本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

下着のトリンプの意地。:松山情報発見庫#216

2005-07-09 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『革命社長』,吉越浩一郎

まず、本自体の見せ方、編集の仕方がすてきである。
この本では、どん底にあえいでいたトリンプに吉越浩一郎氏が4代目社長としてやってきたところから話はスタートする。
最後のあとがきで、吉越氏は
「わが社のモットーは、人一倍仕事をし、人一倍人生を楽しむ。
 それには残業なんかしている暇はない。
『この会社に入ってよかった』
 トリンプを社員が心からそう思える“場”にすることができれば、
 僕にとってこれほどうれしいことはない。」
と述べている。

残業がこの会社では禁止されているということは、最近ニュースなどでも有名なことだが、
鳥越氏が残業を禁止するには、
上の言葉で述べられているように、
人生は仕事だけじゃないという思いと、
トリンプが外資系だからこそ、本部に日本人にも効率よく仕事ができるということを見せてやりたいというゲーム的な感覚が潜んでいるという。
吉越氏は、仕事は、食うために必ず必要なもの。
だからこそ、仕事をゲームのように楽しもうという姿勢が大切という。

他には、トリンプではあの話題になった「小悪魔ブラ」も実はなんと入社1年目の社員が開発の中心に立ったという。これは、彼が就職面接の時に「セクシー系をやりたい」と豪語したことが発端で、吉越氏が、彼にチャレンジさせたことで一大ヒット商品の誕生へとつながったという。
これは、吉越氏の人材育成哲学である「社員を伸ばすには、仕事を任しきれ!」というものに通じる。

他にも、12:30~14:00の頑張るタイムの例や、早朝ミーティングなど会社というものをよりよくするためにヒントが満載の本だ!!

ps.
久しぶりに月曜日(7月4日)の夜にブログを更新した。
少し眠い頭に喝を入れつつ書き上げた自分に乾杯!
コメント
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