新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10年振りにラーメンを

2016-09-24 15:32:52 | コラム
麺屋優創(ユウサク)を試してみた:

2006年1月の最初の心筋梗塞から立ち直って以来減塩食を心がけてきたので、明らかに塩分が多いと思っていた本当の、と言うか本格的に丼に入った汁を飲まないと味わったことにはならないラーメンを外では食べていなかった。だが、つけ麺ならば未だ罪が軽いだろうと勝手に判断して、高田馬場駅の近所にあった暖簾分けだっただろう大勝軒(何時の間にか廃業)には恐る恐る何度か行ってはいた。結果的には未だ無事で生きている。

入って見たのは我が家から徒歩約3~4分の場所5~6年前から開業している「優創」と書いて「ユウサク」と読ませる麺屋で、そこは15年ほど前までには寿司屋が2代続けて廃業した後は、誰が何をやっても長続きしなかった場所だった。そこに今度は聞いたこともないフランス料理の味を活かしたと称するラーメン店が開業したので「どれだけ保つことやら」と、ただ冷ややかに眺めていただけだった。

しかし、意外にも一向に撤退する気配もなく、最近は店の外に入店待ち用の椅子まで準備するほど繁盛ようになり、前を通る度にと言うか、その道路の反対側に家内が4月中旬まで55日も入院した東京山手メデイカルセンターがあるので、連日のように観察する機会があったのだ。そこで、何事があるのかと検索してみれば、蟹や海老等の甲殻類のスープを基(ベースなんてカタカナ語は使わないよ)にした味噌と醤油のラーメンが人気だと知り得た。

それではいっそのこと試してみるかというところだったが、汁を飲まないでラーメンを賞味するのでは何となく味気ないかなと躊躇うこともあって、今日まで見送ってきた。だが、幸か不幸か今週は原因不明の肩こりに悩まされていたが、本日はかかりつけのクリニックでブロック注射もして頂いて肩も軽くなってきたので、家内とも合意して試しに入って見るかということにしたのだった。

注文したのは味噌と醤油の魚介ラーメンで、確かにネット上での評判通り、普通に美味いラーメンだった。チャーシューも比較的大きいのも良かったが、何と言っても魚介のスープはなかなかのものだったし、平打ちとでも形容すべきだろう麺も何となくパスタのような腰もあって楽しめる味だった。勿論、残念であっても身の安全を図ってスープは残した。我々が入った12時前には他に1人の客がいただけだったが、あっと言う間に狭い店内は家族連れ等で満員になった。

こんな嘗ては静かな住宅街だった(近頃は中国人を主体とするガラガラ族が横行するように品位が下がってしまった)ところにある麺屋がこれほどまでの人気店になったのは大したものだと感心させられて、味噌が¥900、醤油が¥880を払って帰宅した。別にこの麺屋の宣伝をする気はないが、この百人町2~3丁目界隈には語るに足りるな食べ物屋がないので、人気が出たのかとも考えている。

興味と関心がおありの向きは、JR新大久保と大久保の駅の何れからも徒歩6~7分の「優創」をお試しあれ。尤も、その丁度反対側の日本庭園が美しいサンパークホテル2階の「レストラン椿」には、目玉料理の¥850の鰻重が楽しめるのだが。



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