とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

政権批判は政策批判であるべきだ

2023-11-03 08:29:24 | 社会
 岸田総理の支持率がどんどん落ちている。もっともなことだ。思い付きのような政策が出されて、経済はボロボロである。批判に値する。しかし批判の仕方が「増税メガネ」とか「給料」の問題とか別次元に波及していることは正しいことではない。政治家の質問にそういうものがあるのは情けない。野党が世間から見放されているのはそういう子供じみた発言が原因である。

 岸田首相は閣僚らの給与を引き上げる法案「特別職の職員の給与に関する法律」に対して日本維新の会の音喜多議員が批判的な質問をしていた。そういう別次元の問題を物価高対策との関連で取り上げるのは、大人の議論ではあるまい。公務員の給料は総理や閣僚、議員でも同じ土俵で考えるべきであり、それがおかしいのだとすれば、物価高対策との関連ではなく、改めて別の土俵で議論すべきことである。

 マスコミもこういう話題にはすぐに乗って来る。いじめの構図と全く同じだ。

 私も現在の政権は信頼できない。しかしそれはここしばらくの自民党政権の経済政策の失敗の上にあるものであり、さらに選挙対策しか考えないという自民党政権の悪しき慣習によるものである。そういう政策論争をしっかりとしてほしい。

 現状で一番必要なのは賃上げである。それなのに閣僚の給料アップは認めないというのはおかしな話だ。中小企業の賃上げのためにどういう政策が効果的かという議論をお願いしたい。例えば中小企業が賃上げをした場合税金が優遇される制度などがあるようである。それを充実させるほうが得策なのではあるまいか。さまざまな視点から議論を深め、それが国民に伝わるような、国会やマスコミの報道を強く期待する。
コメント
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