おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

白川学館で祝殿講習(六種鎮魂作法伝授)です。

2015-10-26 | 神道

10/24日午後から7期入門講座を修了された方の

六種鎮魂作法の伝授会に参加しました。

     

祝殿は、榊で結界が張られています。

白川伯王家神道では、1種から10種までの神拝作法があります。

1種から3種までは、天皇が行う神事です。

入門では、七種を伝授され、お祓いの作法から古事記や神道に関する知識を学びます。

レポ-トの提出、宿題の提出、七沢先生の講義など約4ヶ月で終了します。

修了証をいただき始めて今回の六種鎮魂作法の伝授になります。

受付で衣装費用の支払いを済ませます。

庭にアルメニアの黒曜石がありました。

    

袴と白衣の着付けを行います。

これからの修行では、袴、白衣、扇子、白足袋です。

扇子は刀の代わりです。

着付けを教わっています。

    

着付けが終わって祝殿(はふりでん)に入ります。

勿論、入る時には火打ち石で自分の身を清めます。

     

鎮魂について、三浦佑之さんの古事記講義に書かれています。

旧暦の十一月は、冬至がめぐり来る真冬で、宮廷では鎮魂祭という祭祀の行われる季節だからです。

 鎮魂祭は、魂を鎮める祭と書きますが、その本来的な性格を考えると、魂を鎮め

るというよりは、魂を元気づける儀礼とみてよいでしょう。一年のうちでもっとも

生命力の衰えた冬至の季節に、この儀礼は行われます。朝廷では、十一月の「中の

寅の日」、もちろん旧暦ですが、十一月になって二度目の寅の日に行われることに

なっていました。現在使っている太陽暦でいえば、二〇〇二年は十二月二十四目、

二〇〇三年は十二月十九日が「中の寅の日」にあたります。暦をみればわかります

が、それはだいたい冬至の頃ですね。二〇〇二年も二〇〇三年も冬至は十二月二十

二日です。

 それでおわかりですね、クリスマスがなぜ十二月二十五日なのかということも。

キリストの誕生日は事実に基づいて決められているわけではありません。彼は冬至

が過ぎるとともに、新しい救い主として生誕しなければならなかったのです。

 履中天皇の伝承では十一月六日となっていて、中の寅の日あるいは冬至には少し

間があります。ちなみに、もっとも早い時には十三日、もっとも遅い場合は二十四

日が中の寅の日に当たります。もちろん、この記事の日付にどこまで信憑性がある

か、それはわかりません。というより、事実というレベルで考えることはできず、

あくまでも伝承でしかないのですが、ここで語ろうとしているのは、衰弱した魂が

活性化した証しとして桜の花びらが酒杯の中に散り落ちたということです。

 季節外れのサクラの開花は、天皇と皇后の繁栄をことほぐ瑞祥としてあらわれた

わけで、それは冬至が過ぎるとともに訪れる新たな生命力のしるしと考えられてい

たのは間違いないことでしょう。サクラの花は、そうした繁栄の象徴として古代か

ら考えられていたのです。」と書かれています。

鎮魂とは、五魂 荒魂・和魂・幸魂・奇魂・精魂の5つです。

荒魂(あらみたま)とは、荒々しい、新しい、生まれるといった意味合いです。

和魂(にぎみたま)とは、優しく、平和的なイメ-ジです。

幸魂(さきみたま)とは、収穫をもたらす働きを表しています。

奇魂(くしみたま)とは、奇跡のような力を表しています。

精魂(くわしみたま)とは、全てを統合する働きをします。

天皇が毎年行う儀式の一つに新嘗祭があります。

その新嘗祭の前日に行われる儀式が鎮魂祭です。天皇自身の

鎮魂を通して、鎮魂された状態を他の全てに分かち与えるという意味の儀式です。

     

祝詞の奏上の時に、七沢先生は、参加者の一人一人のご先祖様に

遠津御祖神(とおつみおやのかみ)を唱えられました。

先日のホロトロピックでの清水義久さんの話で、神さまの名前を唱えると

仏教でいう真言と同じだそうです。

配布された講習資料には、鎮魂修行の構造に詳しく書かれています。

二班に分かれての神を掴む修行が行われました。

詳細は書くことはできませんが、

まさか昔教わったトランスパソナルの権威者の故吉福神逸さんから

教わったことが僕の中から蘇ってきました。

何もしないのに涙が流れてきました。

一班の人達が外で待って居るところです。

次に、全員で自修鎮魂法の話です。

ロゴスタディ研究会では、毎回行っています。

右手に太陽を作り左手に月を形取り膝の前に置きます。

天照大御神と月読命(つきよみのみこと)を合わせます。

腹で建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)

の自認をします。さらに三神一体の境地で「天之御中主神の御末の

御子なり」の自覚になり、30分間程、神の境にいます。その時

1.2m先の目通りの位置少し下の黒曜石に迎えた天之御中主神を

半眼に註視します。

講習が終わって天井の膜が開けられました。

青空に雲がゆっくりと流れていました。

    

外に出たら、月が輝いて見えました。

何だか凄く充実した時間を過ごした感じでした。

体全体が何かで充満したような感じで着替えに・・・・・

これから月に一度、祝殿の修行が始まります。

ありがとうございました。

おばあちゃん日記

昨夜は、お風呂でした。

お湯をいれているときに自分で湯船に一杯になったか見に行きました。

寝る前にお風呂は、おばあちゃんにとって習慣なのでしょうね。

土曜日は、一日甲府だったので何とか一人で一日過ごせたようです。

昨日は、朝・昼・夕方は面倒をみたので安心していました。

頭に清水先生の気をいれることを忘れましたが。

 

 

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