渋峠と奥志賀、宿題を残しちゃったよ～『直江津集合！』その2

その1から

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この時点で奥志賀スーパー林道は諦めていた。
朝飯は草津湯畑のコンビニでお弁当。
これが野沢温泉村までの最後の補給となるとは、彼には知る由もありませんでした、あぁ…

[6:15、雲の上に突き抜けちゃうことを願って走り出す @ 草津]

「雲海が見えるといいッスねぇ」なんて言葉を交わしながら登坂開始。
何にも見えないッスね。でも、ここはじっと耐え、その先の雲海を期待して

[前を行くtakkun]

このルートは椿ラインくらいの傾斜なのかな、晴れていれば気持ちいいだろうな。
それを僕は既に昨年の渋峠経由の参加者のブログで見てしまっている。
非常に悔しい。
寒いし、雨降ってるし、風も強いし、何やってるんだ自分!状態です。

「いいさ、夏になったらまた来よう」と思いながら登ったが、今、まさに8月なんだよな。
それすら忘れるほど寒かった。

7:36、白根山レストハウス
ここまで251.83km（11:00、ave22.8km/h）

["白根山"って言われましても…(笑)]

8:06、国道最高標高地点の渋峠へ（雲の上に行くにゃあ大変だ）

[だから、何にも見えないって(笑)、宿題になっちゃったな]

遅れてくる3kさんを待つことにするが、風が吹き抜ける峠です。
避難場所を探さなくちゃ、それと温かい缶コーヒー。って自販機すらありません。

[右が長野、左が群馬です]

ここ、やっていましたv(^o^)v

8月に暖炉の火にあたりながら珈琲を飲むなんて…、でも最高の幸せでした。

[takkunと3kさんと僕、ここで1時間近く沈没です]

濡れた体で下る、その寒さを思うとここに永住してもいいような気になる。

が、それでは直江津に着かない(笑)
意を決して下りの開始です。

下り始めると景色が多少見通せることに気づいた。そして路面が濡れていない。

[県境を挟んで劇的な天気の変化です]

[ブログで見た景色、ゲット！]

[長野・新潟方面は景色が見通せるよ]

同じ場所で振り返ると…

[あの厚い雲の中で震えながら登っていたんだ]

あの厚い雲を縫って、この後たくさんの自転車仲間がやってくる。すごいぞ！

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下りの途中でtakkunが停まっている。スポーク切れです…

[転倒とかしなくてよかったんだ、そう思う]

だけど、残念。
takkunはここからゆっくり湯田中まで下って輪行で直江津を目指した。

雨の降っていない長野県側に下りた僕は、
霧と雨で景色が見られなかった鬱憤をちょっとでも解消したくなり、
一度は諦めていた「奥志賀スーパー林道」へ向かった。
ここで3kさんと一旦お別れです。「では、直江津で！」

[この天気と、出だしのアプローチの緩さが罠でした(笑)]

最初の3つのトンネルが怖かったぁ。
路肩がない上、センターポール。そして、轍の部分が削れてしまっている。
さらに長いし登りだから、車のプレッシャーが凄い凄い。ちょびっと後悔。

そこを越えると幾つかのスキー場の脇を行く。
60kmちょいの林道ですから補給食を買わなくちゃ。
「コンビニくらいあるべぇ」

甘かった…（＞＜

[この先間もなく林道です、人住んでいませんから]

気持ちいいです。

[このときは"林道サイコー"なんて感じで漕いでましたね]

で、罠だったわけですよ。
10:46、木島平村に入ると雨、ははは（ここまで291.55km）

[おまけに山肌に沿ってアップダウンが始まった(爆)]

お腹すいたぁ、コンビニ…　あるわけないです。自販機もないね、人いないね。
緩い傾斜でも速度は1桁台です。確実に弱って行きます。

晴れていたらどんなに素晴らしい景色だろう

[いやいや、駄目ッス。自販機ないですから]

まぁ、いずれ着くだろうけど、速く走れない。直江津18時集合の自信がなくなってきた。
携帯は圏外（笑)

ようやく見つけた建物、おおログハウス風！

トイレ…orz、しかも無駄に立派


12時ジャストに野沢温泉村に入った。分岐点から40km。

さらに「あぁああ、もう駄目だ」という時に砂漠のオアシス発見！

[野沢温泉村ではダウンヒルマラソンが開催されていた]

お陰で頂上のレストハウスのカレーを食べることができた！

しばらく休憩して再び漕ぎ出すと足に力が戻っているのが分かった。
大丈夫だ、関田峠を越えて直江津を目指しても間に合う！

ここから一気に千曲川まで下る。恐らく1000m以上下る。

[逆からは登りたくない、という道だった]

下るに連れて気温が上がっていくのに気づいた。
そういえば昨日の夜からずっと標高1000～2000mをウロウロしていた。

で、13:43、標高317mの千曲川へ

[暖かな日だったんだ]

県道95号、関田峠を越えて上越市に入ろう。

[カレーパワーかな、足が戻ったよ！]

湧き水でさっぱりと体を洗っていたsakakazeさんを捕捉

[登り中に会えたのはよかった、たくさんお話ができたから]

こんな偶然が嬉しいですね。
千葉と神奈川に住んでいる者が直江津を目指し勝手なルートで走っている。
そして、関田峠なんていう長野県と新潟県の県境の県道で出会う。
ここから直江津港までsakaakzeさんと一緒でした。

15:00、関田峠
ここまで350.05km（16:07、ave21.7km/h）

[振り返ると登ってきた道の向こうに、厳しかった奥志賀の山々が見える]

そして、峠を抜けると…、上越市と日本海が迎えてくれた

[うす曇のかすんだ空気の中、しっかり目を凝らして見たよ、日本海]

下りは最高のワインディングだと聞いていたけど、と～んでもない（＞＜

[この日はなぎ倒されそうな風が吹き荒れていた]

ここももう一度こなくちゃ（^^;

下界は23度。それでも随分涼しいのだろうが、僕には暑かった。
そして、強烈な追風が吹く中をsakakazeさんと直江津を目指す。


R18に入ると真っ直ぐ背中を風が押してくれる。40km/h以上出ちゃう。
新潟県、最高のアシストです(*^-^)b


16:22、僕らは直江津港にたどり着いた。

[横浜の日本丸とは違うんですね（＞＜]

続々と直江津に集合する自転車仲間。やはり自転車ってすげぇ。

[2008年は夕日は見られなかった、でもOKじゃん]

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場所を移し、「直江津集合！御一行」の打ち上げ会となった。
打ち上げの最中に富山県からママチャリで走ってきたともやさんがゴールした。

それぞれの「直江津集合！」があったんだろう、そう思うと楽しいです。
みなさん、ありがとうございました。

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◇今日の自転車◇
終わってみれば楽しかった

383.65km 17時間14分 平均速度22.2km/h

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