新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

最近のニュースから

2014-09-24 07:38:28 | コラム
近頃一寸気懸かりな幾つかのニュース:

*先ずは仁川のアジア大会。産経は穏やかに大会運営の不備と表現していたが、バドミントンの会場で空調を断続的に効かせた為に風向きが変わって日本代表のエースが格下の韓国選手に負けた由だった。思うに、産経は先頃の記者の出国禁止の拘束もあってか、憶測ではない報じ方をしたと思って読んだ。私の憶測が何であるかをここに記す必要はあるまいと思う。余談だが、水泳会場に大会に出場中の韓国の有力選手の個人名がつけられているのも凄いと思った。

*次は愛知県豊田市で行き過ぎた砂利採掘で、県道その他が崩落の危機に瀕している件。驚かされたのが、テレ朝のレポーターの取材に工事業者が「採掘しているのではなく、埋め戻し中だ」と答えたこと。あの場を何処から土を運んできて埋めるというのか。テレ朝は「グランドキャニオンのようだ」と形容したが、あそこまで掘り進む前に阻止出来なかった県と市に責任はないのだろうか。

それもさることながら、私が気になったのは1年ほど前だったことがあった。それは、かの佐藤優氏が講演で「我が国のコンクリート用の砂利不足は深刻で、現状のままに推移すればオリンピックの工事にも支障を来す」と指摘したと聞いたことだった。佐藤氏は不足を補う手段は輸入しかないとまで言ったそうだ。それは何処の国からになるのかな。尚、他に深刻に不足状態にあるのは建設工事の要員ではないか。

あの豊田市の状態を見れば、最早あの場所をあれ以上掘ることは物理的にも極めて難しいだろうと感じる。都内を見渡しただけでもマンション建築が至るところで行われている。我が家の近くでも11階の賃貸アパートが2ヶ所、26階の高層がほぼ完工し、ここから見える範囲内でも未だクレーンが上がっている高層が工事進行中だ。この状況では、オリンピック用の工事が始まる以前に砂利の供給源が消滅するのかなと思わせてくれる勢いだ。

舛添都知事はオリンピックの規模縮小や国立競技場の設計の手直し等を言い始めたが、それで済むような問題にならないことを祈っているだけだ。

*デング熱が未だに治まらないことも気になるが、海外に目を転じればイスラム国が一層凶暴の度を増しているのも深刻な問題だと思う。私は以前からオバマ大統領の優柔不断さを批判してきたが、このイスラム国の出現と堂々と誘拐作戦を公言する辺りには、大統領の不手際が一因であると批判されても仕方がないのではないかとすら考えている。欧米と中東諸国が如何にこれ以上この件が重大な国際問題というか、紛争に進展しないように阻止出来るかに注目したい。


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