貴方の英語の品格の落とし方:
これは言わば昨日の「英語の品格」の補完である。英語の「会話」とやらの勉強を始める時に「“you know”という「句」(=phrase)を挟んではいけない」と教えられていないままにアメリカ人なり何なりの外国人の中に入って行くと、その人たちが属する階層によっては“you know”のシャワーを浴びせかけられることが多い。そこでは、その人物のお里が知れたと思うべきなのだ。品格のほどが解ったと思って欲しい。
これが何であるかを知らずにいると「何となく格好が良い」か「気取っているのか」と感じてしまうことが多いようだ。そして、真似てしまう結果となった例を数多く見て(聞いて)来た。とんでもない誤解である。私はこれを「you knowを多用されることは、貴方が有能であることを証明しないのです。使えば有能ではないことになります」と解説してきた。そういうことで、先ず絶対に真似てはならないことなのだ。
例文を作ってみれば“Yesterday, you know, I went to see my old friend at the Tokyo Dome, you know.”といった具合である。”you know”を言わなくても意味は通じるのだし、これが貴方は「私は知識階級ではありません」と自己申告したような結果になると知って貰いたい。また、my old friendも好ましくないのだ。ここでは”one of my old friends“と言わないと、貴方には旧友が一人しかいないことになるのだ。この辺りが英語の理屈っぽさだと承知して欲しい。
実は、私が1945年に初めてGHQの秘書の方に英語で話すことを教えて頂くようになった時に言われた心得のその1は「英語のままで考える。日本語に訳そうなどとしない」、「何か話そうとする時に先ず日本語でを考えてからそれを英訳しようとせずに、覚えている限りの英語を思い出してそれを使って話す」に加えて、
「何か表現が思いつかない時などには絶対に“you know”などと言ってはならない。精々“let me see“くらいにして、それが出てこなければエーでもアーも良い」と厳しく言われた。要するに”you know“を挟まないようにという教えだった。その頃には、この意味は解らなかったが、後年アメリカ人の世界に入って初めてその価値が解ってきた。
昨日例に挙げたMBAの夫妻の奥方にこの教えのことを話した時に「その秘書方の教えは素晴らしい」と言われた。他の例を挙げれば、やや後難を恐れるがMLB等から我が国にやってくるアメリカ人の選手たちが話すのを聞いて見てごらん。立派な“you know”な選手たちばかりだと解るから。
ここでは私を信じて、今日からでも如何にして自分が「有能」であるかを示すよう英語乃至はその会話の勉強に励んで頂きたい。
これは言わば昨日の「英語の品格」の補完である。英語の「会話」とやらの勉強を始める時に「“you know”という「句」(=phrase)を挟んではいけない」と教えられていないままにアメリカ人なり何なりの外国人の中に入って行くと、その人たちが属する階層によっては“you know”のシャワーを浴びせかけられることが多い。そこでは、その人物のお里が知れたと思うべきなのだ。品格のほどが解ったと思って欲しい。
これが何であるかを知らずにいると「何となく格好が良い」か「気取っているのか」と感じてしまうことが多いようだ。そして、真似てしまう結果となった例を数多く見て(聞いて)来た。とんでもない誤解である。私はこれを「you knowを多用されることは、貴方が有能であることを証明しないのです。使えば有能ではないことになります」と解説してきた。そういうことで、先ず絶対に真似てはならないことなのだ。
例文を作ってみれば“Yesterday, you know, I went to see my old friend at the Tokyo Dome, you know.”といった具合である。”you know”を言わなくても意味は通じるのだし、これが貴方は「私は知識階級ではありません」と自己申告したような結果になると知って貰いたい。また、my old friendも好ましくないのだ。ここでは”one of my old friends“と言わないと、貴方には旧友が一人しかいないことになるのだ。この辺りが英語の理屈っぽさだと承知して欲しい。
実は、私が1945年に初めてGHQの秘書の方に英語で話すことを教えて頂くようになった時に言われた心得のその1は「英語のままで考える。日本語に訳そうなどとしない」、「何か話そうとする時に先ず日本語でを考えてからそれを英訳しようとせずに、覚えている限りの英語を思い出してそれを使って話す」に加えて、
「何か表現が思いつかない時などには絶対に“you know”などと言ってはならない。精々“let me see“くらいにして、それが出てこなければエーでもアーも良い」と厳しく言われた。要するに”you know“を挟まないようにという教えだった。その頃には、この意味は解らなかったが、後年アメリカ人の世界に入って初めてその価値が解ってきた。
昨日例に挙げたMBAの夫妻の奥方にこの教えのことを話した時に「その秘書方の教えは素晴らしい」と言われた。他の例を挙げれば、やや後難を恐れるがMLB等から我が国にやってくるアメリカ人の選手たちが話すのを聞いて見てごらん。立派な“you know”な選手たちばかりだと解るから。
ここでは私を信じて、今日からでも如何にして自分が「有能」であるかを示すよう英語乃至はその会話の勉強に励んで頂きたい。