がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

EU、ASEANも非難

2007年10月05日 | Weblog
2007年09月29日記載

欧州連合(=EU)の執行機関である欧州委員会は、ジャーナリスト長井さんの殺害について以下の見解を表明した。
「ミャンマー国内で起きている全ての暴力行為と同様、容認できない。」「何が起きているのか世界に向けて発信できるジャーナリストが殺害されたのは特に悲しむべき事態だ。」
ミャンマーも加盟する東南アジア諸国連合(=ASEAN)も、ミャンマーのデモ弾圧に対して異例の「嫌悪感」を表明した。
それらに比して我が国政府のなんと鈍感なことか。
真っ先に強い怒りを表明し、世界中の国家に協力を要請し、ミャンマー軍事政権及び背後の中国に圧力をかけなければならないのに、そんな声は全く聞こえてこない。長井さんの死を無駄にしている。そこには民主政の重要性、民主政を支える言論の自由の重要性、言論の自由の担い手であるジャーナリストの存在の重要性に対する著しい認識の欠如が透けて見える。
前々からわかっていたことではあるが我が国政府の無能さが際立っている。

なんと鈍感で無能な我が国政府よ

2007年10月05日 | Weblog
2007年09月28日記載

今更ながら我が国政府の鈍感さ・無能さ・無力さを痛感させられる。
自国のジャーナリストが、無抵抗なのに、至近距離の背後から銃弾に貫かれて絶命したというのに、強い非難や経済制裁の実行がいまだ為されていない。なんたることか。
アメリカはいち早く制裁を発動し、明確な意思表示を行っている。民主政国家として正しい態度である。
アメリカは世界の警察との自負や世界の覇権(ヘゲモニー)を握りたい等、色々な思惑があっての行動だろうが、採っている行動は正しい。
それに対して我が国政府のなんたる鈍感さ、無能さよ。
民主政の根幹は言論の自由・表現の自由である。表現の自由の一表現形態がデモであり、最大限の尊重がなされなければならない。
ミャンマーという軍事独裁国家でデモを行うこと自体に無理があると批判する人が居るかもしれない。しかし、それは民主政の大切さを理解しない稚拙な批判と考える。そんな考えを認めていては独裁が固定されてしまう。断じて認められない。
中国やロシアはミャンマーに対する制裁に消極的である。当たり前と言えば当たり前である。中国・ロシアともに独裁国家なのだから。
ロシアのプーチンは多くのジャーナリストを殺害し、言論機関を弾圧・掌握し、今のロシアに言論の自由・表現の自由はない。
中国は天安門で何千人もの人間を殺害したが、その当時と今も体制に何等の変化もない。
それら独裁国家であり、ミャンマーを支えている中国・ロシアへの圧力抜きにミャンマーの問題を解決することは出来ない。それを日本一国で行うのは不可能だというのが現実だろう。そうであればアメリカと同一歩調で制裁を行い、イギリス・フランスといった民主政国家に協力を仰いで、中国・ロシアの影響力を薄め(具体的には国連安保理で拒否権を発動出来ない程度に国際世論を喚起して)、なんとかミャンマーの軍事独裁国家に打撃を与えなければならない。
自国民が独裁政権に殺されて看過するとすれば何の為の政府だ。

「王は自らの力によって王となるのではない。奴隷の力によって王となるのだ。」何人も、独裁政権という名の王を支える奴隷に成り下がってはいけない。

断じて許せない

2007年10月05日 | Weblog
2007年09月28日記載

意図して打ち殺したのか否か定かでないが、いずれであっても、ジャーナリストの長井さんを打ち殺したミャンマー軍事政権は許せない。支えている中国・ロシアも許せない。
ミャンマー軍事政権に対する国際的な圧力の高まりを期待するしか私には出来ないのがもどかしい。
ミャンマー・中国・ロシアはなんと卑劣な国であろう。