まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

国際都市・名古屋

2009-10-18 12:00:35 | グローバル・エシックス
今週末は日本倫理学会で名古屋に来ています。
個人研究発表の司会という大役もなんとかつつがなく果たせたし、
法政やカント研究会の後輩たちもリッパな発表をしてくれたし、
新しく知り合った方々とのディープな飲み会も連日こなしましたし、
とてもいい旅でした。

名古屋には2泊したのですが、その間に気づいたことがありました。
コンビニやファーストフード店、居酒屋など、
どこに行っても店員さんが外国人の方なのです。
そういえば東京も似たような状況なのですが、
東京ではその手の店を何度も利用することがないので、
あまり気づかずにいました。
今回は2泊3日のあいだに、ホテルや大学周辺のいろいろな店を利用しましたが、
どこに行っても必ずレジ担当が外国から来た若者だったので、それがすごく印象的でした。

福島はまだそれほどではないですね。
夜の街には知り合いの外国人女性がたくさんいらっしゃいますが、
コンビニやファーストフードではそれほど見かけないように思います。
やはり福島のような地方都市よりも、
人口100万を超える大都市のほうが外国人の若者をたくさん抱えているのでしょう。

彼らは留学生なのでしょうか?
おそらくそうでしょう。
各大学に留学しに来ている学生さんたちが、
生活費や学費のためにアルバイトしているのでしょう。
今は文科省もやっきになって、
各大学に国際化を進めるよう (つまり留学生をたくさん受け入れるよう) 迫ってきています。
少子化の時代においては、国内の若者だけでなく、
外国人の若者をターゲットにしなければ生き残っていけないのですが、
留学生獲得競争において日本の大学は大きく出遅れています。
各大学はまだそれほど留学生獲得を、生き残りのための最優先課題とは認識していませんし、
それになんといっても日本語を習得しなければいけないというのが、
留学する側にとってそうとう高いハードルなので、
日本の大学への留学希望者がなかなか増えてくれないという現状なのです。

そう考えると、名古屋にこれだけたくさんの外国人の若者がいるというのは、
とてもうらやましい状況です。
彼らはみんな名古屋大学や、今回学会が開かれた南山大学などに留学しているのでしょうか。
名古屋もいい街かもしれないけれど、
福島のほうが東京に近いし、自然も多いし、
最低賃金は低いかもしれないけれど、その分物価も安いので暮らしやすいし、
ぜひ妹さんや弟さんには福島大学への留学を奨めてあげてください。
あ、名古屋の留学生がこんなブログ読んでるわけないか。
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