちらは30余名で圧倒的にあちら側のツアーは若者が多く、添乗員さんもお若い方が担当されていた。こちらの添乗員さんは落ち着いた感じの校長先生みたいな人である。





これからバスに乗って1時間かけてホテルに向かう。ホテル着いたら0:30やんかぁ!!・・・だがしかしホテルに着くとバス用のゲートは何故か閉じられていて、バスは広大なホテルの敷地をほぼ一周外周して、ようやくホテル玄関に到着、これでおよそ15分くらいのロス。結局、部屋に入るなり風呂も入らずにそのままバタンキューである。明日の朝は6:15起きなのだから・・・

つづく
イタリア紀行☆2013☆【04】~ミラノ《前編》~
イタリア紀行☆2013☆~目次~

イタリア紀行☆2013☆【02】~アリタリア航空⇒ローマ~

2013年07月16日 12時08分51秒 | イタリア



いったん落とされた照明が再び明るくなったのはシベリア大陸のどこかの上空を飛んでいるときである。本当は駄目なんだろうけどこっそり開けた窓から眼下の大地を覗くとそれはそれは神秘的な光景が広がっていて驚いた。





ハムチーズサンドと紅茶。別におにぎりという選択肢もあったけど、ここはハムチーズサンドでしょ。ホットドリンクはワゴンサービスとは別でポットを持ったCA氏がカタコトの日本語でサーブしてくれる。

CA氏:紅茶ですか~、紅茶ですか~

別に狙っているわけではないのだろうが、イタリア人の話すカタコト日本語はものすごくお茶目に聞こえる。「紅茶ですか~」も決して表現としてあっているとは言い難いが、直ちに間違っているよとも言い難い微妙なバランスを持っていると思う。





我々の席は進行方向に向かって右側の2人席。機材のA330-200のエコノミーは基本2-4-2の座席配置で、我々の座っている後部座席は2-3-2になっている。そして、最後部の中央数列だけ、このようなカーテンで完全に囲われる空間がある。





何か特別な席なのか?と思いきや、添乗員氏によるとCAの休憩用の席なのだとか。我々の就寝と合わせて何人かのCA氏たちが交代でここを出入りする姿を見ることができた。はて?中で何をしているのだろうか?





そうこうしているうちに、最終の機内食がアテガワレル。こちらは選択性ではない模様。写真ではパン生地の下に隠れていてほとんど見えないけれどナチュラルクリームチーズが濃厚で美味しかった。





前方に見えるのはイタリアの大地。





やってきましたねぇ!!





青い空!白い雲!を想像していた我々の前に突如姿を現した龍の巣??そこそこ揺れたけど何とか無事にフィウミチーノ国際空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)に到着。





と同時に、ベールに隠されていた全貌も明らかに!!カーテンの内側はエコノミーの座席間隔の1.5倍もあるようで、足元には即席のフットチェアがあった。もちろんパーソナルテレビなどはなくただただ安眠するためだけの空間になっていた。





簡易型のフットチェアを収納するCA氏。ローマ~関空間は2名の日本人のCAが搭乗しているが、イタリア人のCA氏たちは総じて明るく親切で、カタコトの日本語を務めて使いながら我々に接してくれていた。機内食の準備や後片付けの時には後方の作業スペースでは鼻歌を歌いながら仕事をするCA氏、今まで乗ったことのある欧米系の航空会社(エールフランス・ルフトハンザ・エアカナダ)とは比べ物にならないほど適当で陽気な人たちであった。





ヨーロッパ主要国の首都空港のナショナルフラッグであるにも関わらず、ターミナルから程遠い位置に下ろされる。





ていうか、平成の時代に入って飛行機から地上に下ろされたのは初めての体験。かなーり新鮮で楽しかった。





バスの顔も心なしか、陽気にニヤニヤしているように見受けられた。





何かの建設中?。新しいターミナル?建設途中なのか解体中なのかよくわからない。骨組だけの状態だけど構造的に目新しいものがない・・・というよりも昭和の時代の何とも変化のない形をしているので、古いターミナルを解体しているようにも見えなくもない。昼間なのに作業員の姿が見えないのも異様だったけど、到着時刻が19時過ぎだったからそれは理解できる。





入国審査を済ませミラノ行きのターミナルへ向かう。入国審査ではパスポートを開いて閉じるただそれだけで終わり。質問もされなければスタンプすらも押さない。後ろの係員と何やらお話をしながら片手間にパスポートを開いて閉じただけの簡単な審査。楽な仕事やなぁ。。。ちなみにイタリアのAEDは日本みたく暖色系ではなく緑色を採用している。壁から片持ちで出てる看板には「DAE」と表示があるがこれは「AED」間違いとかではなくてちゃんと単語の並びの頭文字を取ったものであるみたいやった。





ここをまっすぐ行くと出口に行ってしまうらしい。バス・タクシーの案内の他にひときわ目立つように掲示のあるのが鉄道のマーク。さてさて、ミラノ行きの飛行機はどこからでるのかねぇ。。。

つづく
イタリア紀行☆2013☆【03】~ローマ⇒ミラノ~
イタリア紀行☆2013☆~目次~