goo blog サービス終了のお知らせ 

団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

あすを思い煩うことなく、今を一生懸命生きたいですね。

2019-03-02 03:49:21 | 日記
 中日新聞に姜 尚中(カン サンジュン)さんの講演記事が乗っていました。
タイトルは「先延ばし人生やめよう」です。



 姜 尚中さんの名前の読み方が分からず、ネットで大学教授・哲学者・韓国籍と検索したら名前が出てきたのにはびっくりしました。


 肝心の講演内容です。


 昨年で明治維新から150年がたって、平成の30年はどのような時代だったのかと考える。

 1995年、阪神大震災があってボランティア元年となった。
2016年は熊本地震があり、私も被災した。
平成は災害が多かった。

 東北大で、津波と地震の世界的権威の方に会ったら、地震は予測できない、出たとこ勝負ですという。
ああ、そうか。
いろいろ考えても仕方ない。
なるほどと思ったときに、文芸評論家である小林秀雄の言っている無常の意味のある部分が分かった。

 無常というのは、消極的なニヒリズムではなく、積極的な虚無主義だ。
今を一生懸命生きよう。
あすを思い煩う必要はないということ。
私にとっての、平成30年の最大のコペルニクス的転回になった。
先延ばしする人生をやめよう。

 先延ばしする人生は高度経済成長期の行動パターンになっていた。
今を楽しむな。
今を楽しんだやつは受験に失敗する。
会社の入試に失敗する。

 日本列島は自然災害という運命から逃れられない。
日本には限界がある。
限界は外側にあるのではなく、内側にある。
気づいていなかった。
やっぱり生き方を変えないといけない。

 高度成長期は2度とない。
2度とないのを、イベントで埋めようとする。
日本人は祭りが好き。
老いも若いも、イデオロギーが右や左であれ、みんなが沸き立つ。
カンフル剤を何度も注射して、奮い立たせる。
やめたほうがいい。
イベントがあるから、今を我慢する。
それは先送りではないか。

 生き方を国も個人も変えないといけない。


 以上です。


>無常というのは、消極的なニヒリズムではなく、積極的な虚無主義だ。
今を一生懸命生きよう。
あすを思い煩う必要はないということ。


 高校生の時に小林秀雄の「無常という事」という本は読んだことがありますが、
分かったような、分からなかったような気がしましたね。(苦笑)
「今を一生懸命生きよう。
あすを思い煩う必要はないということ。」。
このように生きたいです。
でもあすを思い煩いますね。(苦笑)


>日本列島は自然災害という運命から逃れられない。
日本には限界がある。
限界は外側にあるのではなく、内側にある。
気づいていなかった。
やっぱり生き方を変えないといけない。

これは間違いないように思います。
日本に住んでいる以上、自然災害が起こりうるという覚悟が必要でしょうね。


>高度成長期は2度とない。
2度とないのを、イベントで埋めようとする。

私は今更東京オリンピックや大阪万博をやる必要がないと思っています。
まだやったことがない国に譲れば良いものをと思っています。

 
 あすを思い煩うことなく、今を一生懸命生きたいですね。








恋のひとこと  竹内まりや&大滝詠一