新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

どの面下げて「節電して下さい」と言うのか

2022-06-27 07:47:05 | コラム
「自社の供給態勢が整っていないから、当社の製品を買わないで下さい」と言うのと同じだ:

本6月27日も猛暑だそうで「節電」のお願いが出ている。「はい、左様ですか。協力しましょう」と言う気にはとてもなれない。当方は電力供給の逼迫の最大の原因はあの3.11の際の菅直人の大失態であるから、その状態を未だに引き摺って改善の手を打てない自公内閣の責任も重大だ」と主張してきた。何とか規制委員会が「三条何とか」との解説もあるが、こうなることが分かりきっていて、無為無策だった政治の失態の結果を我々消費者に転嫁するとは何事かと怒っている。

その事態に立ち至っているにも拘わらず、海外での働きに活路を見出したかの如き岸田文雄総理は、参議院選挙の最中であっても海外出張である。私はそれも国威発揚ではなく岸田文雄の政治力開示の場だろうとは思うが、総理の物事の優先順位の付け方には疑問を感じるのだ。国民が停電の危機にさらされているときに、海外で名を売ろうとされるのかなと考え込まされるのだ。

何とか規制委員会もかかる事態に立ち至ったのは地球温暖化等が原因であり、我々がその責を負うものではないとでも思っているのかも知れない。だが、彼らが考え方を変えて原子力発電を認めたにしても、今日明日には稼働できないだろう。何れにせよ、国家百年の計ではなく、国民明日の計も見通せないような政治家(と委員)を選んでしまったのも国民だったのではないか。

斯くなる上は電力を消費する器具を全部消して、一日中ジムにでも行っているしかないようだ。でも、あの広いジムと大きな風呂場は大量の電力を消費するのだろうと考える時、何となく八方塞がりのように思えてならない。萩生田さん、頼みますよ。



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