湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

「パパ、アイ ラブ ユー!」観てきた。

2012-05-08 | キャラメルボックス辺りのこと
キャラメルの大内さん客演の舞台~。
5/7に観てきました。

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クリスマス前のロンドン。
将来を約束されたエリート、医師デーヴィッド。
間もなく始まる記念講演の成功のため、スピーチの練習に余念がない。
そんな彼のもとに、かつての愛人ジェーンが現れ
「二人のあいだには息子がいて、しかも今まさに父を探しにここに向かっている」という。
出世のかかったスピーチを目前にまさに人生の大ピンチ!
デーヴィッドがついた嘘は、やがて病院を巻き込んでの大騒動に!

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大内さんの客演は重たいものが多いので敬遠してることが多かったんですが、
タイトルに惹かれれてチェックしたら、これ。
以前観た上川さんと近江谷さんの舞台と同じ脚本だわ、と思って観てきました。

そちらのタイトルは「イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー」
親子同じ血が流れているというか、血は争えない、かえるのこはかえるということで
かわいいカエルのTシャツが販売されていたのだった。
パジャマ用に買った黒のXL、未だに着用してないぜ。
2004年だったのね。どれだけ寝かせてるんだか。

さて、珍しくコメディな大内さん。上川さんのやったデーヴィッドでした。
入ってすぐおんなじような部屋のセットに懐かしい気持ち、ちゃんと窓もある。
ひと足もふた足も早いクリスマスな雰囲気。季節先取り過ぎ。
前回観たのがパルコ劇場だったので、この狭さであれを?
と、思いましたが、狭い方がどたばた感があってよいですね。

最初、テンポがなじめなかったんですが、
まぁ、これは次にどんな台詞が来るってわかってて観てるから
ちょっと間が合わないような気がしちゃったのね、たぶん。
そのくせ、親子のこかーんな、あれなシーンまであっという間だったけど、
でもちょっとあれ頭がもうちょっと真ん中の方がそれらしく見えたのに。
(ちなみに上川さん版はここで休憩に入ったんだよなー)

それから、最後のおまけシーン。おまけっぽくて楽しくてかわいいんだけど
これ、映画であのラストだったらお得な気持ちなんだろうけど
舞台であれだと、カーテンコールっぽくなくて拍手したい気持ちが中途半端に途切れて
ちょっと残念な気がした。
上川さん版どうだったのか覚えてないんですけどね。
で、どうしても比べちゃうんですが
奥さんのキャラクターが、ラストのオチ的に勿体ない気がする。
恐妻な感じの奥さんだったので
あのラストは羽田さんのやったようなタイプの方が衝撃が大きかった。
でも、大内さんとのバランスはよかったんだよな。
というか、あの奥さんに振り回されてるっぽい大内さんがよかったのか。
逆に看護婦さんの色気というか、デーヴィッドに秋波送りまくるのよかったな。
上川さん版の江口のり子さんの無表情な感じもよかったけど、
こういうのもいいなと。
息子もかわいかったよ。はぱにすがる姿とか、無邪気すぎるだろ18歳。
ヒューバートもりりしかったよ。最後に彼女に腕を差し出すのかっこよかったよ。

ここ、すき。と思ったのが
愛人ジェーン役の稲野杏那ちゃんを大内さんが、抱きかかえてくりると反転着地させるとこ。
あと、警官が研修医のおじさんと判明する時の大内さんのまだるっこしさと
わかった時の反応、ものすごく、好き。いやー、笑った、笑った。
というかあの大内さん、すごくよかった。
杏那ちゃんの宙を睨むというか、考え込む時の表情好きなので
結構それ観られてよかったです。

上川さん版は、巻き込まれたヒューバートの近江谷さんがひどく気の毒な人で、
だんだん近江谷さんの方が主役なんじゃないの、これ? と思うくらいで、
でも、二人で戦っている感じがしたんだけど、
大内さん版は孤軍奮闘な感じだったかな。友でさえ味方じゃない。
もう汗だくで、慌てまくって、必死で取り繕って、無駄に動き回ってるデーヴィッド。
よかったですね。
あと、声。あの距離であの声聞けて贅沢した気がする。
よい声だったー。

あー、女装は
さだこチックでしたが、細い足首とズロース姿が見えたのが良かったかな。うん。

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