子供たちの演劇教育を目的としたサマーキャンプのドタバタをドキュメンタリー風に描くコメディ映画『サマーキャンプ』を見ました。内容はアメリカの最後のミュージカルシーンが印象に残る佳作でした。
演劇教育を目的としたサマーキャンプが今年も開催されます。しかし主催者である校長が昏睡状態となってしまい、その息子が後を継ぎます。残念ながら息子はまったく熱心ではあいません。結局、簡単に経営状態の悪いスクールを手放す決断をします。
スクールを存続させるために、みんなが協力するのですが、逆にいろいろな問題が沸き起こり、絶体絶命の状況に陥ります。しかし最後にはミュージカルの力で逆転し、すべてがいい方向に動くのです。
この映画のいいところはストーリーよりも、ラストのミュージカルです。よくできた歌、そして演じる子供たちの生き生きとした表情、サマーキャンプで作り上げたとは思えないようなすばらしいミュージカルが演じられます。そこに感動があるのです。
そんなに深い内容ではありません。しかし心がすっきりとするいい映画です。