新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2017年6月の新宿区の人口

2017-07-05 08:24:21 | コラム
87人増加と言わば横ばいだった:

7月3日に新宿区外の方3名が大久保通りに集合され、新大久保駅横の路地にあるタイ/ベトナム料理屋で昼食を摂られ、6年前の3月11日に来られた際に激震に襲われた風月堂の2階で更に語り合ったのだった。

皆が一様に驚かれたことは、アジア系を中心にした大久保通りの喧噪というか、日中からトローリーケースを引きずっている多くの者たちを含めて、人通りが絶えないことだった。別にこの状態を知って貰いたくてお集まり願った訳ではないのだが、その我々日本人の少数民族化の実態を認識して貰えたのは望外の幸せだったと思う。

新宿区の6月の新宿区の人口は前月よりも87人の増加で341,502人となり、増加率はほぼ0%だった。百人町/大久保界隈から職安通りに欠けては相変わらず多くのアジア人たちが大手を振って動き回っており、上記のように滅多にこの地区を訪れる機会がない方を驚かせたのだった。西新宿方面にまで行けば街にもデパートにも相変わらず数多くの中国人を見かけるが、爆買いとやらの目的で来ているとはとても見えない地味な買い方である。

6月に外国人は248人の減少で42,232人となり、対前月比で△0.37%だったが、外国人が減ったなどいう実感はない。外国人が全体に占める率は12.36%で、5月の12,44%を僅かに下回ってきた。なお、日本人は0.1%の増加で299,270人となっていた。

思うに、外国人が僅かでも減少したことは、百人町から高田馬場にかけて数多く存在する日本語学校に入校する若者たちの増加傾向が、新学期が始まって2ヶ月も経てば一段落したことを示しているのだろう。

先日、Koreatownが息を吹き返したかの如くだと述べたが、それはこの街が韓国製化粧品を売る店とサムギョプサルを主体とする韓国料理店が、常時若い女性たちを惹き付けている魅力があるようだと思う。今回も厳しいことを言えば、彼女らは「自分が好む化粧品を買い、好きな料理を楽しむのに、韓国との間に依然として存在する多くの政治的な軋轢や蟠りを気にする必要があるのか」と言っているような気がする。

先日、某区役所の職員の方にここ新宿の外国人の実態をお話ししたところ、「区役所に何か言いましたか。区役所は何をしているのかしら」と言われたのだった。

参考資料:新宿区広報しんじゅく 平成29年7・5


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