がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

日本テレビ リアルワールド(11月28日(日)16:25~17:25放送)

2010年11月28日 | Weblog
2010年11月28日 01時02分03秒掲載

URL http://www.ntv.co.jp/realworld/index.html



伝えたい…24歳のわたしへ
     ~がんが教えてくれたこと



「24歳でがんになったとき、いのちの終わりを思った。
だけど、待っていたのは「死」ではなく、
「がんと共に生きる」人生だった。

同じように若くしてがんになり、その後の人生を迷い、
もがきながらも
一生懸命生きている女性たちに会いたい。

がんという逆境の中で、いかに「生きる」か。
がんと共に生きる女性たちを追うことで
がんが教えてくれる人生の「メッセージ」を見つけたい—」



http://www.ntv.co.jp/realworld/08/01.html



「番組制作のきっかけ(制作者の声)



日本テレビに入社して3年目の5月、乳がんを宣告されました。
手術、抗がん剤、放射線、ホルモン治療…
闘病中、わたしが一番辛かったのは、いつも頭から離れない「死」の存在。
闘病後の人生を思い描くことができずに苦しみました。

その苦しみから抜け出すきっかけとなったのは、
かつて同じ病気で苦しんでいた人たちがいきいきと生きている姿に出会えたこと。
がんになっても決してあきらめることなく、むしろその経験から多くのものを得て、
より強くたくましくその後の人生を生きる…
そんなことが可能なのだと、その背中に教えられました。

「自分ががんになったことには、きっと意味がある―」

記者として働き、普段から情報に敏感であるよう努めていた私でさえも苦しめられた
「がん」=「死」のイメージは、きっと多くの人を苦しめているに違いない…。
それなら、私が元気になって、「がんになったって人生は終わりじゃない!」と伝える
「前向きながんの番組」をつくろう。
そんな思いが闘病を乗り越える大きな原動力となりました。

苦しいときも悲しいときも痛いときも不安なときもあるけれど、
がんになったって、明日を夢見て生きていくことはきっとできる!

そんな思いを込めて、
3人の女性たちと共に、とことんがんと向き合いたいと思います。」



http://www.ntv.co.jp/realworld/08/02.html



「登場人物



【歌手・久志沙織さん(31)】

第一印象は、「なんてきれいな人!」
歌声も素敵で、何もかも恵まれているように見えました。

そんな沙織さんが、私と同じ2008年に乳がんを患い、
私と反対側の胸を失っていたことを知り、急に身近な存在になりました。
そして、話を聞くうちに、隠されていた葛藤や苦悩が見えるようになりました。

「自分だからこそ、伝えられるメッセージがきっとある」
新しい曲作りに励み、ライブでの披露を目指しますが、
がんになってから不安定な状態が続いている自分の心が邪魔をします。

果たしてライブは成功するのか―
がんからどんなメッセージを見つけるのか―
私もドキドキしながら見守っています。



【会社員/パラリンピック選手・佐藤真海さん(28)】




チアリーダーとして活躍していた大学時代に骨肉種を発症した真海さん。
「切断しなければ余命1年半…」
命を守るため、苦渋の選択で右足の膝から下を切断し、
絶望に打ちひしがれていたところ、義足をつけての走り幅跳びに出会いました。

そこから真海さんは、世界の舞台へ。
闘病から2年後には、パラリンピックに出場し、北京では6位入賞。
そして今、目指すものは―

真海さんが義足で跳ぶ姿は、本当にかっこいい!
そして、一社会人としても、障害を感じさせません。

なぜあんなにも前向きになれるのか―
そのパワーの源を解き明かしたいと思います。



【プロダンサー・吉野ゆりえさん(42)】


ミス日本に輝き、そして世界的なプロダンサーとして活躍するなど、
華々しい世界を歩んできたゆりえさん。
37歳の時に、「後腹膜平滑筋肉腫」という「希少がん」であると告知されました。

ゆりえさんの状態は、「5年生存率7%」
ことし「5年生存」を無事達成はしましたが、
5年間で7回の再発転移の手術を繰り返し、今も予断を許さない状況です。

そんなゆりえさんが人生を賭けて取り組んでいる2つのこと―

「がんになったことはうれしくはないけれど、
神様が私に与えてくださった『試練』であり『使命』だと、ありがたく受け入れています」
再発転移を繰り返しながらも、
そう言い切るゆりえさんの強さは一体どこから来るのか―
それが知りたくて、ゆりえさんを見つめています。」



ご参考

http://ameblo.jp/saori-k7/

「☆Saori.Kのshiny life Diary☆ 」



http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/101123/med1011230751001-n1.htm



http://blog.livedoor.jp/mami_sato/ #

「mami's Diary -北京パラリンピック走り幅跳び日本代表・佐藤真海の日常★- 」



http://ameblo.jp/yurieyoshino/  

「「忘れられたがん=肉腫(サルコーマ)」と闘う舞姫吉野ゆりえの感謝&いきいき舞ログ『生かしていただいて・・・ありがとう♪』 」



http://ameblo.jp/stand-up-dreams/

「STAND UP!! ~がん患者には夢がある~ 」


岡村元気そうでよかった

2010年11月28日 | Weblog
2010年11月27日 20時56分35秒掲載

オールナイト2部の頃からラジオを聴いてたナイナイファン(というか岡村ファン)としては、想像以上の回復ぶりにちょっと安心。



休養前にオールナイトを1週休んで、その後1回出演してから長期休養に入ったんだけど、その長期休養前に入る前のオールナイトの時の岡村がかなり元気がなくて、強く自分を責めてる感じがあったので、結構心配だった。



病人の先輩として一言いわせてもらえば、病気になってしまったことは、変えようもない過去の出来事なので、出来るだけ忘れるようにする、自分に責任を求め過ぎないようにする。生真面目な岡村(ラジオを聴いているとよりよくわかる)にとっては、とても大事なことだと思う。



岡村のことだから、きっとまた頑張るんだと思うんだけど、頑張り過ぎないように気を付けて、また体調崩したら無理せずすぐにまた休養してもらいたい。人生はまだまだ続くからね。



応援してるよ、岡村。


知的障害男性、公訴取り消し=弁護人「無理やり自白」-大阪地検支部

2010年11月28日 | Weblog
2010年11月27日 00時58分51秒掲載

時事ドットコム配信記事(URL http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2010112600811  )



「大阪地検堺支部は26日、現住建造物等放火罪などで起訴した無職男性(29)について、有罪立証が著しく困難として公訴を取り消した。男性に対し「長期間拘束して申し訳ない」と謝罪、釈放した。弁護人は、男性に知的障害があり無理やり自白させられたとしている。
 大島忠郁同地検次席検事は記者会見し、「男性の責任能力に問題はないが、補充捜査で自分の体験事実を的確に表現できているか疑問が生じた」と説明。「真摯(しんし)に反省し、同じことを繰り返さないよう捜査徹底を指示した」と述べた。
 同罪は裁判員裁判の対象。男性は、金品を盗む目的で大阪府貝塚市内の空き部屋に侵入、ライターで放火して窓枠を焼損したとして、1月に起訴された。直接証拠は捜査段階の自白だけで、男性は公判前整理手続き中に否認に転じていた。
 弁護人の高見秀一弁護士は「男性はまったく無関係。冤罪(えんざい)事件だ」と批判している。(2010/11/26-20:18)」



自分の体験事実を的確に表現できない知的障害者に、虚偽の自白をさせた、誘導したとすれば、その行為は下衆の極み。



最近は、相次ぐ検察の不祥事で、検面調書の信用性が低く、公判を維持できないと判断して公訴を取り消したのだろうが、検面調書が盲目的に信用されていた時代に、どれだけの知的障害者が犯罪者に仕立て上げられただろうか。


看護師がフットケアで逮捕、「爪切り事件」を考える

2010年11月28日 | Weblog
2010年11月25日 01時01分58秒掲載

医療介護CBニュース(URL http://www.cabrain.net/news/article/newsId/30985.html  )



「認知症患者の足の爪を切ってけがをさせたとして、北九州八幡東病院(北九州市)の看護師だった上田里美さんが傷害罪に問われた事件で、福岡高検は今年9月に上告を断念、無罪が確定した。逆転無罪の判決を言い渡した福岡高裁は、容疑を認めたとされる捜査段階の供述調書の信用性を否定した。「刑事さんは写真でしか判断してくれず、何を言っても認めてもらえなかった」と、拘置中の102日間を振り返る上田さん。フットケアに関する捜査機関の理解不足、「鬼看護師」などと書き立てたマスコミ…。この事件は一体、何だったのか。上田さんと、弁護団の上田國廣・主任弁護士に話を聞いた。(敦賀陽平)


―捜査機関の取り調べはどのようなものでしたか。


上田さん とにかく、わたしの話をなかなかイメージしてもらえませんでした。刑事さんは写真でしか判断してくれず、何を言っても認めてもらえなかった。「水掛け論」になってしまって、どちらかが妥協するまでという感じで…。わたしが根負けする形になってしまいました。
 高齢者に特徴的な分厚い爪や伸び切ってしまった爪について、世間は知りません。どうしても、正常な爪を深く切ったとイメージされてしまった。刑事さんやマスコミの方が考える「爪切り」とのギャップがすごくて、最初は理解してもらえませんでしたが、何度も訴えていくうちにその溝が埋まった。それが無罪を勝ち取れた要因の一つではないかと思っています。

―フットケアに関する国民の認知度が低いことも、今回の事件に影響していたのではないでしょうか。

上田さん 爪切りというのはごく当たり前の行為ですが、フットケアとなると、その範囲は広がります。まだ新しい領域なので、看護職の認知度も低い。これから発達していく分野だと思うので、2年、3年たてば、また違った視点で見てもらえるのかもしれません。

―控訴審では、厚生労働省の文書偽造事件で無罪が確定した村木厚子さんと同様、供述調書の信用性が否定される形となりましたが、一連の出来事の中での判決をどうとらえていますか。

上田弁護士 長年、刑事事件の弁護をやっている立場から言えば、捜査機関が自分たちのストーリーを作って、それを無理やり相手に認めさせるという話は以前からありました。家族にも面会させず、密室の中で心理的に追い詰めるという手法で、これまで数多くの冤罪事件を生んできた。それが上田さんの事件でも見られたという意味で、基本的な構造は今回も同じだと思います。ただ、鹿児島の志布志事件(※編注)や村木事件などで、捜査機関側のストーリーの押し付けが明らかにされてきたことから、裁判所側も自白調書を信用することに少し慎重になってきている気もします。
 今回の裁判では、上田さんが患者さんの爪をケアした後の写真が証拠として残っていた。ケアという観点でとらえず、深く切り過ぎた「爪剥ぎ」と判断した捜査機関だけでなく、専門の先生たちも検証することができました。上田さんが丁寧な爪ケアをしたことを示している客観的な証拠が残っていたことが、今回無罪を勝ち取れた一番の要因だと思います。

上田さん すごく共感できるというか、村木さんも同じようにつらい思いをしながら、何度言っても理解されず、同じように作られたストーリーにサインをさせられたんだなということが、何となく想像できます。

―福岡高検の上告断念について、弁護団が「今回の無罪判決は、医療や看護など専門分野に関する事件の捜査の在り方にも警鐘を鳴らしている」とする声明を出したことが印象的でした。医療や介護など専門性の高い分野に関して、捜査当局はどう関与すべきなのでしょうか。

上田弁護士 専門分野について捜査してはいけないという話にはなりませんが、関係者の適切なアドバイスを受けながら、捜査に慎重に着手するというのが大前提だと思います。今回は病院の告発後、約1週間後に逮捕となった。権力を握る捜査機関としては、非常に安易で、極めて不適切な対応だったのではないでしょうか。今後は専門性の高いことに配慮し、十分に意見を聴取した上で方向性を見極める。より慎重な判断が必要だということを、今回の裁判は物語っていると思います。

上田さん 保助看法(保健師助産師看護師法)の中でやっていることと、刑法の位置付けとのギャップを感じることが多かったですね。法のすり合わせというか、そうした見直しが必要なのかもしれません。

上田弁護士 専門性の高い分野に捜査機関が介入すると、今回の場合ならば、技術的に進歩した看護を受けられなくなってもよいのかという話になる。よく航空事故の問題が例として挙げられますが、刑事罰になると自分を守らなければならないので、正しい情報が取れなくなる可能性もある。捜査が入ることによって、逆に実態の把握が困難になる場合もあるわけです。捜査機関の人間は、その分野のエキスパートではないわけですから。そうすると、専門家集団による何らかの検証と改善措置が必要になるでしょう。だから、よくいわれるADR(裁判外紛争解決)のような解決手法を取りながら、第三者機関が調査・検討した結果を医療や看護の現場にフィードバックする。捜査機関の役割については、できるだけ例外的で極めて問題のあるケースに絞るという仕組みを考えなければならないのかなと思います。実際、そういう動きが医療も含めたさまざまな分野で検討されているのではないかと思います。

―インターネット上の書き込みやマスコミ報道について、何か思うことはありますか。

上田さん 看護師の中でさえ、爪のケアについて知らない方がいます。ネットの場合、あくまで一般の方が自分たちのイメージで書き込んでいるのでしょう。それは個人の自由ですが、報道する側は、やはりそれなりの知識というか、情報を持って、それを精査した上で書いていただきたいと思います。

上田弁護士 報道機関はニュースバリューが大切なわけだから、物事を面白おかしく報じる。メディア側の心理としては、それが「虐待」だとして、特ダネとしてそれを広めた方がいいわけです。ただ、それが世の中のためにならない場合も多々あって、逆に冤罪を生み出す可能性もある。事実は違うかもしれないから、専門の先生にきちんと判定を仰ぐとか調査報道とかいうような、反対側の情報整理が非常に大切だと思います。何も知らない人が最初に見ると、「こんなに切れている。痛いだろうな」という印象を受けますが、勉強して知識が増えるにつれて、それが「爪肥厚(そうひこう)」(爪が育ち過ぎて分厚くなる)という爪で、シーツに引っ掛かって出血する場合もあることを知る。そうなって初めて、「ここまで切るのが正しいんだな」と分かるわけです。だから今回の問題では、マスコミ報道も悪い流れをつくった要因の一つだと言わざるを得ませんね。

―訪問看護で介護福祉士が行う通常の爪切りについても、出血を伴えば逮捕されるかもしれないとの懸念も広がりました。3年2か月の裁判を振り返って、現場の方に何を伝えたいですか。

上田さん 一番怖いと思ったのは、現場が萎縮すること。そして、きちんとした援助を受けられない患者さんが増えることでした。でも今回、弁護士の先生方や支援者の方々のおかげで無罪が確定し、爪切りは評価されていいということが公明正大にいわれた。だから、今フットケアに従事している方々には自信を持ってほしい。積極的にやらないと技術も向上しないので、萎縮せず、とにかく積極的にやっていただきたいと思います。

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 2007年夏、北九州市の第三者委員会「尊厳擁護専門委員会」は、上田さんの爪の処置を高齢者虐待防止法が規定する「虐待」に当たると認定。報告を受けた市が病院側に再発防止などを指導した経緯があるが、今回の無罪確定を受け、市では年内に同委を開き、認定の経緯を検証する方向で動きだしている。一方、上田さんは病院側に地位確認や慰謝料などの支払いを求める訴訟を起こしているが、今年10月の弁論準備で、裁判所側は和解による解決を打診した。現在、上田さんは北九州市内の小児科クリニックに勤務している。

【志布志事件】
 03年4月、鹿児島県議選(統一地方選)の曽於郡選挙区で当選した中山信一県議の陣営が、曽於郡志布志町(現・志布志市)の集落で住民に酒や現金を配ったとして、中山氏やその家族らが公職選挙法違反容疑で逮捕された。鹿児島県警が自白の強要や長期勾留などの違法な取り調べを行ったとされる事件。07年2月、鹿児島地裁は唯一の証拠とされた供述調書の信用性を否定し、主犯とされた中山氏を含む被告12人全員(1人は公判中に病死のため公訴棄却)に無罪判決を言い渡した。鹿児島地検が控訴を断念したため、無罪が確定した。




( 2010年11月23日 10:00 キャリアブレイン )