新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

広島市安佐北・南両区を襲った大土砂崩れ

2014-08-21 08:22:23 | コラム
大災害の犠牲者のご冥福を祈り被災者をお見舞い申し上げます:

その被害状況の凄まじさを一日中全てテレビニュースで見せられ、もしかすると3.11の時よりも酷く且つ悲惨な状態ではないかとすら感じたほどの大災害だった。それは、この場合では水は一気に高いところから下方に勢いをつけて流れてくるのだったし、夜間のあの時刻の発生では避難をする余裕すら与えて貰えなかったのだから。津波とは別の災害だと感じた。

ここで、もしかすると不謹慎の誹りを受けるかも知れない話題を。それは補償の件である。既に、一部の新聞が採り上げていたようだったが、損保会社は被災者用の対応窓口を設けたそうだ。そうあるべきだろうと思う。被災者の中には家ごと流されてしまった方がおられるのだから、仮令保険をかけておられても証券も失っておられるだろうから。ニュースに見る限り着の身着のままで脱出された方が多いようだ。生活の場というか家も何も全てを失ってしまわれたのだ。

被害者と被災者は可及的速やかに救済して上げねばならないのだが、その実務と資金は誰が負担するのだろう。今日からずっと夏休み中の学校の体育館の中で、支給された食事でごろ寝で過ごすことしか出来ないで終わるのか。

実は、あのニュースを見ていて思い出したことがある。それは、ある損保代理店を営んでおられる方が「3.11の時には何としても被害・被災家屋等の損傷・損害の度合いを査定して差し上げないことには、保険金の支払額を決められないのだった。ところがあの三県にまたがる大規模な被害では関連する全ての損保会社の担当部署の者を総動員してもとても手が回らず、代理店にも出動依頼が来てあの大災害の実態を何日間も査定して回って、どれほどの大災害であったかを具に見てきた」と聞かせてくれたことだった。

今回はあの広島市だけではなく、高知、高山同等多くの西日本の都市や村落が被災している。私は損保の条件などには無知だが、3.11は地震という保険の対象の災害だったが、地震保険は余り普及していなかったのかなと思う。広島の他の地区も土石流による災害のようである。保険の対象になるのだろうか。政府による救済と援助もあるだろうが、損保が如何なる事故を対象にしてあったのかななどと考え込んでしまう。

また、これほど事件というか保険に委付されねばならぬ案件が多発すれば、関係した損保会社が如何に対応して被災者をお助けしていくかも重要な問題かななどと考えている。それだけではない、これも申し上げにくいのだが、もう一つの保険だって関係するではないか。政府は全ての関連する政府機関と民間会社に総動員令でも掛けて貰いたいと思う。野党だって総理がゴルフを中断して帰京されたことを批判してような場合ではないだろう。違うかな、海江田君。


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