
映画『スーパーノヴァ』を見ました。ある男がアルツハイマーなのか、認知症に侵される。愛する男を認識できるのがあとわずか。残された時間がわずかだと知った愛しあう二人が苦しみを乗り越えて最後の時間を過ごす。ふたりの自然な演技が感動を生むいい映画でした。
監督 ハリー・マックイーン
出演 コリン・ファース、スタンリー・トゥッチ
最後の最後までともに生きることを願う男と、愛しているからこそ終わりを望む男。ふたりの思いは相手を想うからこそ対立します。その対立を乗り越えた先に何があるのか。問題は投げかけられたまま映画は終わります。不思議な幕切れだからこそ深く考えさせられます。
ただしこの映画、男同士のカップルでも成立するものです。性的少数者を描く映画が多くなり、それは良いことであるのはわかります。しかし映画の世界ではあまりにそれが多くなると、逆に歪められているのではないかという気にもなってしまいます。
男性同士の恋愛だからこそ、描かれるべきテーマがあるのか、それが私には見えませんでした。
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