とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『別れる決心』を見ました。

2023-02-23 08:21:00 | 映画
 映画『別れる決心』を見ました。難解な映画で、筋がつかめず不安がよぎるのですが、映像に引き込まれていき退屈はしません。見終わった後に、もしかしたらこういう話だったのかと考えさせられる、不思議な映画でした。

 あらすじ(うまく説明できないので、ホームページの説明をそのまま引用します。)
 男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻ソレは捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしかヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった・・・・・・。

 事件の真相を追うストーリーなのですが、事件の真相にせまる刑事ヘジュンと、その容疑者になるソレとの関係がよくわかりません。ヘジュンはソレをストーカーのように追いかけます。ソレは小悪魔的にヘジュンをあしらいます。二人の関係は刑事と容疑者というよりは愛人のようにも見えます。最初の事件のソレの容疑は簡単に晴れてしまいます。それはヘジュンとソレの別れということにもなります。だから再びソレが現れ、事件の容疑者となった時には、再びふたりの怪しい関係が再開します。なぜ再開するのか。それこそが謎を解くカギなのです。

 映像のほうもストーカーのように迫ります。遠くから見ているだけのヘジュンが、映像ではソレのすぐそばにいる映像になってしまうのです。事実と虚像が区別なく現れ、刺激的な映像を作り上げます。

 結局、ストーリーがまるでわからないまま進みのほうが謎です。この二人の関係が事件を解くカギになります。

 ほとんど理解できないまま見終わったのですが、しかし見終わったあと、映像が次々と思い出され、このストーリーの意味が少しずつ見え始めました。きちんと整理するにはもう一度見なければいけません。しかしこの体験にはびっくりさせられます。

 とにかくもう一度見たいと思わせる刺激的な作品でした。
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