がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

私の骨肉腫に対して行われた治療

2007年10月25日 | Weblog
2007年10月25日記載

昨日掲載した記事と比較して見てみてもらいたい。



1.生検(手術)

2.術前抗がん剤治療1クール目:シスプラチン200mg(※効果判定はPR)

3.術前抗がん剤治療2クール目:アドリアマイシン100mg(※効果判定はPR)

4.放射線照射:30グレイ(血管・神経に骨肉腫細胞が浸潤していたため)

5.原発巣切除および人工関節置換術(2週間後MRSA感染と判明)

6.人工関節抜去、内部洗浄およびセメントビーズ留置

7.術後抗がん剤治療1クール目:カルボプラチン(=パラプラチン)800mg

8.術後抗がん剤治療2クール目:アドリアマイシン100mg

9.術後抗がん剤治療3クール目:シクロフォスマイド(=シクロフォスファミド)2000mg

10.術後抗がん剤治療4クール目:アドリアマイシン100mg

11.人工関節再置換術

12.術後抗がん剤治療5クール目:イフォマイド(=イフォスファミド)16000mg

昨日掲載した標準的治療法とは結構な違いがあるかと思うが、それは私がMRSAに感染してしまったことおよび抗がん剤を自分で拒否したりリクエストしたりしたためである。主治医は標準的治療を行いたかったようである。


骨肉腫に対する標準的治療法

2007年10月25日 | Weblog
2007年10月25日記載

誠に僭越ながら、骨肉腫に対する標準的な治療とはどういうものであるかを記載する。



1.生検(手術)にて診断を確定

2.術前補助抗がん剤治療1クール目:シスプラチン(許容しうる最大量)

3.術前補助抗がん剤治療2クール目:アドリアマイシン(許容しうる最大量)

4.術前補助抗がん剤治療3クール目:イフォマイド(許容しうる最大量)

5.原発巣切除手術(切除後の再建はその後のQOLを考慮し、最善と考えられるものを選択。切断・離断の可能性もある。)

6.術後補助抗がん剤治療1クール目:シスプラチン(許容しうる最大量)

7.術後補助抗がん剤治療2クール目:アドリアマイシン(許容しうる最大量)

8.術後補助抗がん剤治療3クール目:メソトレキセート(許容する最大量)

9.術後補助抗がん剤治療4クール目:メソトレキセート(許容する最大量)

10.術後補助抗がん剤治療5クール目:イフォマイド(許容しうる最大量)



医師でもない私がなぜ上記のように標準的治療を記載したかというと、不勉強な医師が、標準的治療からほど遠い治療をしていることが散見されるからである。

上記の標準的治療は文字通り「標準的」であって、いくらでも例外は存在する。効いた抗がん剤を続けて数クール投与することもあるし、1度目の投与で効果が認められなかった場合は2度と投与しないこともある。

シスプラチン以外の抗がん剤では著しく血液状態が悪化するので、血液状態を見て投与を見合わせることもある。

肝臓や腎臓の状態を見て投与間隔を大きく空ける場合もある。

繰り返しになるが、上記の標準的治療はあくまでも標準的・一般的な治療法である。しかし、標準的であることについては確かであると私は考えているので、上記の治療と大きく異なる治療方針が示された場合には、その治療方針の根拠を確認した方がいいと思う。

以上、参考までに私見を述べさせて頂いた。