先日、「Q.先生の盲点の窓は何ですか?」 という問いに対して、
盲点の窓は盲点なので自分にはわからない、というようなお答えをしたのですが、
それに対してその質問者の方から次のようなコメントをいただきました。
「先生講義でお世話になってます。
先生の説明が下手ではなく、自分の質問が上手くありませんでした。すみません。
先生の説明は講義でよくわかりました。
改めて質問を訂正させてください。
『自分が気づかない盲点の窓を他人から指摘された時、先生はそれについてどうとらえますか?
特にそれが指摘されてあまりポジティブじゃない面を言われたら。
よければどんな盲点の窓を指摘されたことがあるかも教えください。』
講義の際、自分はグループのメンバーに指摘された盲点の窓が受け入れがたいものでした。
しかし、指摘されているのだからそれを含め自分だと思うように努力します。
お忙しいと思いますがお時間がありましたら回答をよろしお願いします。」
なるほど、そういう意味の質問でしたか。
私も問いを問い直す努力をせず、もらった質問を字義通りに受け止めて答えてしまっていました。
こちらこそたいへん失礼いたしました。
さて、質問は2つありましたね。
Q-1.他人から (ネガティブな) 盲点の窓を指摘されたら、それをどうとらえますか?
Q-2.先生はどんな盲点の窓を指摘されたことがありますか?
順番にお答えしていきましょう。
まず、盲点の窓は盲点だったわけですから、ポジティブなものであれネガティブなものであれ、
指摘された当初はなかなか受け入れにくいでしょう。
とても自分のこととは思えないという場合が多いのではないでしょうか。
それがネガティブなことだった場合は、否認だけではおさまらず、
怒ったり鬱気味になったり、キューブラー・ロスの死の受容のような段階を踏んでいくかもしれません。
そこからどうやって受容していくか?
まずは、冷静になって自分を振り返ってみる必要があるでしょう。
本当に自分にはそういうところがあるのかどうか、
ふだんの言動を意識してみるといいと思います。
そうするとたいていの場合は、あ、ホントだ、自分ってこうだったんだと納得できるだろうと思います。
意外と自分のことは自分ではよくわかっていなくて、
まわりのみんなのほうがわかってくれていたりするものです。
それに気がついたら、あとはポジティブなものならそれも自分として受け入れればいいでしょう。
ネガティブなものの場合は、改善できそうなら改善するように努力すればいいでしょうし、
改善できなさそうなら、どうせ自分はこういう人間ですよと開き直るしかありません。
冷静に自己分析してみてもまったく当てはまらないように思えるという場合もあるかもしれません。
こういうときは厄介です。
指摘してくれたのがじっくり話し合えそうな相手なら、どうしてどういう場合にそう思ったのか、
具体的に聞いてみるといいでしょう。
それを聞いてみて納得できればOKですし、
ひょっとするとこちらの思いと相手の受け止め方がズレていて、誤解が生じているのかもしれません。
じっくり話し合えば誤解を解くことができるかもしれません。
ただし人間関係というのは基本的に 「受け止め方のゲーム」 ですので、
誤解した相手が悪いと思うのではなく、誤解させた自分に非があるのであって、
誤解された自分もそれはそれで自分であると思ったほうがいいでしょう。
その後は誤解を生まないような言動を心がける必要があるでしょう。
相手がじっくり話し合える相手ではない場合は、指摘した本人ではなく、
自分の身近な人 (しかも遠慮なくズバッと言ってくれる人) に聞いてみるといいでしょう。
こんなことを言われたんだけど、自分には本当にそういうところがあるのかどうか、と。
すると、その通りだと言われるかもしれませんし、
全然そんなことないよと言ってくれるかもしれません。
前者の場合は、受け入れるか改善するかの努力をしていきます。
後者の場合はいちおう一安心ですが、その場合もそのように誤解される原因がなかったかどうか、
その相談相手と一緒に反省会をしてみたほうがいいかもしれません。
なお、今回の話は基本的に善意の第三者による意見であることを前提としています。
ごくまれに、あなたはこういう人だよとわざと事実と違うことを言うことによって、
相手にそう思い込ませて相手を支配しようとする邪悪な人がいますので、
そういう人には近づかないようにしましょう。
万一そういう人に何か言われてしまった場合には、けっして1人で思い悩んだりせず、
身近な信頼できる人に相談してみることをお勧めします。
というわけでQ-1に対する答えを簡潔にまとめるとこうなります。
A-1.盲点の窓を指摘されたら、自分を振り返ったり、誰かに聞くなどして、
自分に本当にそういうところがあるのかないのかをまずは確かめます。
それが改善したくて改善できることであれば改善の努力をします。
それがいいことであったり改善しようのないことであれば、
開き直ってそれも自分なんだと受け入れるようにします。
誤解に基づくものであったなら今後は誤解されないよう言動を改めます。
うーん、こうやってまとめてみると、当たり障りのないどうでもいい答えだなあ。
しかしまあ、私はこうやっていますということで。
もう十分長くなってしまったのでQ-2はまたの機会にお答えします。
盲点の窓は盲点なので自分にはわからない、というようなお答えをしたのですが、
それに対してその質問者の方から次のようなコメントをいただきました。
「先生講義でお世話になってます。
先生の説明が下手ではなく、自分の質問が上手くありませんでした。すみません。
先生の説明は講義でよくわかりました。
改めて質問を訂正させてください。
『自分が気づかない盲点の窓を他人から指摘された時、先生はそれについてどうとらえますか?
特にそれが指摘されてあまりポジティブじゃない面を言われたら。
よければどんな盲点の窓を指摘されたことがあるかも教えください。』
講義の際、自分はグループのメンバーに指摘された盲点の窓が受け入れがたいものでした。
しかし、指摘されているのだからそれを含め自分だと思うように努力します。
お忙しいと思いますがお時間がありましたら回答をよろしお願いします。」
なるほど、そういう意味の質問でしたか。
私も問いを問い直す努力をせず、もらった質問を字義通りに受け止めて答えてしまっていました。
こちらこそたいへん失礼いたしました。
さて、質問は2つありましたね。
Q-1.他人から (ネガティブな) 盲点の窓を指摘されたら、それをどうとらえますか?
Q-2.先生はどんな盲点の窓を指摘されたことがありますか?
順番にお答えしていきましょう。
まず、盲点の窓は盲点だったわけですから、ポジティブなものであれネガティブなものであれ、
指摘された当初はなかなか受け入れにくいでしょう。
とても自分のこととは思えないという場合が多いのではないでしょうか。
それがネガティブなことだった場合は、否認だけではおさまらず、
怒ったり鬱気味になったり、キューブラー・ロスの死の受容のような段階を踏んでいくかもしれません。
そこからどうやって受容していくか?
まずは、冷静になって自分を振り返ってみる必要があるでしょう。
本当に自分にはそういうところがあるのかどうか、
ふだんの言動を意識してみるといいと思います。
そうするとたいていの場合は、あ、ホントだ、自分ってこうだったんだと納得できるだろうと思います。
意外と自分のことは自分ではよくわかっていなくて、
まわりのみんなのほうがわかってくれていたりするものです。
それに気がついたら、あとはポジティブなものならそれも自分として受け入れればいいでしょう。
ネガティブなものの場合は、改善できそうなら改善するように努力すればいいでしょうし、
改善できなさそうなら、どうせ自分はこういう人間ですよと開き直るしかありません。
冷静に自己分析してみてもまったく当てはまらないように思えるという場合もあるかもしれません。
こういうときは厄介です。
指摘してくれたのがじっくり話し合えそうな相手なら、どうしてどういう場合にそう思ったのか、
具体的に聞いてみるといいでしょう。
それを聞いてみて納得できればOKですし、
ひょっとするとこちらの思いと相手の受け止め方がズレていて、誤解が生じているのかもしれません。
じっくり話し合えば誤解を解くことができるかもしれません。
ただし人間関係というのは基本的に 「受け止め方のゲーム」 ですので、
誤解した相手が悪いと思うのではなく、誤解させた自分に非があるのであって、
誤解された自分もそれはそれで自分であると思ったほうがいいでしょう。
その後は誤解を生まないような言動を心がける必要があるでしょう。
相手がじっくり話し合える相手ではない場合は、指摘した本人ではなく、
自分の身近な人 (しかも遠慮なくズバッと言ってくれる人) に聞いてみるといいでしょう。
こんなことを言われたんだけど、自分には本当にそういうところがあるのかどうか、と。
すると、その通りだと言われるかもしれませんし、
全然そんなことないよと言ってくれるかもしれません。
前者の場合は、受け入れるか改善するかの努力をしていきます。
後者の場合はいちおう一安心ですが、その場合もそのように誤解される原因がなかったかどうか、
その相談相手と一緒に反省会をしてみたほうがいいかもしれません。
なお、今回の話は基本的に善意の第三者による意見であることを前提としています。
ごくまれに、あなたはこういう人だよとわざと事実と違うことを言うことによって、
相手にそう思い込ませて相手を支配しようとする邪悪な人がいますので、
そういう人には近づかないようにしましょう。
万一そういう人に何か言われてしまった場合には、けっして1人で思い悩んだりせず、
身近な信頼できる人に相談してみることをお勧めします。
というわけでQ-1に対する答えを簡潔にまとめるとこうなります。
A-1.盲点の窓を指摘されたら、自分を振り返ったり、誰かに聞くなどして、
自分に本当にそういうところがあるのかないのかをまずは確かめます。
それが改善したくて改善できることであれば改善の努力をします。
それがいいことであったり改善しようのないことであれば、
開き直ってそれも自分なんだと受け入れるようにします。
誤解に基づくものであったなら今後は誤解されないよう言動を改めます。
うーん、こうやってまとめてみると、当たり障りのないどうでもいい答えだなあ。
しかしまあ、私はこうやっていますということで。
もう十分長くなってしまったのでQ-2はまたの機会にお答えします。