新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月29日 その3 参議院の選挙の活動に出会って:

2022-06-29 15:52:55 | コラム
35度Cの酷暑をものともせずに街頭で:

先ほど、午後12時過ぎに高田馬場駅前でバスを待っていた。その時にあの建前では35度Cの酷暑をものともせずに、某政党の中年のご婦人の数名が路上で「消費税を5%に」と「憲法を守ろう」と記されていたと思うチラシを、懸命に道行く人たちに配ろうとしていた。99%以上の人は無視して通り過ぎていった。

あの頃の時間帯ではアスファルト道路の照り返しを考えれば、体感温度は40度を超えていたのではないか。正直に言えば「熱中症を考えれば、危険極まりないのでは」と感じていた。それほど、あの党に忠実なところが凄いと思わずにはいられなかった。

その光景を見ていたバス待ちの高齢のご婦人は「あの小母様たちは大丈夫なのかしら」と寧ろ同情的だった。その党の候補者と応援弁士たちは駅前のロータリーの前に駐車した街宣車の屋根の上に立って獅子吼していたが、果たしてどれほどの人たちがこの暑さの中で立ち止まってくれるのだろうかと思って眺めていた。念の為に申し添えておくと、この候補者は現職だった。

申し上げておきたいことは「現在進行中の参議院選挙の候補者たちは非常に危険な街頭演説を余儀なくされているのではないのか」と感じたことだ。ここまでは気象条件の問題だが、私はこの他に仮令「単なる風邪」との言い方もされ始めたCOVID-19が、またもや都内での感染者が増加し始めたという危険な材料もあることを考慮すべきだと見ている。それは「候補者その人が危険を冒しているのではなく、通行人か密になっても聞こうとする人たちを巻き込む事になりはしないのか」という辺りだ。

何れにせよ、先ほど初めて現在進行中の選挙運動を見る(演説を聞いてはいなかった、念の為)機会があって、現在の気象条件の下では来月の9日までは大変な苦労をせざるを得ないのだろうなと思った次第だった。

新宿駅西口に行けばもっと盛況かも知れないが、とてもこの酷暑の下ではそこまでの危険を犯しても他の政党の候補者の政見を聞こうという勇気は出てこない。



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